前場コメント No.6 石塚硝、スズキ、大豊建、太平洋セメ、ダイドリミ、住友不

2024/02/29(木) 11:32
★9:19  石塚硝子-急落 金融機関による売り出しを懸念か
 石塚硝子<5204.T>が急落。金融機関による保有株の売り出しが懸念されているもよう。

 29日付の日本経済新聞朝刊は、損害保険大手4社が約6.5兆円分の政策保有株を数年かけて全て売却することがわかったと報じた。顧客企業とのもたれ合いの象徴とされた政策株をゼロにする必要があると判断したとしている。

 同社について、直近の有価証券報告書では明治安田生命やみずほ銀行などの金融機関が大株主として記載されている。上位10位に損保は記載されていないが、このごろ金融機関による売り出しが増えていることもあり警戒売りが出ているようだ。

★9:29  スズキ-大和が目標株価を引き上げ 目先の株価は横ばい圏、本決算後に再上昇と想定
 スズキ<7269.T>が反発。大和証券では、目先の株価は横ばい圏、本決算後に再上昇と想定。投資判断は「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は6600円→7800円に引き上げた。

 営業利益は24/3期:4450億円(従来比▲50億円、会社計画は4300億円)、25/3期:4700億円(従来比±0億円)を予想。25/3期に向けては、小型車が低調、SUV が好調との流れは変わらないと想定している。なお、マルチ社が強みを持つ地方部・アリーナ店では、現在、SUVは「ブレッツァ」一車種の展開に留まっているという。中期的には、生産能力増強とともに、アリーナ店での小型SUVの展開強化がシェア上昇のトリガーとして期待できるとコメント。株価は本決算発表までは見極め機運が優勢で、本決算後に再び評価が高まっていく展開を想定している。

★9:29  大豊建設-続伸 南青山不動産が同社株を買い増し 保有割合は10.49%→11.61%
 大豊建設<1822.T>が続伸。同社について、南青山不動産が保有株を買い増した。2月28日受付分の大量保有報告書(5%ルール)で判明した。保有割合は10.49%→11.61%。

★9:34  太平洋セメント-大和が目標株価を引き上げ コストメリット等を背景に業績改善は続く
 太平洋セメント<5233.T>が続落。大和証券では、コストメリット等を背景に業績改善は続くと指摘。投資判断は「1(買い)」を継続、目標株価は3700円→3800円に引き上げた。

 大和では24/3期連結業績を売上高8960億円(前期比11%増)、営業利益600億円(同13倍)と前回予想を据え置いた。25/3期は増収増益を予想。国内セメント販売は2024年問題でドライバー不足による資材調達リスクを警戒して弱含みの状況が続くものの、首都圏再開発や能登半島地震発生に伴う復旧・復興を背景にセメント販売が一段と落ち込む可能性は限定的とみている。収益面では石炭価格の落ち着きによりコストメリットの顕在化が期待されるほか、米国セメント事業も引き続き堅調に推移すると考えている。

★9:34  ダイドーリミテッド-大幅高 ストラテジックキャピタルが同社株買い増し 保有割合20.62%→21.70%
 ダイドーリミテッド<3205.T>が大幅高。同社について、物言う株主として知られるストラテジックキャピタルが保有株を買い増した。2月28日受付分の大量保有報告書(5%ルール)で判明した。保有割合は20.62%→21.70%。

★9:42  住友不動産-MSMUFGが目標株価を引き上げ 強気のオフィス賃料交渉、政策保有株売却に期待
 住友不動産<8830.T>が反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では、強気のオフィス賃料交渉、政策保有株売却に期待。投資判断は「Overweight」を継続、目標株価を5000円から5200円に引き上げた。

 モルガン・スタンレーMUFGでは、新築ビルを含むオフィスのリーシングは順調に進捗しており、25/3期は空室率改善より賃料上昇を優先した契約改定に臨む期待があり、カタリストになると考えている。この他、政策保有株縮減が会社方針以上のペースで進むか否か、買収防衛策廃止のタイミングに注目している。


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