後場コメント No.4 ファーストA、さくら、DIC

2024/03/01(金) 15:01
★14:27  ファーストアカウンティング-大幅高 事業計画を更新 28年までに売上高100億円をめざす
 ファーストアカウンティング<5588.T>が大幅高。同社は29日に「事業計画及び成長可能性に関する事項」を更新したことを発表した。

 2月13日の通期決算発表時に今後の事業計画について「2028年までに売上高100億円を目指す」としていた。今回はこの時に発表した内容について具体的施策を出しながら説明している。更新された資料によると、売上高100億円に向けた新規分野の取り組みとして、コアビジネスであるAP Automationのしっかりした基盤を元に、より広いビジネスドメインへアプローチすることで目標を実現することを構想しているという。

 具体的には 企業間における基幹システム同士のデータコミュニケーションの取り組みについて、23年度から25年度にかけて製品開発を実施し26年度以降本格的な展開をめざす。また、これをベースにした、より幅広い企業間活動のプラットフォームを提供する取り組みについても24年度から26年度にかけて製品開発を実施し27年度以降本格的な展開をめざすとしている。

★14:31  さくらインターネット-一時ストップ高 生成AI向けクラウドサービス第1弾開始を引き続き材料視
 さくらインターネット<3778.T>が一時ストップ高。同社は2月28日、メディアプラットフォーム「note」において、生成AI向けクラウドサービス「高火力」の第一弾としてベアメタルシリーズ「高火力 PHY(ファイ)」の提供を1月31日から開始したと発表した。

 「高火力 PHY」は、「NVIDIA H100 Tensor コア GPU」をサーバー1台当たり8基搭載するなどにより、大規模言語モデルなどの生成AIを中心とした利用を想定した仕様としている。

 上記リリースは「note」へ28日15時7分に掲載され、これが好感されたことで翌29日は2.4%高で取引を終了。29日に同社コーポレートサイトにも「広報note記事」として公開されており、さらに幅広く投資家へ周知されたとみられる。きょうは前日以上に商いが活発となっており、後場は値幅上限まで買われる場面がみられた。

★14:34  DIC-4日ぶり反発 インドでコーティング用樹脂の試験室を開設
 DIC<4631.T>が4日ぶり反発。同社は1日、子会社であるDIC South Asia(インド・ムンバイ、以下DSA)とIDEAL CHEMI PLAST(インド・バドラプール、以下IDEAL)は、共同で自動車用塗料やインフラ建設に使用するコーティング用樹脂などの応用評価施設として「DIC South Asia Private Limited Application Lab」を24年2月に開設したと発表した。
 
 同施設はIDEALの管理する工業エリア内にDSAが設備を提供する形で共同運営し、オープンラボとして運用する。今後、顧客のオープンラボ来訪も想定し、さらなる顧客サービスの向上をめざすとしている。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 38,202.37 -632.73
TOPIX 2,706.43 -39.79
グロース250 654.89 -1.42
NYダウ 39,056.39 +172.13
ナスダック総合 16,302.76 -29.80
ドル/円 155.44 +0.94
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ