前場コメント No.5 三井不、山大、enish、アダストリア、花王、良品計画

2024/03/05(火) 11:31
★9:19  三井不動産-4日続伸 同社初となる米国物流施設事業に参画
 三井不動産<8801.T>が4日続伸。同社は4日、米国子会社の三井不動産アメリカを通じ、米国を代表する不動産開発・投資会社であるTishman Speyer(米国ニューヨーク、以下TS)と同社の出資上限額を5億ドル(約680億円)として、共同で物流施設開発などの事業推進を行う共同事業契約を2022年に締結し、2事業へ参画したと発表した。
 
 同社グループがこれまで国内外で培ってきた物流施設開発のノウハウと、TSが持つ米国における物流施設開発のノウハウを最大限生かし、同事業を推進していくとともに、今後もさらなる拡大をめざすとしている。

★9:33  山大-ストップ高買い気配 塩満 健一氏が大株主に浮上 保有割合は8.07%
 山大<7426.T>がストップ高買い気配。同社について、個人投資家の塩満 健一氏が大株主に浮上した。3月4日受付分の大量保有報告書(5%ルール)で判明した。保有割合は8.07%となっている。

★9:35  enish-急落 新株予約権で14.2億円調達 モバイルゲーム開発資金などに充当
 enish<3667.T>が急落。同社は4日、投資ファンドであるEVO FUND(ケイマン諸島)を割当予定先とする第三者割り当てによる第17回および第18回新株予約権(行使価額修正条項付)の発行を行うと発表した。

 割当日は3月21日。発行数は合計5万3000個(潜在株式数530万株)。当初行使価額は270円。下限行使価額は135円。差引手取概算額として14億2291万5000円を調達し、モバイルゲームの開発・運用資金などに充当する。発行済み株式総数に対する希薄化率は最大で24.6%となる。

★9:36  アダストリア-続落 2月度の既存店売上高11%増 前月比では伸び鈍化
 アダストリア<2685.T>が続落。同社は4日、2月度の国内既存店売上高は前年同月比10.6%増だったと発表した。前月比では4.1ポイント低下した。全店は同10.9%増で前月比では3.3ポイント低下した。

 初旬は気温低下で、冬物商品の消化が進み、中旬以降は気温の高い日が多く、春物の販売が好調に推移した。

★9:37  花王-大和が投資判断を引き上げ 値上げで国内良好、構造改革効果も期待
 花王<4452.T>が反発。大和証券では、値上げで国内良好、構造改革効果も期待。投資判断は「3(中立)」→「2(アウトパフォーム)」に引き上げ、目標株価は5590円→6570円に引き上げた。

 23年度実績は原発処理水影響による中国化粧品売上の下振れなどから会社業績見通しに届かなかったが、国内日用品売上、中でもファブリック&ホームケアは値上げや新製品投入などから良好であったと指摘。構造改革を遂行中で、「構造改革による利益改善効果」として24年度は180億円が、25年度以降には300億円(=追加で120億円)がそれぞれ見込まれているという。業績は漸く底を打ち、収益改善期待が醸成され易い局面にあると大和では判断している。


★9:44  良品計画-4日ぶり反落 2月既存店売上高8%増 2Qでは前年同期比4%減
 良品計画<7453.T>が4日ぶり反落。同社は4日、2月度の月次データを発表した。直営既存店+オンラインストアの売上高は前年同月比7.7%増、全店売上高は同15.0%増となった。

 衣服・雑貨、生活雑貨、食品いずれの部門も 前年実績を上回り、なかでも生活雑貨が高い伸長となった。
 
 なお、同社は3カ月ごとの成績も発表しており、今回は24.8期の折り返しとなるが、1Q(9-11月)の既存店+オンラインストアの売上高は前年同期比12.7%増となった一方、2Q(12-2月)では同4.1%減とマイナスとなった。上期(9-2月)では同4.4%増。株価は2Q期間の落ち込みを嫌気して、売りが優勢となっている。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 38,229.11 +155.13
TOPIX 2,728.21 +14.75
グロース250 650.23 -2.74
NYダウ 39,512.84 +125.08
ナスダック総合 16,340.87 -5.40
ドル/円 155.71 +0.21
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ