前場コメント No.8 デクセリアルス、メタプラネット、東京海上、カカクコム、日本新薬、ジーエル

2024/08/08(木) 11:30
★10:08  デクセリアルズ-急落 1Q営業益82%増 通期見通しは据え置き
 デクセリアルズ<4980.T>が急落。同社は7日、25.3期1Q(4-6月)の連結営業利益(IFRS)は97.7億円(前年同期比81.5%増)だったと発表した。市場コンセンサスは75.0億円。

 コンシューマーIT製品市場における前期のサプライチェーン上の在庫調整からの回復や、自動車向け事業が好調であったことから増収増益となった。

 なお、通期の見通しを据え置いたこともあり、株価は材料出尽くしによる売りが出ている。

★10:10  メタプラネット-ストップ高買い気配 ビットコイン10億円を購入へ
 メタプラネット<3350.T>がストップ高買い気配。同社は8日9時、総額10億円の資金を借り入れ、その全額をビットコインの購入に充当すると発表した。
 
 当該借入には利息が発生するものの、24.12期の同社連結業績への影響は軽微と予想するとしている。

★10:14  東京海上HD-岩井コスモが新規に「A」 EPSとDPSの成長に伴い株価が期待できる
 東京海上ホールディングス<8766.T>が3日続伸。岩井コスモ証券では、中期的な増益によるEPSとDPSの成長に伴い株価が期待できると判断。投資判断を新規「A」、目標株価を7000円でカバレッジを開始した。

 同社は2024~2026年度(25.3期~27.3期)までの中期経営計画の3年間では国内外の損害保険事業をけん引役として修正純利益の年平均7%以上(政策保有株式売却益を含むベースでは同15%以上)成長と自己株式取得を併せて修正EPS(1株当たり利益)の同8%以上(同16%以上)、修正ROE14%以上(同20%以上)をめざし、修正EPSとDPS(1株当り配当金)は損害保険会社としては世界トップクラスをめざしている。
 岩井コスモでは、中期的な増益によるEPS(1株当たり利益)と DPS(1株当り配当金)の成長に伴って株価が期待できる企業として同社に注目している。

★10:20  カカクコム-岩井コスモが目標株価引き上げ 利益成長を期待し易くなってきた
 カカクコム<2371.T>が3日続伸。岩井コスモ証券では、利益成長を期待し易くなってきたと判断。投資判断「A」を継続、目標株価を2300円→2500円と引き上げた。

 購買支援サイト「価格.com」の1Qの売上高は前年同期比8%増の56億円、営業利益が同11%増の29億円と増収増益。岩井コスモでは、新製品の減少、為替の変動による製品の値上がりなどの影響により「価格.com」事業は不振が続いていたが、利益成長の足かせになっていた同事業の売り上げが回復してきたことによって、同社の利益成長を期待し易くなってきたと指摘している。

★10:23  日本新薬-大幅反発 通期最終益を上方修正 1Qは17%増
 日本新薬<4516.T>が大幅反発。同社は7日、25.3期通期の連結純利益予想(IFRS)を従来の245億円から290億円(前期比12.2%増)に上方修正すると発表した。市場コンセンサスは257億円。

 肺動脈性肺高血圧症・慢性血栓塞栓性肺高血圧症治療剤「ウプトラビ」の海外売り上げに伴うロイヤリティ収入およびデュシェンヌ型筋ジストロフィー治療剤「ビルテプソ」の新製品群の売上収益が予想を上回った。米国連結子会社における繰延税金資産の回収可能性を検討し見積実効税率に反映させた結果、法人所得税費用が減少する見込みとなったことも寄与する。

 25.3期1Q(4-6月)の連結純利益は103億円(前年同期比17.3%増)だった。

★10:24  ジーエルサイエンス-大幅高 1Q営業益36%増 分析機器事業・半導体事業が堅調
 ジーエルサイエンス<7705.T>が大幅高。同社は7日、25.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は14.7億円(前年同期比36.3%増)だったと発表した。

 分析機器事業では、多くの分野で消耗品売上高が増加し、装置類も好調だった。半導体事業は生成AI分野の需要拡大により半導体市場は活況で、顧客からの先行発注もあり、受注残が増加したとしている。

 同日決算を発表した、同社連結子会社のテクノクオーツ<5217.T>も高い。


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