前場コメント No.6 トヨタ、東センチュリー、BUYSELL、トクヤマ、サインポスト、リンカーズ

2024/09/02(月) 11:31
★9:14  トヨタ-続伸 ドル円146円台へ円安進行 自動車株に買い
 トヨタ自動車<7203.T>が続伸。円安の進行が材料視されている。

 先週末8月30日の米国市場では7月米個人消費支出(PCE)価格指数(デフレーター)が前年比+2.5%と予想通りとなり、米10年債利回りが3.92%台まで上昇。これを受けて145円前後だったドル円相場は146円台に円安が進んでいる。
 
 先週末より円安方向に動いたことから、為替感応度の高い自動車株に買いが入っている。SUBARU<7270.T>、ホンダ<7267.T>、マツダ<7261.T>なども高い。

★9:22  東京センチュリー-SMBC日興が投資評価引き上げ ポートフォリオ変革へ進む
 東京センチュリー<8439.T>が大幅高。SMBC日興証券では、ポートフォリオ変革へ進むとし、投資評価は「2(中立)」→「1(アウトパフォーム)」に、目標株価を1550円→1900円へそれぞれ引き上げた。

 SMBC日興は、目標株価と現値のかい離を踏まえ投資評価を変更。目標株価変更の主因は、バリュエーション基準年度変更、ROE対比でのPBRの割安さとした。ファンダメンタルズとしては、「足し算」と「引き算」を組み合わせたポートフォリオトランスフォーメーションによるROEの向上、航空事業における良好な事業環境と、調達金利のピークアウトによるマージンの改善、大株主である伊藤忠やNTTとの豊富な事業機会に期待。同社株は米国金利低下局面で相対株価がアウトパフォームする傾向があると考えられ、これらが今後の株価パフォーマンスの追い風になるか注目としている。

★9:24  BuySellー東海東京が目標株価を引き上げ 業績苦戦からの脱却、再成長フェーズへ
 BuySell Technologies<7685.T>が反落。東海東京インテリジェンス・ラボでは、業績苦戦からの脱却、再成長フェーズを予想。投資判断は「Outperform」を継続、目標株価は5000円→8100円に引き上げた。

  東海東京では、24/12期上期の出張訪問件数は13.7万件(前年比13.0%増)となり、昨年の業績苦戦からの脱却が出来ていると考えている。7月度の出張訪問件数も同12.0%増と好調さを維持。前年は広域強盗による風評被害の発生、酷暑での出張訪問の需要鈍化等があったという。本年度は風評被害影響が剥落したこと、酷暑影響は前もって訪問アポイントメントを作成することに加え、一度訪問した顧客へ再訪を行うことで、需要鈍化を補っていると指摘。これは、一過性で終了するものではなく、得意とするKPI管理の精度向上も相俟って業績成長は続くと考えている。

★9:25  トクヤマー東海東京が目標株価を引き上げ セメント、化成品に加え電子先端材料の回復を見込む
 トクヤマ<4043.T>が続伸。東海東京インテリジェンス・ラボでは、セメント、化成品に加え電子先端材料の回復を見込む。投資判断は「Outperform」を継続、目標株価は3260円→3290円に引き上げた。

 東海東京では、25/3期の営業利益を前年比30.3%増の334億円と予想。数量増及びマージン改善効果による増益が主因とした。26/3期の営業利益は同21.3%増の405億円と予想。数量増による増益が主因。主なセグメント別営業利益は、化成品は前年比横ばいの135億円、セメントは同11億円増の95億円、電子先端材料は同35億円増の105億円、ライフサイエンスは同25億円増の115億円を予想している。

★9:33  サインポスト-急騰 第四北越銀行とビジネスマッチング契約締結
 サインポスト<3996.T>が急騰。同社は8月30日、第四北越フィナンシャルグループ<7327.T>傘下の第四北越銀行とともに、新潟県内の事業会社のDXを促進することを目的に、同行とビジネスマッチング契約を締結したと発表した。
 
 同社は第四北越銀行が提供する「DX宣言策定支援サービス」において、DX宣言書の作成を支援しているという。今回のビジネスマッチング契約は、DX宣言書を策定した企業が業務のDX化に対する想いを社内に共有した後を見据えたもので、同社が継続してDX伴走支援サービスとしてプロジェクト完遂までを一貫して支援することをねらったものだとしている。

★9:34  リンカーズ-4日ぶり反発 「Linkers for BANK」を千葉興業銀行が導入
 リンカーズ<5131.T>が4日ぶり反発。同社は8月30日、同社が提供する金融機関向けビジネスマッチングシステム「LFB(Linkers for BANK)」を千葉興業銀行<8337.T>に導入することが決定したと発表した。
 
 「Linkers for BANK」は、地域金融機関、よび事業会社が取り扱うビジネスマッチングを一元管理することでビジネスマッチングの効率化を図るとともに、案件情報の全体での共有とマッチングのノウハウなどのナレッジ共有を実現することによるマッチングの成約率向上に特化したサービスだという。
 
 今後は、「LFB」のネットワークを生かし、機関同士の連携(広域連携)の活性化にも注力していくとしている。


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