後場コメント No.3 DMG森精、日立、ディスコ、日産自、ダイフク、芝浦電子

2025/04/07(月) 15:30
★13:28  DMG森精機-SMBC日興が目標株価引き上げ 当面は需要が弱含むと予想
 DMG森精機<6141.T>が9日続落。SMBC日興証券では、当面は需要が弱含むと予想。投資評価は「2(中立)」を継続し、目標株価は2500円→2700円へ引き上げた。

 SMBC日興では、ドイツの財政出動の期待値を加味して、適用PERを従来11倍→14倍へ変更した。足元の株価は一時ドイツの財政出動期待で先行的に上昇したが、SMBC日興では25.12期欧州需要は弱含むとみて通期計画下振れを予想。26.12期にかけても循環的な業績回復にとどまるとみている。同社の株価が本格的に上昇するには、当初の中計目標で掲げた過去最高の営業利益率12%以上を安定的に創出できるビジビリティが重要としている。

★13:31  日立製作所-3日続落 インドの送配電事業者から変換所2基を受注
 日立製作所<6501.T>が3日続落。同社は7日、傘下の日立エナジーが、インドの重電メーカーであるバーラト・ヘビー・エレクトリカルズとのコンソーシアムにより、同国の送配電事業者であるラジャスタン・パートワン・パワー・トランスミッションから、HVDC変換所2基を受注したと発表した。
 
 同HVDC変換所は、同国の双極・双方向HVDC連系線向けだという。同HVDC連系線は、インド政府が掲げる、500ギガワットの再生可能エネルギー発電導入計画と地域間送電計画の一部として整備されるもので、完成後はインドの約6000万世帯分の需要に相当する電力を送電するとしている。

 なお、株価は軟調な地合いから売りが優勢となっている。

★13:45  ディスコ-大幅に3日続落 4Q個別売上高19%増 出荷額は3%減
 ディスコ<6146.T>が大幅に3日続落。同社は4日、25.3期4Q(1-3月)の個別売上高は速報値で1025億円(前年同期比18.5%増 前四半期比32.5%増)だったと発表した。市場との連動性が高い個別出荷額は766億円(前年同期比2.5%減 前四半期比15.7%減)となった。

 出荷額の減少や相場全体の下落を受け、同社株価も大幅な下落となっている。

★13:47  日産自動車-3日続落 米に生産一部移管 輸出回避、国内で減産=日経
 日産自動車<7201.T>が3日続落。6日付の日本経済新聞朝刊は、同社が今夏にも、米国向け主力車の国内生産を一部現地生産に切り替える検討に入ったと報じた。
 
 記事によると、生産を担う福岡県の工場で減産し、輸出を回避してトランプ米政権が発動した追加関税の影響を抑えるという。減産は一定規模になるもようで、中小のサプライヤーを中心に地域経済に影響が出る恐れもあるとしている。

★13:58  ダイフク-3日続落 27年のROE17%に上振れへ 現計画の13%から=日経
 ダイフク<6383.T>が3日続落。日本経済新聞電子版は7日5時、同社の27.12期の自己資本利益率(ROE)が17%程度になる見通しだと報じた。
 
 記事によると、同社の下代博社長が日本経済新聞の取材で、ROEは「17%近くまでいきそう」と明らかにしたという。同期までの現中期経営計画の13%から上振れする。全社の営業利益の4割ほどを稼ぐ半導体向けや、流通向けの搬送システムの受注などが好調に推移するとみるとしている。
 
 なお、株価は軟調な地合いから売りが優勢となっている。

★14:01  芝浦電子-大幅に4日続落 相場急落を受けTOB価格下回る トプコンやベースフードなども
 芝浦電子<6957.T>が大幅に4日続落。相互関税を巡る世界的な景気後退懸念により全面安となるなか、公開買い付け(TOB)の価格を下回る水準で推移している。

 同社については台湾の電子部品大手であるYAGEO Corpoprationが1株4300円でTOBを開始する予定となっているが、足元では4200円前後(前日終値は4350円)で推移。相場急落を受けた換金売りなどが出ているとみられる。TOB関連では同社のほか、トプコン<7732.T>(TOB価格3300円)や富士通ゼネラル<6755.T>(同2808円)、ベースフード<2936.T>(同688円)などもTOB価格を下回っている。


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