前場コメント No.8 スギHD、バリオセキュア、新光商、富士電機、JX金属、大栄環境

2025/04/21(月) 11:32
★10:22  スギHD-岩井コスモが目標株価引き上げ 今期は2ケタ増益の達成にも期待
 スギホールディングス<7649.T>が3日ぶり反発。岩井コスモ証券では、今期は早期のシナジー効果発現による2ケタ増益の達成にも期待。投資判断「A」を継続、目標株価を3050円→3500円と引き上げた。

 岩井コスモでは、今期業績予想を会社計画並みに引き上げた。従来はI&H社のグループ内への取り込みによるシナジー効果は、徐々に発現するとみていたが、早期にノウハウやリソースを注入する体制が整い始めたことで、想定よりも早めに利益貢献の可能性が出てきた。買収に伴うのれんの償却費用をこなし利益の押し上げ要因として期待できそうだと指摘。シナジー効果の早期の発現による成長期待が同社株の評価を高めると考えている。

★10:26  バリオセキュア-大幅に3日続伸 光通信が同社株買い増し 保有割合7.67%→8.74%
 バリオセキュア<4494.T>が大幅に3日続伸。同社について、光通信<9435.T>が保有株を買い増した。4月18日受付分の変更報告書(5%ルール)で判明した。保有割合は7.67%→8.74%となっている。

★10:27  新光商事-大幅に4日続伸 シティインデックスイレブンスが同社株買い増し 保有割合6.06%→7.15%
 新光商事<8141.T>が大幅に4日続伸。同社について、シティインデックスイレブンスが保有株を買い増した。4月18日受付分の変更報告書(5%ルール)で判明した。保有割合は6.06%→7.15%となっている。

★10:28  富士電機-MSMUFGが目標株価引き下げ 割安感はあるが我慢の時期が続く
 富士電機<6504.T>が続落。モルガン・スタンレーMUFG証券では、割安感はあるが我慢の時期が続くと判断。投資判断「Equal-weight」を継続、目標株価を8800円→6700円と引き下げた。

 MSMUFGでは、足元の株価はP/E(FY2)で過去平均値12.8倍の1標準偏差下を下回る10倍程度で取引されており、今後器具・FAの回復、データセンター関連売り上げの増加が期待されることを踏まえると割安感もあると指摘。しかし一方で、パワー半導体の2期連続減益への懸念から早期のマルチプル上昇は期待しにくいとみており、投資判断「Equal-weight」を継続した。

★10:29  JX金属-MSMUFGが新規「Equal-weight」 半導体材料の高成長率が魅力
 JX金属<5016.T>が3日ぶり反落。モルガン・スタンレーMUFG証券では、半導体スパッタリングターゲット材の高成長率が魅力と評価。投資判断は新規に「Equal-weight」とし、目標株価950円でカバレッジを開始した。

 MSMUFGでは、同社スパッタリングターゲット材販売数量は、半導体の微細化や多層化、チップレット化により、半導体市場を上回る成長を予想。また同社はFPC向けの圧延銅箔やDC向けのチタン銅など、グローバルシェアの高い製品を多く有する点も魅力と評価した。一方、現状の同社は銅鉱山への出資、銅製錬事業を行う基礎材料事業のウエイトが最も高いと指摘。米中貿易問題激化により、グローバルの景況感見通しに不透明感が高まっており、ベースメタル市況に強気にはなれないとしている。

★10:41  JX金属-野村が新規に「Neutral」でカバレッジを開始 ターゲットが成長を牽引
 JX金属<5016.T>が3日ぶり反落。野村証券では、ターゲットが成長を牽引と指摘。投資評価は新規に「Neutral」でカバレッジを開始し、目標株価は800円に設定した。

 野村では、半導体は微細化・多層化によって金属配線層が増加することから、配線形成に用いられるターゲットは中期的な成長が見込める材料であると考えている。一方、短期的には米国政府の関税政策によりスマートフォンやPCなどの最終需要への懸念が生じている状況であると指摘。26.3期の全社営業利益は前期比5%減の925億円を予想している。半導体材料は増益を見込むが、情報通信材料はスマートフォン用FPC向けで圧延銅箔の販売が伸び悩み、基礎材料は銅精鉱の買鉱条件であるTC/RCの悪化と円高による減益を見込んでいる。

★10:47  大栄環境-底堅い 新会社「宮古島エコサービス」を設立
 大栄環境<9336.T>が底堅い。同社は18日、2025年5月1日付で、沖縄県宮古島地域において廃棄物処理・資源循環事業を展開するため、新会社「宮古島エコサービス」を設立すると発表した。
 
 沖縄県宮古島地域においては、近年、観光産業の成長により廃棄物発生量が増加しており、持続可能な処理体制の整備が課題となっているという。このような状況を解決すべく、宮古島市に産業廃棄物の中間処理施設を整備する準備を現在進めており、今回設立する「宮古島エコサービス」がその役割を担う考えだとしている。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 36,861.14 +30.45
TOPIX 2,701.49 +13.71
グロース250 681.17 +1.47
NYダウ 40,829.00 -389.83
ナスダック総合 17,689.66 -154.58
ドル/円 143.12 +0.71
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ