前場コメント No.5 ミンカブ、丸紅、第一三共、エラン、ソニーG、共同紙

2025/05/07(水) 11:30
★9:10  ミンカブ-3日ぶり反落 非開示だった前期最終損益は赤字拡大見込む 事業方針転換で特損計上
 ミンカブ・ジ・インフォノイド<4436.T>が3日ぶり反落。同社は2日、非開示としていた25.3期通期の連結純利損益予想を55.6億円(前の期は11.8億円の赤字)にすると発表した。

 事業方針の転換に伴い、各種事業・サービスの撤退、終了などに伴う事業整理損失、各種減損処理、ならびに投資有価証券の評価損など34億4600万円の特別損失を、25.3期4Qにおいて計上予定であることを踏まえた。

★9:13  丸紅-大幅続伸 バフェット氏「商社株投資は超長期」と伝わる
 丸紅<8002.T>が大幅続伸。米著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハザウェイが3日に、株主総会を開いたことが材料視されているもよう。
 
 3日22時18分の日本経済新聞電子版報道によれば、2019年から徐々に買い増してきた日本の商社株については「超長期の投資だ」と述べ、希少な投資機会を発掘できた事例として「我々の好みにぴったりだ」と語ったとしている。また、バフェット氏はバークシャーの最高経営責任者(CEO)を2025年末に退任することも表明した。

 なお、バフェット氏の投資意向を受け、退任後の売却リスクが後退したことで商社株は買われているようだ。三菱商事<8058.T>、住友商事<8053.T>、伊藤忠商事<8001.T>、三井物産<8031.T>も高い。

★9:16  第一三共-大幅安 トランプ米大統領が医薬品関税「2週間内に発表」 と表明
 第一三共<4568.T>が大幅安。トランプ米大統領が5日(米国時間)、ホワイトハウスで記者団に対し、輸入医薬品への追加関税について「今後2週間以内に発表する」と表明したことが材料。

 発表を受けて、6日の米国市場では製薬関連に売りが出た。7日の東京市場においても、米国に輸出する医薬品などへの影響を懸念した売りが同社はじめ製薬関連に出ている。協和キリン<4151.T>、大塚ホールディングス<4578.T>なども安い。

★9:28  エラン-5日ぶり大幅反落 1Q営業益12%増も利益確定の売り
 エラン<6099.T>が5日ぶり大幅反落。同社は2日、25.12期1Q(1-3月)の連結営業利益は11.9億円(前年同期比12.1%増)だったと発表した。市場コンセンサスは10.0億円。

 1Q累計期間の新規契約の施設数は57施設、解約施設数は38施設となり、1Q末のCSセット導入施設数は、前期末より19施設増加し2589施設となったとしている。

 なお、株価は、決算発表前に期待買いが入っていたことから、利益確定の売りが優勢となっている。

★9:31  ソニーG-大幅反落 GTA最新作の発売延期を嫌気か
 ソニーグループ<6758.T>が大幅反落。ゲーム制作会社のロックスターゲームスが2日に、アクションゲーム「グランド・セフト・オートVI(GTA6)」を2026年5月26日に発売する予定と発表したことが嫌気されているもよう。

 ロックスターゲームスは公式ホームページ上で、期待に応えるクオリティを届けるために時間が必要とコメントした。同作品はPlayStation 5、Xbox Series X向けに開発されており、従来は2025年秋の発売予定だった。人気シリーズの発売延期を受け、同社株価には業績への影響を懸念した売りが出ているようだ。

★9:46  共同紙販HD-5日ぶり反落 前期営業損益を下方修正 一転赤字へ
 共同紙販ホールディングス<9849.T>が5日ぶり反落。同社は2日、25.3期通期の連結営業損益予想を従来の2000万円の黒字から1000万円の赤字(前の期は9400万円の黒字)に下方修正すると発表した。

 販管費の削減に取り組んだが、仕入れ価格の上昇による売上総利益の減少を補えきれなかったとしている。


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