前場コメント No.3 電通総研、関西電、ロードスター、ANA、大塚商、理ビタミン

2025/05/01(木) 11:31
★9:04  電通総研-売り気配 1Q最終益0.2%減 前年の特別利益計上の反動など響く
 電通総研<4812.T>が売り気配。同社は4月30日、25.12期1Q(1-3月)の連結純利益は41.1(前年同期比0.2%減)だったと発表した。

 人員増に伴う人件費の増加、技術者の営業サポート工数の増加、ミツエーリンクスの子会社化によるのれん償却費の増加など、販管費が増加した。前年に投資有価証券売却益を特別利益に計上した影響もあり、小幅な最終減益となった。

★9:04  関西電力-売り気配 今期最終益30%減見込む 前期は4.9%減
 関西電力<9503.T>が売り気配。同社は4月30日、26.3期通期の連結純利益予想を2950億円(前期比29.8%減)に、年間配当予想を60円(前期は60円)にすると発表した。市場コンセンサスは2935億円。

 エネルギー事業における原子力利用率の低下や、送配電事業におけるエリア需要の減少に加えて、インフレ影響なども受けた諸経費の増加などにより減収減益を見込む。想定為替レートは1米ドル=150円。

 25.3期通期の連結純利益は4204億円(前の期比4.9%減)だった。他社購入電力料が増加したことなどからエネルギー事業で大幅減益となったことなどが響いた。


★9:04  ロードスター-大幅続伸 1Q経常益2.2倍 都内ホテル売却による売り上げ計上など寄与
 ロードスターキャピタル<3482.T>が大幅続伸。同社は4月30日、25.12期1Q(1-3月)の連結経常利益は53.4億円(前年同期比2.2倍)だったと発表した。

 不動産投資事業において東京都内のホテル1物件を売却したことや、不動産賃貸事業で新たに東京都内のオフィスビルなど3棟を取得したことなどが寄与した。

★9:05  ANAHD-3日ぶり反落 今期営業益6%減見込む 前期は5%減
 ANAホールディングス<9202.T>が3日ぶり反落。同社は4月30日、26.3期通期の連結営業利益予想を1850億円(前期比5.9%減)に、年間配当予想を60円(前期は60円)にすると発表した。市場コンセンサスは1911億円。

 前提為替レートは1米ドル150円、航空燃油費の一指標であるドバイ原油の市場価格を1バレルあたり75米ドル、シンガポール・ケロシンを1バレルあたり90米ドルとした。

 25.3期通期の連結営業利益は1966億円(前の期比5.4%減)だった。運航規模の拡大に伴う整備機会の増加や人財への投資を進めたことなどにより費用が増加したことが響いた。

 併せて、従来予想で50円としてきた25.3期の期末配当を60円(前期は50円)に決定したことも発表した。年間配当も同額となる。

 併せて、第1回社債型種類株式に係る発行登録を行うことも発表した。発行予定期間は発行登録の効力発生予定日から2年を経過する日まで(2025年5月9日~2027年5月8日)で、発行予定額は2000億円を上限とする。調達資金の使途は設備投資資金、借入金返済資金、社債償還資金、投融資資金および運転資金などに充当する予定としている。

★9:05  大塚商会-売り気配 1Q営業益23%増もコンセンス下回る
 大塚商会<4768.T>が売り気配。同社は4月30日、25.12期1Q(1-3月)の連結営業利益は212億円(前年同期比22.8%増)だったと発表した。市場コンセンサスは217億円。

 システムインテグレーション事業、サービス&サポート事業がいずれも増収となり、販管費の増加を吸収したとしている。

 なお、株価はコンセンサス予想を下回る結果となったことで、売りが優勢となっている。

★9:05  理研ビタミン-3日続伸 100万株・20億円を上限に自社株買い 割合3.34%
 理研ビタミン<4526.T>が3日続伸。同社は4月30日、100万株・20億円を上限とする自己株式の取得を行うと発表した。取得日は2025年5月26日~26年3月24日。上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は3.34%。


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