前場コメント No.5 東宝、リコー、M&A総研H、三菱UFJ、コクヨ、三菱倉

2025/05/01(木) 11:31
★9:08  東宝ー東海東京が目標株価を引き上げ 26/2期計画は保守的、アニメ主軸の持続的成長を予想
 東宝<9602.T>が大幅反落。東海東京インテリジェンス・ラボでは、26/2期計画は保守的、アニメ主軸の持続的成長を予想。投資判断は「Outperform」を継続し、目標株価は7340円→8650円に引き上げた。

 東海東京では、26/2期の会社の営業利益計画570億円は保守的と判断し、672億円と予想している(従来予想からの大きな変更なし)。27/2期は、TV放送のアニメラインアップは26/2期比で劣後と想定も、配信権収入や版権収入は好調維持を予想し、映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」、「ハイキュー」、「鬼滅の刃」の続編、新海誠監督の新作など、映画では強力なラインアップを期待、営業増益を予想。28/2期も、有力コミック原作のアニメ主幹事を順調に獲得し、アニメ関連事業の続伸を想定、営業増益を予想している。

★9:09  リコー-大和が投資判断を引き下げ 構造改革効果に期待もやや目線は流動的
 リコー<7752.T>が大幅反落。大和証券では、構造改革効果に期待もやや目線は流動的と指摘。投資判断は「2(アウトパフォーム)」→「3(中立)」に引き下げ、目標株価は1200円→1550円に引き上げた。

 大和では、25/3期:売上高2兆5100億円(YoY+7%)/営業利益600億円(同-3%)、26/3期:同2兆5450億円(YoY+1%)/1025億円(同+71%)と予想。企業価値向上プロジェクトによる効果(26/3期+520億円)を見込むものの、OP欧米での競争激化等による収益性の悪化もあり、現行中計(24/3-26/3)における営業利益目標26/3期:1300億円の達成のハードルは高いと判断している。総還元性向50%を現行中計の株主還元方針としており、業績改善となれば還元額も増加が見込めると考えている。

★9:09  M&A総研HD-もみ合い 通期営業益を下方修正 上期は50%減
 M&A総研ホールディングス<9552.T>がもみ合い。同社は4月30日に、25.9期通期の連結営業利益予想を従来の104.0億円から57.3億円(前期比31.8%減)に下方修正すると発表した。市場コンセンサスは101.6億円。

 コンサルティング事業は計画どおりに進ちょくしている一方で、M&A仲介事業においては、案件の進行過程におけるブレイク数が増加している影響で成約件数が当初想定を下回り、低調に推移している。期初より生産性向上に向けた各種施策を展開しているが、施策の効果が顕在化するまでには一定の時間を要する見込みであるこtから、業績予想を修正することとした。

 25.9期上期(10-3月)の連結営業利益は24.8億円(前年同期比49.8%減)だった。M&A仲介セグメントが、減益となった。その他セグメントの赤字が拡大したことも響いた。

 併せて、配当方針の変更も発表した。配当性向10%を配当金の基準とし、安定的に配当を継続することを配当方針とし、25.9期から適用する。

★9:10  M&A総研HD-もみ合い 750万株・75億円を上限に自社株買い 割合12.81%
 M&A総研ホールディングス<9552.T>がもみ合い。同社は4月30日、750万株・75億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2025年5月1日~2025年9月30日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は12.81%となる。

★9:10  三菱UFJ-6日続伸 前期最終益と期末配当予想を上方修正 大口の与信関係費用の戻り入れなどが寄与
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>が6日続伸。同社は4月30日に、25.3期通期の連結純損益(IFRS)予想を従来の1兆7500億円から1兆8600億円(前の期比24.8%増)に上方修正すると発表した。市場コンセンサスは1兆9023億円。

 大口の与信関係費用の戻り入れや持分法適用関連会社であるMorgan Stanleyの業績好調が寄与する。

 併せて、25.3期の期末配当予想を35円→39円(前期は20.5円)に修正することも発表した。年間配当は60円→64円(前期は41円)となる。

★9:10  コクヨ-大和が目標株価を引き上げ 1Q実績はファニチャー事業中心に会社想定上振れ
 コクヨ<7984.T>が続伸。大和証券では、1Q実績はファニチャー事業中心に会社想定上振れと指摘。投資判断は「2(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は2700円→3300円に引き上げた。

 大和では、25/12期営業利益を250億円(従来245億円)へ若干修正した。会社予想は240億円。1Q実績を考慮すると会社計画は上振れ余地があるとみている。また、国内ファニチャーが製品値上げやリニューアル需要等で好調である点を織り込んだ。

★9:12  三菱倉庫-6日続伸 今期営業益1.5%減見込むも自社株買いを好感
 三菱倉庫<9301.T>が6日続伸。同社は4月30日、26.3期通期の連結営業利益予想を200.0億円(前期比1.5%減)に、年間配当予想を36円にすると発表した。

 物流事業は配送センター業務拡大などで増益を見込む一方、不動産事業は減益を見込んでいる。作業運送委託費や経費の増加も響く。

 25.3期通期の連結営業利益は203.1億円(前の期比7.2%増)だった。不動産事業が、マンション販売事業における利益率向上もあり、増益となったことが寄与した。

 株価は併せて発表した自社株買いが好感され買いが入っている。

★9:12  三菱倉庫-6日続伸 3300万株・200億円を上限に自社株買い 消却も発表
 三菱倉庫<9301.T>が6日続伸。同社は4月30日、3300万株・200億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2025年5月1日~2026年3月19日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は9.2%となる。

 併せて、上記取得した自己株式全数を消却することも発表した。消却予定日は2026年3月31日。


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