前場コメント No.10 やまみ、visumo、ispace、ファイズHD、ニコン、牧野フ

2025/05/09(金) 11:33
★10:14  やまみ-急騰 3Q累計営業益25%減も計画に対する進ちょくは良好
 やまみ<2820.T>が急騰。同社は8日、25.6期3Q累計(7-3月)の営業利益は13.3億円(前年同期比25.3%減)だったと発表した。売上高は158.8億円(同10.4%増)だった。通期計画に対する進ちょく率は82.9%。

 原材料価格の増加、エネルギー価格の高止まりから製造原価が上昇したことが響いた。

 なお株価は、増収や通期計画に対する良好な進ちょくが好感され、買いが優勢となっている。

★10:17  visumo-急落 今期営業益6%増見込む 前期は4.3倍
 visumo<303A.T>が急落。同社は8日、26.3期通期の営業利益予想を8500万円(前期比6.3%増)にすると発表した。

 新規顧客の拡大および既存顧客のARPU(1ユーザーあたりの平均収益)向上により増収増益を見込む。引き続き製品開発および人材獲得への投資を行うとしている。

 25.3期通期の連結営業利益は7900万円(前の期比4.3倍)だった。新規顧客の拡大、既存顧客のARPU向上に加え、おおむね計画通りのコストコントロールを行ったことが寄与した。

 なお、今期の利益成長率が鈍化する見通しとなったことを受け、株価は売りが優勢となっている。

★10:18  ispace-続伸 高砂熱学と月面でのサーマルマイニング技術実証に向けた計画検討に関する覚書締結
 ispace<9348.T>が続伸。同社は9日10時に、高高砂熱学工業<1969.T>と、将来の月面環境における水採取技術(以下、サーマルマイニング技術)の月面実証に向けた計画検討に関する覚書を締結したと発表した。

 この覚書は、最終的には高砂熱学工業が研究開発を進めるサーマルマイニング技術を、同社が開発する月面探査車に搭載し、将来的な月面での水資源の採掘を技術的に実証することを目標とした共同技術開発に向けた検討を行うものだとしている。

★10:21  ファイズHD-急騰 今期営業益23%増見込む 前期は11%増
 ファイズホールディングス<9325.T>が急騰。同社は8日、26.3期通期の連結営業利益予想を18.0億円(前期比22.9%増)に、年間配当予想を30円(前期は26円)にすると発表した。

 オペレーションサービスでは、青梅事業所の早期安定稼働化に取り組む。大手ネット通販会社向けなど既存の受託業務では、顧客企業の期待に応えるべく、生産性向上に向けた現場改善活動の強化や、労務管理の効率化などを進めるとしている。

 25.3期通期の連結営業利益は14.7億円(前の期比11.0%増)だった。物流センターの運営受託事業では、大手ネット通販会社向け物流センター、流通業向け物流センター、配送デポ(配送センター)など、既存の受託案件が堅調に推移。輸配送の領域で、利用運送である配車プラットフォームサービス事業の取引社数が増加したほか、実運送の受託が拡大したことも寄与した。


★10:29  ニコン-もみ合い 今期最終益4.9倍見込む 前期は81%減
 ニコン<7731.T>がもみ合い。同社は8日、26.3期通期の連結純利益予想(IFRS)を300億円(前期比4.9倍)に、年間配当予想を50円(前期は50円)にすると発表した。市場コンセンサスは289億円。

 デジタルカメラ市場の堅調推移や、AI関連半導体が引き続き好調に推移すること、半導体関連分野全体としては下期以降の回復を見込むことなどにより増益の計画。

 25.3期通期の連結純利益は61億円(前の期比81.2%減)だった。会社計画は45億円。映像事業、精機事業における減損損失の計上や、コンポーネント事業の減益、デジタルマニュファクチャリング事業における先行投資などにより最終減益となった。一方、決算手続きの過程で連結子会社の税金費用の見積もり額が変更となったことから従来予想を上回った。

★10:32  牧野フライス製作所-下げ幅縮小 対抗TOB提案の最終化に向けて引き続き取り組むと発表
 牧野フライス製作所<6135.T>が下げ幅縮小。同社は9日10時15分、ニデック<6594.T>が同社へのTOB(株式公開買い付け)が撤回されたことを受け、買収防衛策として導入した新株予約権の無償割り当ての発動を中止し、同防衛策を廃止すると発表した。

 なお、同社はニデックのTOBに対する競合提案に係る初期的な意向表明書を提出した第三者との間で、競合提案に係る法的拘束力のある最終的な意向表明書の受領に向けて協議を行っており、競合提案の最終化その他の同社の企業価値および株主共同の利益の最大化に向けた取り組みを進めており、今後、開示すべき事項が発生した場合には、速やかに開示するとしている。

 株価は対抗TOBへの期待から下げ幅を縮めており、9時33分に付けた安値8790円から9570円まで下げ幅を縮めている。


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