前場コメント No.7 ヨネックス、くすり窓、新明和、ROXX、ファナック、三菱UFJ

2025/05/28(水) 11:30
★10:12  ヨネックス-SMBC日興が目標株価引き上げ 海外成長の加速に期待
 ヨネックス<7906.T>が急騰。SMBC日興証券では、海外成長の加速に期待。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価を2700円→3000円に引き上げた。

 SMBC日興では、同社の注目点は改めて売上成長率の強さであると考えており、25.3期は株式市場の期待を上回る成長となった年度であったとコメントした。パリ五輪という一大イベントもあったが、主力の日本、中国では現地通貨ベースで二桁増収と、同社ブランドの強いモメンタムが確認されたことを評価。また、各地域に根ざした積極的な販促が奏功したことで、同社のマーケティング施策に対し、今後も成長の蓋然性が高まったとみている。いずれの競技でも高い知名度を生かし、海外成長の加速に期待としている。

★10:16  くすりの窓口-3日続伸 イオン東北と連携し「処方せん受付機」と「お薬専用ロッカー」を店舗へ設置
 くすりの窓口<5592.T>が3日続伸。同社は28日10時に、イオン<8267.T>傘下のイオン東北と連携し、同社が製造・販売する「処方せん受付機」と「お薬専用ロッカー」をイオン仙台一番町店の店舗に設置し、同店舗を訪れる人が薬局へ出向かず、オンライン上で服薬指導を受けることで併設の「お薬専用ロッカー」から薬が受け取れるサービスを開始したと発表した。

 従来は、患者が医療機関で受診後に医師が処方した薬を受け取るには、処方せんを調剤薬局に持参する必要があった。この処方せん受付機を導入することで、処方せんを処方せん受付機で読み取って薬局に送信し、当該薬局の薬剤師からのオンライン服薬指導を受けることで、当該薬局に出向かずに調剤された薬を「お薬専用ロッカー」などで受け取ることができるという。
 これにより、薬局までの移動時間や局内での薬の受け取りに費やしていた時間を短縮することが可能になるとしている。

★10:19  新明和工業-続伸 レシップと「廃棄物収集業務効率化システム」の実証実験開始
 新明和工業<7224.T>が続伸。同社は28日に、レシップホールディングス<7213.T>傘下のレシップと、2024年5月から共同開発を行っている「廃棄物収集業務効率化システム」について、実稼働中の塵芥車を用いた実証実験を開始したと発表した。

 2社では、このシステムを2030年までに塵芥車5000台に導入する目標を共有し、開発に取り組んでいるという。
 これに向けて、2025年内に一連のサービスが提供できるよう、実証実験において新システムの検証を行うとともに、塵芥車からの積載量や架装装置の稼働情報の取得、およびこれらのデータ管理機能等を付加したサービスの開発を推し進めるとしている。

★10:23  ROXX-底堅い 「Zキャリア AI面接官」が採用管理システム「sonar ATS」とAPI連携開始
 ROXX<241A.T>が底堅い。同社は28日10時、同社が提供する採用支援サービス「Zキャリア AI面接官」が、Thinkings(東京都中央区)が提供する採用管理システム「sonar ATS」とのAPI連携を開始したと発表した。
 
 今回のAPI連携により、「Zキャリア AI面接官」と「sonar ATS」の間で選考ステータスが自動で連携し、AI面接の実施から採用担当者による選考評価までがワンストップで可能になるという。「sonar ATS」上で面接動画の確認ができるため、採用担当者はシステムをまたぐことなく、シームレスに選考業務を進めることが可能だとしている。

★10:25  ファナック-SMBC日興が投資評価引き下げ 株価のボラティリティが高まった
 ファナック<6954.T>が4日ぶり反落。SMBC日興証券では、株価のボラティリティが高まったと判断。投資評価を「1(アウトパフォーム)」→「2(中立)」、目標株価を5200円→4000円に引き下げた。

 SMBC日興では従来、同社のPBRは過去最低水準であることからさらなる株価のダウンサイドリスクは限定的であり需要回復を待てるFA銘柄として投資評価「1」としてきた。
 しかし、1.輸出企業であるなか機械セクター内で相対的に米国相互関税影響が大きい可能性が高いこと、2.新年度会社計画や米国相互関税影響は非開示であること、3.そのうえで同社の株価はすでに米国相互関税発動前の水準に近づきつつあること、の3点で株価のボラティリティは従来よりも高まると考えている。業績や株価の不透明感は同業他社よりも強くセクター内相対評価に基づき投資評価「2」へ引き下げるとした。

★10:33  三菱UFJ-もみ合い 家計簿アプリ運営のマネーツリー買収へ
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>がもみ合い。同社は27日、家計簿アプリを運営するマネーツリー(東京都港区)の株式譲渡に向けた基本合意を発表した。

 今後、同社傘下の三菱UFJ銀行およびウェルスナビ、マネーツリーは、基本合意書の規定に基づき最終契約の締結およびマネーツリーのすべての株式譲渡の実行をめざして協議・検討を進める。28日付の日本経済新聞朝刊によれば、買収額は非開示だが、100億円超とみられるとしている。


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