後場コメント No.5 ココナラ、日清食HD、KADOKAWA、タキヒヨー、豊通商、テレ東HD

2025/05/28(水) 15:32
★14:21  ココナラ-3日ぶり反落 「ココナラアシスト」がサービス開始から約1年半で累計取引数500件突破
 ココナラ<4176.T>が3日ぶり反落。同社は28日14時、同社が運営するアシスタント人材の紹介サービス「ココナラアシスト」において、2023年10月のサービス開始から約1年半で累計取引数が500件を突破したと発表した。
 
 「ココナラアシスト」は、月40時間・月額8万円から利用可能で、法人向けにさまざまな分野のスキルを持つ優秀なアシスタントがビジネスサポートを提供するサービスだという。企業との契約は同社が主体となり、最適な人材の提案から面談、契約後のフォローアップまで一貫して対応。業務委託の導入が初めての企業でも安心して利用できる環境を整えているとしている。
 
 なお、株価への好影響は限定的となっている。

★14:23  日清食品HD-みずほが目標株価を引き上げ 26/3期下期米国回復局面入りに注目
 日清食品ホールディングス<2897.T>が小幅高。みずほ証券は、26/3期下期米国回復局面入りに注目。投資判断は「買い」を継続し、目標株価は4400円→4700円に引き上げた。

 みずほでは、25/3期4Q決算後の個別取材およびトップミーティングを踏まえ、業績予想を見直した。26/3期および27/3期の既存事業コアOPは概ね据え置き。26/3期は一部大手小売向けの売上減少の影響が残る米国の上期停滞見通しもあり、前期並みにとどまる見通し。みずほでは米国即席麺市場の中期数量CAGRは1桁台前半%と予想。商品の配送効率向上や新エリアの市場開拓にもつながる米国市への投資をポジティブに評価している。

★14:32  KADOKAWA-岩井コスモが目標株価引き上げ ゲームIPの展開拡大に注目
 KADOKAWA<9468.T>が反落。岩井コスモ証券では、ゲームIPの展開拡大に注目。投資判断「A」を継続、目標株価を4100円→4400円と引き上げた。

 岩井コスモは、1.ゲーム事業において、パイプラインの拡大やゲームIPの展開拡大が順調に進められていること。2.アニメスタジオの取り込みなどの体制強化が進み、提供ができるアニメの本数が増加していること。3.海外売り上げの成長継続が見込めること。4.ZEN大学・R高の新規開校により、教育・Edtech事業でも成長が見込めること。以上4点に注目や評価をしている。ゲーム事業の業績貢献によって隠れているが、他の事業でも成長が見込める要素が多いことが好印象だと指摘している。

★14:37  タキヒヨー-反発 30万株の自己株消却へ 割合3.3%
 タキヒヨー<9982.T>が反発。同社は28日14時30分、30万株の自己株式を消却すると発表した。消却予定日は6月25日。消却前の発行済み株式総数に対する割合は3.3%となる。

★14:48  豊田通商-野村が目標株価引き上げ バリュエーションは見直しが進もう
 豊田通商<8015.T>が続伸。野村証券では、株主還元方針の拡充もあってバリュエーションは見直しが進むと判断。投資判断「Buy」を継続、目標株価を4270円→4550円と引き上げた。

 野村では、25.3期決算で総株主還元性向40%以上を早期にめざす方針に変更したことで、株価は上昇したが引き続きバリュエーションの改善余地は大きいと考えている。
 同社は資源分野の利益構成比が小さいこともあり、他商社比で業績のボラティリティが低いことに加え、相対的に高い利益成長を実現してきたことから、過去はPERなどバリュエーションはセクター内でもプレミアム評価されていた。一方で、近年は他商社が株主還元を拡充する中で、株主還元方針が見劣りすることを主因にバリュエーションはディスカウント評価が定着していた。
 足元でも26.3期予想PERは9倍とセクター平均の11倍を下回っており、他商社との株主還元の格差縮小を背景にバリュエーションの見直しが進むと考えている。

★14:51  テレビ東京HD-野村が目標株価引き上げ テーマパーク開業後の動向に注目
 テレビ東京ホールディングス<9413.T>が続伸。野村証券では、テーマパーク開業後の動向に注目。投資判断「Buy」を継続、目標株価を4170円→4550円と引き上げた。

 足元ではアニメ制作現場の労働環境改善のための費用が増加し、アニメ・配信事業の収益性が低下している。一方、26年にはフランスのテーマパークに「NARUTO」エリアが開業予定と、同社のアニメ事業は海外を中心に売り上げ拡大を見込む。
 当該事業による開業後の業績貢献は小さいと野村では考えるが、「NARUTO」の海外でのさらなる認知度向上や今後の事業拡大につながる事例と考える。野村予想には十分に織り込めていないが、人員拡充に伴う中期での「BLEACH」や「銀魂」など他作品の売り上げ拡大余地や、海外でのイベントやテーマパーク向け事業のさらなる展開が中長期の注目点になろうと指摘している。


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