前場コメント No.9 山九、住友電、大日印、巴コーポ、西松建、ＪＣＲファーマ
★10:25 山九－ＳＭＢＣ日興が目標株価を引き上げ 物流の収益性改善と資本政策で成長軌道へ回帰することに期待
山九<9065.T>が反発。ＳＭＢＣ日興証券では、物流の収益性改善と資本政策で成長軌道へ回帰することに期待。投資評価は「1（アウトパフォーム）」を継続し、目標株価は7700円→8800円に引き上げた。
ＳＭＢＣ日興では、26/3期は物流事業で中国現法を中心としたコスト削減、適正料金収受による増益を予想するが、機工事業でシャットダウンメンテナンスがマイナー年となる影響で工事量が減少し、前期比で減益を予想している。31/3期の最適自己資本額2700億円に向け、次期中計でも高水準の株主還元が続くと見ており、資本政策を高く評価している。
山九<9065.T>が反発。ＳＭＢＣ日興証券では、物流の収益性改善と資本政策で成長軌道へ回帰することに期待。投資評価は「1（アウトパフォーム）」を継続し、目標株価は7700円→8800円に引き上げた。
ＳＭＢＣ日興では、26/3期は物流事業で中国現法を中心としたコスト削減、適正料金収受による増益を予想するが、機工事業でシャットダウンメンテナンスがマイナー年となる影響で工事量が減少し、前期比で減益を予想している。31/3期の最適自己資本額2700億円に向け、次期中計でも高水準の株主還元が続くと見ており、資本政策を高く評価している。
★10:25 住友電気工業－ＳＭＢＣ日興が目標株価を引き上げ 関税リスクを考慮しても投資魅力が高い
住友電気工業<5802.T>が小幅安。ＳＭＢＣ日興証券では、関税リスクを考慮しても投資魅力が高いと指摘。投資評価は「1（アウトパフォーム）」を継続し、目標株価は3680円→3800円に引き上げた。
ＳＭＢＣ日興では、26/3期は会社計画の超過着地を予想している。一方、AI DC市場の技術革新は追い風と指摘。高出力を武器に世界トップシェアのCW-LDが全社を牽引するとみている。NVIDIAは次世代の配線技術Co-Packaged Opticsに関して、パートナーに選定。光IC接続部品とCW-LD等が大きく伸びると予想。更に、DC内の配線にマルチコアファイバーが採用される可能性もあり、市場の勢力図に変化が生じる可能性があるとみている。ハーネスは28/3期に向けて受注が増加傾向。欧州の電力ケーブル事業の収益寄与も期待され、中長期的な業績拡大が期待できると解説している。
住友電気工業<5802.T>が小幅安。ＳＭＢＣ日興証券では、関税リスクを考慮しても投資魅力が高いと指摘。投資評価は「1（アウトパフォーム）」を継続し、目標株価は3680円→3800円に引き上げた。
ＳＭＢＣ日興では、26/3期は会社計画の超過着地を予想している。一方、AI DC市場の技術革新は追い風と指摘。高出力を武器に世界トップシェアのCW-LDが全社を牽引するとみている。NVIDIAは次世代の配線技術Co-Packaged Opticsに関して、パートナーに選定。光IC接続部品とCW-LD等が大きく伸びると予想。更に、DC内の配線にマルチコアファイバーが採用される可能性もあり、市場の勢力図に変化が生じる可能性があるとみている。ハーネスは28/3期に向けて受注が増加傾向。欧州の電力ケーブル事業の収益寄与も期待され、中長期的な業績拡大が期待できると解説している。
★10:33 大日本印刷－野村が目標株価を引き上げ 構造改革を踏まえて予想を増額
大日本印刷<7912.T>が小幅高。野村証券では、構造改革を踏まえて予想を増額。投資評価は「Buy」を継続し、目標株価は2530円→2860円に引き上げた。
野村では、前期末に計上した大型の減損や会社が新たに取り組む構造改革の効果を考慮し、26.3期以降の営業利益予想を増額修正した。一方で、ディスプレイ関連製品などでは、米国の関税政策により今後需要にマイナス影響が出る可能性があり、当面は注意が必要だと考えている。
大日本印刷<7912.T>が小幅高。野村証券では、構造改革を踏まえて予想を増額。投資評価は「Buy」を継続し、目標株価は2530円→2860円に引き上げた。
野村では、前期末に計上した大型の減損や会社が新たに取り組む構造改革の効果を考慮し、26.3期以降の営業利益予想を増額修正した。一方で、ディスプレイ関連製品などでは、米国の関税政策により今後需要にマイナス影響が出る可能性があり、当面は注意が必要だと考えている。
★10:38 巴コーポ－急騰 中計目標を上方修正 完工営利40億円→42億円
巴コーポレーション<1921.T>が急騰。同社は5月30日、第3期中期経営計画策定時には想定出来ていなかった状況の変化を踏まえ、同計画を見直すと発表した。
完工高400億円は据え置くものの、巴技研など連結子会社化に伴う増益については、連結化に伴う正ののれん代などの新たな負担増、塗装工場新設などの大型設備投資に伴う減価償却費増による相殺を踏まえ、完工営利を40億円から42億円に増額する。
株主還元については、収益性をにらみつつ、利回りの低い不動産、有価証券の売却益も含んだ形で、1株当たりの配当金、あるいは、配当性向のアップを図るとしている。
巴コーポレーション<1921.T>が急騰。同社は5月30日、第3期中期経営計画策定時には想定出来ていなかった状況の変化を踏まえ、同計画を見直すと発表した。
完工高400億円は据え置くものの、巴技研など連結子会社化に伴う増益については、連結化に伴う正ののれん代などの新たな負担増、塗装工場新設などの大型設備投資に伴う減価償却費増による相殺を踏まえ、完工営利を40億円から42億円に増額する。
株主還元については、収益性をにらみつつ、利回りの低い不動産、有価証券の売却益も含んだ形で、1株当たりの配当金、あるいは、配当性向のアップを図るとしている。
★10:54 西松建設－5日ぶり反発 伊藤忠商事が同社を持分法適用会社化
西松建設<1820.T>が5日ぶり反発。伊藤忠商事<8001.T>は5月30日、同社の発行済株式2.1％を取得、合計持分を22.0％とし、持分法適用会社化したと発表した。
伊藤忠は、同社へのさらなるリソース投入により、同社が直面する人手不足等の喫緊の課題に対応する諸施策を打ち、同社の企業価値を向上することが可能と判断したため、同日付で追加の株式取得を実施したとしている。
西松建設<1820.T>が5日ぶり反発。伊藤忠商事<8001.T>は5月30日、同社の発行済株式2.1％を取得、合計持分を22.0％とし、持分法適用会社化したと発表した。
伊藤忠は、同社へのさらなるリソース投入により、同社が直面する人手不足等の喫緊の課題に対応する諸施策を打ち、同社の企業価値を向上することが可能と判断したため、同日付で追加の株式取得を実施したとしている。
★11:09 ＪＣＲファーマ－5日続伸 治療タンパク質を脳へ輸送する新たな遺伝子治療法を開発
ＪＣＲファーマ<4552.T>が5日続伸。同社は2日10時、東京慈恵会医科大学遺伝子治療研究部の研究チームが、臨床医学研究所の渡部文子氏、順天堂大学大学院医学研究科脳回路形態学の日置寛之氏、同社の薗田啓之氏らと共同で血液脳関門通過型の治療タンパク質を用いた遺伝性疾患のGM1ガングリオシドーシスモデルマウスに対するアデノ随伴ウイルス（AAV）ベクターによる遺伝子治療法を確立したと発表した。
同システムは他のライソゾーム病や神経変性疾患への応用が期待できると考えており、臨床応用に向けた検討を進めているとしている。
ＪＣＲファーマ<4552.T>が5日続伸。同社は2日10時、東京慈恵会医科大学遺伝子治療研究部の研究チームが、臨床医学研究所の渡部文子氏、順天堂大学大学院医学研究科脳回路形態学の日置寛之氏、同社の薗田啓之氏らと共同で血液脳関門通過型の治療タンパク質を用いた遺伝性疾患のGM1ガングリオシドーシスモデルマウスに対するアデノ随伴ウイルス（AAV）ベクターによる遺伝子治療法を確立したと発表した。
同システムは他のライソゾーム病や神経変性疾患への応用が期待できると考えており、臨床応用に向けた検討を進めているとしている。
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