後場コメント No.3 双日、大阪チタ、安藤ハザマ、資生堂、三菱商、住友商

2025/06/04(水) 15:30
★13:01  双日-みずほが目標株価を引き上げ ターンアラウンドと新規投資からの利益貢献に注目
 双日<2768.T>が反発。みずほ証券は、ターンアラウンドと新規投資からの利益貢献に注目。投資判断は「買い」を継続し、目標株価は3840円→4000円に引き上げた。

 みずほでは、1Q当期利益は下期偏重型であることや、新規投資からの利益貢献は年度後半とみるため、相対的に進捗率が低く見えると指摘。25/3期は懸念事業が悪目立ちしていたが、省エネ・ESCO事業は堅調に推移しているという。現中計の投資額6000億円のうち、X投資(3000億円)では、豪州インフラ事業や化学品事業を発表。26/3期下期以降の利益貢献に期待している。

★13:03  大阪チタニウム-4日ぶり反発 関西電力および双日とコーポレートPPAを締結
 大阪チタニウムテクノロジーズ<5726.T>が4日ぶり反発。同社は4日に、関西電力<9503.T>および双日<2768.T>と同社尼崎工場向けのコーポレートPPA(電力購入契約)を締結したと発表した。

 この契約に基づき、当社は合計約1万キロワットの再生可能エネルギー由来の電力を20年間にわたり供給を受け、尼崎工場の操業に活用する。これにより、同社の年間CO2排出量を約8000トン削減することが可能になるとしている。

★13:04  安藤ハザマ-反発 月での技術開発新構想を発表
 安藤ハザマ<1719.T>が反発。同社は3日、2024年10月に設立した「宇宙技術未来創造室」を中心に、宇宙開発分野での技術革新と事業拡大をめざしていると発表した。
 
 これまで建設事業において培ってきた同社の強みである地下空間構築やトンネル建設技術を応用し、月面および月地下に安全・安心な空間を構築することを目的とした新たな技術開発構想「宇宙シェルター」と「ルナ・ジオフロント」の実現をめざすという。
 
 今後、産学官の連携を強化し、共同研究等を通じて本構想をさらに具体化していくという。また、同社が出展を予定している「国際宇宙ビジネス展SPEXA(スペクサ)」において、同構想の詳細を紹介するとしている。

★13:13  資生堂-大幅続伸 人事異動を発表 日本地域CEOに中田幸治氏が就任
 資生堂<4911.T>が大幅続伸。同社は4日13時、人事異動を発表した。エグゼクティブオフィサー日本地域CEOに中田幸治氏が就任する。藤原憲太郎氏は同社の代表執行役エグゼクティブオフィサー社長CEOを継続する一方、資生堂ジャパンの役職から退任するとしている。

★13:14  三菱商事-みずほが目標株価を引き上げ 自己株式取得が株価を下支えも、再評価機会を待ちたい
 三菱商事<8058.T>が反発。みずほ証券は、自己株式取得が株価を下支えも、再評価機会を待ちたいと指摘。投資判断は「中立」を継続し、目標株価は2720円→3130円に引き上げた。

 みずほでは、2026年3月末まで続く上限1兆円(5月3日時点残額7867億円)の自己株式取得が株価を下支えする一方、9000億円超の当期利益水準に回復するには時間を要すると予想。26/3期会社予想当期利益7000億円にどの程度景気後退リスクや国内洋上風力発電事業の損失バッファが織り込まれているか不明だが、為替前提も145円/米ドルと足元の水準より円安のため、ややダウンサイドリスクに注意が必要とみている。

★13:20  住友商事-みずほが目標株価を引き上げ アンバトビーの損失懸念払しょくを待ちたい
 住友商事<8053.T>が反発。みずほ証券は、アンバトビーの損失懸念払しょくを待ちたいと指摘。投資判断は「中立」を継続し、目標株価は3650円→3990円に引き上げた。

 みずほでは、中計最終年度27/3期当期利益目標6500億円に向けて、26/3期当期利益目標5700億円を発表したことはポジティブサプライズだったと指摘。エチオピアの通信事業や東南アジアのオートファイナンス事業等の再構築案件は順調に進んでいるもようであり、新規投資からの収益貢献の実現にも期待したいとコメント。一方、ニッケルプロジェクトのアンバトビーは引き続き懸念が残り、生産量が安定しないことには撤退も含めた悪材料出尽くしとはならないとみている。


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