前場コメント No.2 コメダ、NANO、タカキュー、サイエンスアーツ、ソニーFG、オンコリス

2025/10/09(木) 11:31
★9:03  コメダHD-反落 上期営業益5.5%増もコンセンサス下回る
 コメダホールディングス<3543.T>が反落。同社は8日、26.2期上期(3-8月)の連結営業利益(IFRS)は47.0億円(前年同期比5.5%増)だったと発表した。市場コンセンサスは48.9億円。

 国内事業は、多くの店舗でメニュー価格を値上げしたほか、キャンペーン実施、限定商品の販売などの施策により増収増益となった。海外事業においても、2025年3月1日付でシンガポール共和国におけるカフェおよびタイ料理レストラン30店舗を運営するPOONを連結子会社したことなどにより、大幅増収増益となった。
  
 なお、株価はコンセンサス予想を下回る結果となったことで、売りが優勢となっている。

★9:03  NANO MRNA-買い気配 SBIと業務提携し投資事業参入 新株予約権で44.7億円調達
 NANO MRNA<4571.T>が買い気配。同社は8日、SBIホールディングス<8473.T>傘下のSBI証券およびSBI新生企業投資と業務提携し、投資事業に参入すると発表した。

 併せて、SBI証券を割当先とする第三者割り当てによる第22回新株予約権(行使価額修正条項付)および私募債の発行も発表した。

 新株予約権の割当日は10月30日。発行数は37万株(潜在株式数3700万株)。当初行使価額は121円。下限行使価額は66円。社債の払込期日は10月8日。発行総額は25億円。利率は年2.0%。償還期日は2027年10月8日。

 新株予約権の発行および行使による資金調達額は差引手取概算額で44億7025万円。私募債の償還およびファンド出資資金に充当する。発行済み株式総数に対する希薄化率は最大で51.4%となる。

 同社は投資事業への参入に伴い、会社分割によってホールディングス体制へ移行する。2026年4月1日付でNano Holdingsへ商号を変更し、持ち株会社として引き続き上場を維持する予定としている。

★9:03  タカキュー-買い気配 株主優待制度を拡充 優待券を増額・長期保有特典を新設
 タカキュー<8166.T>が買い気配。同社は8日、株主優待制度を拡充すると発表した。
 
 優待券を増額するほか、長期保有特典を新設する。長期保有とは、各基準日で500株以上保有、かつ同一の株主番号が11回連続していることを条件とし、特典の対象株式数は優待判定基準日(2月末)時点の保有株式数で判定する。保有期間の判定は、毎年2月末の基準日(初回は2026年2月28日)から過去5年さかのぼって行うとしている。
  

★9:03  タカキュー-買い気配 上期営業益97%減も優待拡充を好感
 タカキュー<8166.T>が買い気配。同社は8日、26.2期上期(3-8月)の営業利益は300万円(前年同期比96.9%減)だったと発表した。店舗撤退、会員販促の変更に加え、猛暑対応商品の不足などにより、減収となったことなどが響いた。 
  
 なお株価は、同日発表された株主優待制度の拡充が好感され、買いが優勢となっている。


 

★9:03  サイエンスアーツ-買い気配 前期営業損益を上方修正 Buddycom利用料が順調推移
 サイエンスアーツ<4412.T>が買い気配。同社は8日、25.8期通期の営業損益予想を従来の4400万円の黒字から1億0700万円の黒字(前の期は3100万円の赤字)に上方修正すると発表した。

 Buddycom利用料について、契約社数および利用ユーザー数が順調に推移し、解約率についても低水準を維持している。また、アクセサリー売り上げについても大口顧客の購入に加え中小企業向けの販売が好調に推移していることから、売上高、利益ともに従来予想を上回る見通し。決算発表は10月15日の予定。

★9:04  ソニーFG-続伸 8億2249万株・711億円を上限に立会市場で自社株買い 割合は11.80%
 ソニーフィナンシャルホールディングス<8729.T>が続伸。同社は8日、8億2248万6700株・710億7402万3310円を上限として、立会市場における取引による自己株式の買い付けを開始すると発表した。 
 
 取得期間は2025年10月9日~2026年8月8日。上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は11.80%。8月8日に決議した自己株取得枠は総数10億株・総額1000億円が上限となる。同社は9月29日のスピンオフ上場後に、自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による買い付けを実施していた。

★9:04  オンコリス-買い気配 「OBP-301」についてGMPでの製剤製造開始
 オンコリスバイオファーマ<4588.T>が買い気配。同社は8日、2026年に販売開始を計画する腫瘍溶解ウイルス「OBP-301」のGMP(医薬品の製造管理および品質管理の基準)での製剤製造を開始したと発表した。

 この件に伴い、同社は販売提携先である富士フイルムホールディングス<4901.T>傘下の富士フイルム富山化学から「OBP-301」に関する製品代金の前受金の一部を2025年中に受領する。同金額は25.12期末の借対照表に前受金として計上され、前受金は「OBP-301」の販売開始後に、売上高に計上される見込み。金額は非開示としている。


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