前場コメント No.1 エア・ウォーター、スギHD、ファーストリテイ、吉野家HD、松屋、セルシード
★9:00 エアウォーター-売り気配 特別調査委員会設置 26.3期2Qの決算発表は延期へ
エア・ウォーター<4088.T>が売り気配。同社は9日に、特別調査委員会を設置すると発表した。
同社では7月、連結子会社である日本ヘリウムで在庫を巡る不適切な会計処理(損失の先送り)を自主点検で発見した。その後、社内調査を進めるなかで本年9月、同じく連結子会社であるエア・ウォーター・エコロッカ、エア・ウォーター・メカトロニクス、および同社プラントガス部でも在庫や貯蔵品などで不適切な会計処理(損失の先送り)を発見し、会計監査人による監査の実施過程でもこれらの会計処理に対し指摘を受けていた。
こうした状況を受け、社外監査役主導の社内調査を進めてきたが、より広範かつ深度のある調査が必要と判断し、そのためにはこれまでの社外監査役主導の調査体制ではなく、独立性および客観性を確保した調査を行うことが適切であると考え、外部専門家で構成される特別調査委員会を設置することを決定した。
同社は、2025年11月14日に26.3期2Qの決算発表を予定していたが、特別調査委員会による調査に時間を要することから、同決算発表を延期することとした。延期後の決算発表予定日については、調査の進ちょく状況を確認しつつ、決定次第速やかに公表するとしている。
エア・ウォーター<4088.T>が売り気配。同社は9日に、特別調査委員会を設置すると発表した。
同社では7月、連結子会社である日本ヘリウムで在庫を巡る不適切な会計処理(損失の先送り)を自主点検で発見した。その後、社内調査を進めるなかで本年9月、同じく連結子会社であるエア・ウォーター・エコロッカ、エア・ウォーター・メカトロニクス、および同社プラントガス部でも在庫や貯蔵品などで不適切な会計処理(損失の先送り)を発見し、会計監査人による監査の実施過程でもこれらの会計処理に対し指摘を受けていた。
こうした状況を受け、社外監査役主導の社内調査を進めてきたが、より広範かつ深度のある調査が必要と判断し、そのためにはこれまでの社外監査役主導の調査体制ではなく、独立性および客観性を確保した調査を行うことが適切であると考え、外部専門家で構成される特別調査委員会を設置することを決定した。
同社は、2025年11月14日に26.3期2Qの決算発表を予定していたが、特別調査委員会による調査に時間を要することから、同決算発表を延期することとした。延期後の決算発表予定日については、調査の進ちょく状況を確認しつつ、決定次第速やかに公表するとしている。
★9:00 スギHD-売り気配 上期営業益17%増 上期計画下回る
スギホールディングス<7649.T>が売り気配。同社は9日、26.2期上期(3-8月)の連結営業利益は237億円(前年同期比16.8%増)だったと発表した。上期の会社計画は240億円、市場コンセンサスは246億円。
調剤室および待合室の拡張・改装、連携医療機関を増加させることにより、売り上げ基盤の拡充を図った。また、関東・中部・関西へのドミナント出店推進、インバウンド需要の獲得強化などに取り組んだこともあり、売上高が伸び利益も増加した。
なお、上期の会社計画などを下回る着地だったことを受け、株価は売りが優勢となっている。
スギホールディングス<7649.T>が売り気配。同社は9日、26.2期上期(3-8月)の連結営業利益は237億円(前年同期比16.8%増)だったと発表した。上期の会社計画は240億円、市場コンセンサスは246億円。
調剤室および待合室の拡張・改装、連携医療機関を増加させることにより、売り上げ基盤の拡充を図った。また、関東・中部・関西へのドミナント出店推進、インバウンド需要の獲得強化などに取り組んだこともあり、売上高が伸び利益も増加した。
なお、上期の会社計画などを下回る着地だったことを受け、株価は売りが優勢となっている。
★9:00 ファストリ-買い気配 今期営業益8.1%増見込む 前期は12.6%増
ファーストリテイリング<9983.T>が買い気配。同社は9日、26.8期通期の連結営業利益(IFRS)予想を6100億円(前期比8.1%増)に、年間配当予想を520円(前期は500円)にすると発表した。市場コンセンサスは5835億円。
26.8期末の店舗数は国内ユニクロ事業で794店舗(フランチャイズ店含む)、海外ユニクロ事業で1765店舗、ジーユー事業で489店舗、グローバルブランド事業で546店舗、合計3594店舗の見込みとしている。
25.8期通期の連結営業利益は5643億円(前の期比12.6%増)だった。国内外のユニクロ事業で大幅な増収増益となり、過去最高の業績を達成した。期末配当は従来予想の240円に対し260円に引き上げた。
ファーストリテイリング<9983.T>が買い気配。同社は9日、26.8期通期の連結営業利益(IFRS)予想を6100億円(前期比8.1%増)に、年間配当予想を520円(前期は500円)にすると発表した。市場コンセンサスは5835億円。
26.8期末の店舗数は国内ユニクロ事業で794店舗(フランチャイズ店含む)、海外ユニクロ事業で1765店舗、ジーユー事業で489店舗、グローバルブランド事業で546店舗、合計3594店舗の見込みとしている。
25.8期通期の連結営業利益は5643億円(前の期比12.6%増)だった。国内外のユニクロ事業で大幅な増収増益となり、過去最高の業績を達成した。期末配当は従来予想の240円に対し260円に引き上げた。
★9:00 吉野家HD-買い気配 通期営業益を上方修正 増配も発表
吉野家ホールディングス<9861.T>が買い気配。同社は9日、26.2期通期の連結営業利益予想を従来の74.0億円から82.0億円(前期比12.2%増)に上方修正すると発表した。
上期において、主幹事業である吉野家、はなまるにおける集客施策などが奏功したほか、増収に伴う変動費の増加を適切にコントロールしたことなども踏まえた。
26.2期(3-8月)の連結営業利益は44.4億円(前年同期比19.5%増)だった。
併せて、26.2期の中間配当を従来予想の10円に対し11円(前期中間は10円)に決定し、期末配当予想を10円から11円(前期末は10円)に上方修正すると発表した。年間配当予想は20円→22円(前期は20円)となる。
吉野家ホールディングス<9861.T>が買い気配。同社は9日、26.2期通期の連結営業利益予想を従来の74.0億円から82.0億円(前期比12.2%増)に上方修正すると発表した。
上期において、主幹事業である吉野家、はなまるにおける集客施策などが奏功したほか、増収に伴う変動費の増加を適切にコントロールしたことなども踏まえた。
26.2期(3-8月)の連結営業利益は44.4億円(前年同期比19.5%増)だった。
併せて、26.2期の中間配当を従来予想の10円に対し11円(前期中間は10円)に決定し、期末配当予想を10円から11円(前期末は10円)に上方修正すると発表した。年間配当予想は20円→22円(前期は20円)となる。
★9:00 松屋-続落 通期営業益を下方修正 上期は64%減
松屋<8237.T>が続落。同社は9日に、26.2期通期の連結営業利益予想を従来の40.0億円から20.0億円(前期比55.4%減)に下方修正すると発表した。
主力の百貨店業では国内の顧客による消費は堅調に推移するものの、訪日外国人による免税売上高が当初の想定を大幅に下回って推移していることを踏まえた。
26.2期上期(3-8月)の連結営業利益は10.1億円(前年同期比63.8%減)だった。
百貨店業が、高額購入者となるロイヤル顧客の買い上げが堅調な一方で、昨年、過去最高を記録した免税売上高においては高額品消費に一服感がみられるなどの基調の変化もあり、免税売上高が前年を下回ったことから、大幅な減益となったことが響いた。
松屋<8237.T>が続落。同社は9日に、26.2期通期の連結営業利益予想を従来の40.0億円から20.0億円(前期比55.4%減)に下方修正すると発表した。
主力の百貨店業では国内の顧客による消費は堅調に推移するものの、訪日外国人による免税売上高が当初の想定を大幅に下回って推移していることを踏まえた。
26.2期上期(3-8月)の連結営業利益は10.1億円(前年同期比63.8%減)だった。
百貨店業が、高額購入者となるロイヤル顧客の買い上げが堅調な一方で、昨年、過去最高を記録した免税売上高においては高額品消費に一服感がみられるなどの基調の変化もあり、免税売上高が前年を下回ったことから、大幅な減益となったことが響いた。
★9:00 松屋-続落 240万株・40億円を上限に自社株買い 割合4.52%
松屋<8237.T>が続落。同社は9日、240万株・40億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2025年10月10日~2026年4月30日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は4.52%となる。
取得方法は、東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)を含む市場買い付けとしている。
松屋<8237.T>が続落。同社は9日、240万株・40億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2025年10月10日~2026年4月30日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は4.52%となる。
取得方法は、東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)を含む市場買い付けとしている。
★9:00 セルシード-買い気配 同種軟骨細胞シート第3相試験で第1例目の症例が登録
セルシード<7776.T>が買い気配。同社は9日、同種軟骨細胞シート「CLS2901C」の第3相試験において、第1例目の症例が登録されたと発表した。
3月24日に開示したとおり、同社は東海大学と支払金額などについて合意し、各治験実施施設での症例登録に向けた準備を進めていた。その後、10月9日に第1例目の症例が登録されたとしている。
セルシード<7776.T>が買い気配。同社は9日、同種軟骨細胞シート「CLS2901C」の第3相試験において、第1例目の症例が登録されたと発表した。
3月24日に開示したとおり、同社は東海大学と支払金額などについて合意し、各治験実施施設での症例登録に向けた準備を進めていた。その後、10月9日に第1例目の症例が登録されたとしている。
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