後場コメント No.3 積水化、デジタルHD、シンバイオ、トヨクモ、イオンFS、出光興産

2025/10/20(月) 15:30
★13:35  積水化学工業-3日ぶり反発 フィルム型ペロブスカイト太陽電池の壁面設置に向けた改良工法開発を開始
 積水化学工業<4204.T>が3日ぶり反発。同社は20日11時、同社および同社グループの積水ソーラーフィルム、NTT<9432.T>傘下のNTTデータ、日本軽金属ホールディングス<5703.T>傘下の日軽エンジニアリングは、フィルム型ペロブスカイト太陽電池を建物外壁に設置するための改良工法の開発を2025年10月から開始したと発表した。
 
 4社は、2025年度中にNTT品川TWINS DATA棟でフィルム型ペロブスカイトの追加設置を行い、施工性や耐久性の検証を進めるという。2026年度以降、同社および積水ソーラーフィルムは、同検証を通じて、フィルム型ペロブスカイト太陽電池の適用拡大による脱炭素社会実現への貢献をめざすとしている。
   

★13:41  デジタルHD-売買停止 シルバーケイプが1株2380円で対抗TOB 博報堂の提案価格上回る
 デジタルホールディングス<2389.T>が売買停止。投資会社のシルバーケイプ・インベストメンツ(ケイマン諸島)は20日、同社に対して公開買い付け(TOB)を開始する予定と発表した。

 TOB価格は1株につき2380円の予定。11月下旬をめどにTOB開始をめざす。買付予定数は1598万5107株。下限は353万5700株。上限は設けない。シルバーケイプは同社に対するTOBを実施している博報堂DYホールディングスの提案価格(1970円)について、同社の潜在的価値および長期的価値を過小評価していると指摘した。なお、シルバーケイプは2025年6月30日時点で同社株式を4.92%保有している。

★13:45  シンバイオ製薬-後場下げ幅縮小 高感度の画期的イムノアッセイ法の特許を取得
 シンバイオ製薬<4582.T>が後場下げ幅縮小。同社は20日13時35分、日本製鉄<5401.T>系の日鉄ケミカル&マテリアルと共同研究の成果として、ウイルス感染症を対象とした高感度かつ簡便なイムノアッセイ法(およびイムノアッセイ装置)の共願特許を、両社で10月9日に日本で取得し、20日に公開されたと発表した。
 
 同社は同特許技術を基盤に、ベッドサイドでウイルス抗原を迅速かつ簡便に定量化できる測定法・装置の開発を進めるという。これにより、現状では困難なウイルス感染初期の診断が可能となり、コロナウイルスやインフルエンザウイルスなど、流行期における迅速診断への応用が期待されるとした。
   

★14:07  トヨクモ-大幅反発 kintone連携情報公開ツール「kViewer」が3000契約を突破
 トヨクモ<4058.T>が大幅反発。同社は20日14時に、サイボウズ<4776.T>が提供する業務改善プラットフォームである「kintone」と連携するkintone連携情報公開ツール「kViewer」が3000契約を突破したと発表した。

 kViewerは、kintone内の情報を外部の方に公開できるようにする「kintone連携情報公開ツール」でという。通常、kintoneのライセンスを持っている人しか閲覧できないkintone内の情報を、外部の方も見られるようになることから、外部公開用のページ作成や情報の移し替えをする必要がなくなり、業務効率がアップするとしている。

★14:16  イオンFS-みずほが目標株価引き上げ 為替と金利環境を踏まえて業績予想引き上げ
 イオンフィナンシャルサービス<8570.T>が反発。みずほ証券では、為替と金利環境を踏まえて業績予想を上方修正。投資判断は「中立」を継続し、目標株価を1370円→1490円に引き上げた。

 みずほでは、為替と国内の金融収益の状況を踏まえて業績予想を引き上げた。一方、前回の業績予想更新から大きな方向性については見方を変えておらず、同社株に強気になるには配当水準の引上げとそれを可能にする利益水準への回復を待つべきと考えている。基幹システムの償却が来期から始まることを踏まえると、短期的な配当水準の引き上げは難しいとみている。

★14:21  出光興産-3日ぶり反発 宇宙用CIGS太陽電池搭載した超小型衛星「BOTAN」が初期ミッション達成
 出光興産<5019.T>が3日ぶり反発。同社は20日14時10分に、開発する宇宙用CIGS太陽電池が搭載された超小型衛星「BOTAN」が、2025年10月10日(日本時間)に国際宇宙ステーション(ISS)から放出され、予定されていた初期ミッションを達成したと発表した。

 初期ミッションの1つとして、同社が開発する宇宙用CIGS太陽電池の宇宙実証が行われ、宇宙空間において「BOTAN」へ電力の供給ができていることが確認された。
 同社はこの実証を通し、宇宙用CIGS太陽電池セルの宇宙空間における特性の確認と発電の安定性の検証を行う。また、この検証結果を踏まえながら、宇宙用CIGS太陽電池の市場参入に向けた開発を加速し、持続可能な宇宙開発への貢献をめざすとしている。


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