前場コメント No10 日立建機、不二製油、Ｊフロント、カシオ、昭和電工など
★10：51 日立建機－野村が目標株価引き下げ 中国減速で15.3期営業利益を5％減額
日立建機<6305.T>が反発。野村証券では、中国減速で今15.3期営業利益を5％減額。レーティング「Neutral」を継続、目標株価を2210円→2050円と引き下げた。
今15.3期の中国売上予想を前期比横ばい(中国元建て)へ引き下げ、今15.3期営業利益を770億円から730億円(同3％増)へ5％減額した。目標株価は7％引き下げて2050円と算定。今15.3期は前期比1％減収、3％営業増益となる見込み。日本売上(構成比27％、今15.3期予想)は排ガス規制変更前の駆け込み需要の反動減、鉱山機械(同15％)は減収が見込まれるとした。中国需要は政策しだいで読みにくいが、政策が出なければ需要は鈍く、業績は伸び悩む見込み。
日立建機<6305.T>が反発。野村証券では、中国減速で今15.3期営業利益を5％減額。レーティング「Neutral」を継続、目標株価を2210円→2050円と引き下げた。
今15.3期の中国売上予想を前期比横ばい(中国元建て)へ引き下げ、今15.3期営業利益を770億円から730億円(同3％増)へ5％減額した。目標株価は7％引き下げて2050円と算定。今15.3期は前期比1％減収、3％営業増益となる見込み。日本売上(構成比27％、今15.3期予想)は排ガス規制変更前の駆け込み需要の反動減、鉱山機械(同15％)は減収が見込まれるとした。中国需要は政策しだいで読みにくいが、政策が出なければ需要は鈍く、業績は伸び悩む見込み。
★10：58 不二油－5日続伸 前期下方修正 原材料高響く フィリピン台風の特損計上で一転最終減益
不二製油<2607.T>が5日続伸。同社は17日、14.3期通期の連結営業利益が従来予想の160億円から下振れ、150億円（前の期比6％増）になったようだと発表した。市場は153億円と下振れを予想していた。株価は前日比マイナスでスタートしたがその後切り返している。
販売数量が当初想定に届かなかった。利益面では円安による原材料価格の上昇で採算性が低下したことが重荷となった。なお、フィリピンを襲った台風30号による災害費用を特別損失に計上するため、純利益は一転して最終減益となる見込み。
不二製油<2607.T>が5日続伸。同社は17日、14.3期通期の連結営業利益が従来予想の160億円から下振れ、150億円（前の期比6％増）になったようだと発表した。市場は153億円と下振れを予想していた。株価は前日比マイナスでスタートしたがその後切り返している。
販売数量が当初想定に届かなかった。利益面では円安による原材料価格の上昇で採算性が低下したことが重荷となった。なお、フィリピンを襲った台風30号による災害費用を特別損失に計上するため、純利益は一転して最終減益となる見込み。
★10：58 Ｊフロント－野村が目標株価引き下げ 販売環境厳しいが人件費削減で利益確保
Ｊ．フロント リテイリング<3086.T>が3日続伸。野村証券では、販売環境厳しいが人件費削減で利益を確保すると予想。レーティング「Buy」を継続した。目標株価は890円→780円と引き下げた。
大丸興業など周辺事業の収益悪化に加え、今15.2期販売計画の達成は容易でなく、業績予想と目標株価を引き下げ。ただし、百貨店本業の生産性改善で安定収益は確保できる上、銀座店や上野店の再開発事業など、長期的な収益改善の要因も評価し、「Buy」は継続した。
Ｊ．フロント リテイリング<3086.T>が3日続伸。野村証券では、販売環境厳しいが人件費削減で利益を確保すると予想。レーティング「Buy」を継続した。目標株価は890円→780円と引き下げた。
大丸興業など周辺事業の収益悪化に加え、今15.2期販売計画の達成は容易でなく、業績予想と目標株価を引き下げ。ただし、百貨店本業の生産性改善で安定収益は確保できる上、銀座店や上野店の再開発事業など、長期的な収益改善の要因も評価し、「Buy」は継続した。
★11：01 カシオ－4日続伸 社長「来期営業益600億円」と報道 今期市場予想から倍増
カシオ計算機<6952.T>が4日続伸。18日付「日本経済新聞」は、樫尾和雄社長が「2016年3月期に営業利益は600億円規模に拡大すると表明したと伝えた。今期のコンセンサス（328億円）から倍近くになる野心的な目標に期待が高まっている。
中長期の市場成長が見込める電子看板を柱に、売上高の回復を図る考え。中期計画で営業利益率15％を目指す。
電子看板は店頭での販促向けで、今期に計2万台（売上高約100億円）の販売を狙うとしている。4月には初の本格案件として三井住友銀行から200台受注したという。
カシオ計算機<6952.T>が4日続伸。18日付「日本経済新聞」は、樫尾和雄社長が「2016年3月期に営業利益は600億円規模に拡大すると表明したと伝えた。今期のコンセンサス（328億円）から倍近くになる野心的な目標に期待が高まっている。
中長期の市場成長が見込める電子看板を柱に、売上高の回復を図る考え。中期計画で営業利益率15％を目指す。
電子看板は店頭での販促向けで、今期に計2万台（売上高約100億円）の販売を狙うとしている。4月には初の本格案件として三井住友銀行から200台受注したという。
★11：02 中国銀行－野村が目標株価引き下げ 業績の基調は地銀他行に準じる
中国銀行<8382.T>が反発。野村証券では、業績の基調は地銀他行に準じると判断。レーティング「Neutral」を継続、目標株価を1320円→1300円と引き下げた。
前14.3期業績は連結純利益でほぼ会社計画線と想定。今15.3期業績は、コア業務純益は貸出金利回りの低下などにより前期比12％減の257億円、連結純利益は与信費用の戻入のはく落などにより同20％減の184億円と予想。野村予想は微調整にとどめ、目標株価は地銀平均のPBRの変化なども踏まえて1300円に若干変更した。投資判断に変更はなし。
中国銀行<8382.T>が反発。野村証券では、業績の基調は地銀他行に準じると判断。レーティング「Neutral」を継続、目標株価を1320円→1300円と引き下げた。
前14.3期業績は連結純利益でほぼ会社計画線と想定。今15.3期業績は、コア業務純益は貸出金利回りの低下などにより前期比12％減の257億円、連結純利益は与信費用の戻入のはく落などにより同20％減の184億円と予想。野村予想は微調整にとどめ、目標株価は地銀平均のPBRの変化なども踏まえて1300円に若干変更した。投資判断に変更はなし。
★11：02 昭和電工－小動き 液化アンモニア「エコアン」の物流基地の運営を再開 福島県新地町
昭和電工<4004.T>が小動き。同社は4月17日、再建工事を進めてきた液化アンモニアの物流基地（福島県新地町）の運営を4月より再開したと発表した。しかし、マーケットの反応は薄い。
旧物流基地は東北6県および新潟への出荷基地として、2010年3月に福島県相馬港で操業を開始。しかし、東日本大震災による津波の被害により設備が破損したため、2011年3月以降は、製造拠点である川崎事業所（川崎市）から直接、顧客に製品を供給していた。このほど再建し、新たに「東北アンモニアセンター」として物流基地の運営を再開したことにより、東北・新潟地区における液化アンモニアの安定供給体制が図られるとした。
昭和電工<4004.T>が小動き。同社は4月17日、再建工事を進めてきた液化アンモニアの物流基地（福島県新地町）の運営を4月より再開したと発表した。しかし、マーケットの反応は薄い。
旧物流基地は東北6県および新潟への出荷基地として、2010年3月に福島県相馬港で操業を開始。しかし、東日本大震災による津波の被害により設備が破損したため、2011年3月以降は、製造拠点である川崎事業所（川崎市）から直接、顧客に製品を供給していた。このほど再建し、新たに「東北アンモニアセンター」として物流基地の運営を再開したことにより、東北・新潟地区における液化アンモニアの安定供給体制が図られるとした。
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