ニューヨーク外国為替市場概況・28日 ドル円、3日続伸

2022/06/29(水) 06:06
 28日のニューヨーク外国為替市場でドル円は3日続伸。終値は136.14円と前営業日NY終値(135.46円)と比べて68銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが一時3.25%台まで上昇したことをきっかけに円売り・ドル買いが先行。22時前に一時136.32円まで値を上げた。この日発表の6月米消費者信頼感指数や6月米リッチモンド連銀製造業景気指数が予想よりも弱い内容だったことが分かると、136.05円付近まで売られる場面もあったが、日米金融政策の方向性の違いに着目した円売り・ドル買いは根強く下押しは限定的だった。4時前には一時136.38円と日通し高値を更新している。  ただ、22日に付けた1998年10月以来約24年ぶりの高値136.71円がレジスタンスとして意識されたため、積極的に上値を試す展開にはならなかった。米10年債利回りが低下に転じたことも相場の重し。  ユーロドルは3営業日ぶりに反落。終値は1.0519ドルと前営業日NY終値(1.0584ドル)と比べて0.0065ドル程度のユーロ安水準だった。欧州時間に強まったユーロ売り・ドル買いの流れがNY時間に入っても継続した。市場では「月末・期末に向けてのドル需要の高まりが意識される」との声が聞かれ、一時1.0504ドルと日通し安値を更新した。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時104.61まで上昇した。  なお、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁はこの日、ECB年次フォーラムで「7月にまず0.25%利上げする意向を再確認」「インフレ抑制に必要な場合には、より踏み込んだ行動を取る用意がある」など発言。ECBが検討している債券買い入れプログラムについては「ユーロ圏の利回り格差の無秩序な拡大を抑制する」と表明した。  ユーロ円も3日ぶりに反落。終値は143.19円と前営業日NY終値(143.39円)と比べて20銭程度のユーロ安水準。欧州市場では一時144.28円と日通し高値を更新したものの、NY市場に入ると次第に上値が重くなった。一時は440ドル超上昇したダウ平均が失速し500ドル超下落したことが相場の重しとなり、143.10円付近まで下押しした。ユーロドルの下落につれた売りも出た。 本日の参考レンジ ドル円:135.11円 - 136.38円 ユーロドル:1.0504ドル - 1.0606ドル ユーロ円:142.87円 - 144.28円
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