前場コメント No.19 クラレ、ギフティ、要興業、高砂熱学工業、オークファンなど
★11:03 フェニックスバイオ-急落 通期営業赤字0.9億円見込む 一転赤字予想に
フェニックスバイオ<6190.T>が急落。同社は14日に、20.3期通期の連結営業損益予想を従来の1.2億円の黒字から0.9億円の赤字(前期は3.1億円の赤字)に引き下げると発表した。
薬効薬理分野は、当初計画で売上高8億7800万円を見込んでいたが、抗B型肝炎薬の大型案件で翌期に繰り越しが8600万円発生することに加えて、市場環境が厳しくなることなどから5億4800万円に見直しを行ったことが響く。
併せて発表した、20.3期上期(4-9月)の連結営業損益は1.7億円の赤字(前年同期は2.7億円の赤字)だった。上期の会社計画は0.5億円の赤字だったので着地は下振れた。薬効薬理分野の一部の受託試験において試験計画変更などによる遅延が生じたこと、抗B型肝炎薬の開発停滞に起因する受注の鈍化の影響により、売上高が予想を下回ったことが響いた。
フェニックスバイオ<6190.T>が急落。同社は14日に、20.3期通期の連結営業損益予想を従来の1.2億円の黒字から0.9億円の赤字(前期は3.1億円の赤字)に引き下げると発表した。
薬効薬理分野は、当初計画で売上高8億7800万円を見込んでいたが、抗B型肝炎薬の大型案件で翌期に繰り越しが8600万円発生することに加えて、市場環境が厳しくなることなどから5億4800万円に見直しを行ったことが響く。
併せて発表した、20.3期上期(4-9月)の連結営業損益は1.7億円の赤字(前年同期は2.7億円の赤字)だった。上期の会社計画は0.5億円の赤字だったので着地は下振れた。薬効薬理分野の一部の受託試験において試験計画変更などによる遅延が生じたこと、抗B型肝炎薬の開発停滞に起因する受注の鈍化の影響により、売上高が予想を下回ったことが響いた。
★11:06 クラレ-野村が「Neutral」へ引き下げ 短期業績伸び悩みで大幅な株価上昇は困難
クラレ<3405.T>が小高い。野村証券では、短期業績伸び悩みで大幅な株価上昇は困難とみて、レーティングを「Buy」→「Neutral」と引き下げた。目標株価を1440円→1470円と引き上げた。
業績の減額予想でバリュエーションでの割安感が乏しくなり、今後の大幅な株価上昇は難しいと判断。新興国需要の低迷が続いており、今19.12期以降の野村の営業利益予想を減額する一方、市場平均バリュエーションが上昇していることから、目標株価は若干引き上げ。ただし、現状株価と目標株価のかい離が乏しくなったとした。新興国向け需要や液晶パネルの在庫調整で足元の業績は厳しいものの、世界シェア7割を誇る光学用ポバールフィルムやほぼ世界シェアを独占している水溶性ポバールフィルム(Monosol)の競争力や成長性を考慮。
クラレ<3405.T>が小高い。野村証券では、短期業績伸び悩みで大幅な株価上昇は困難とみて、レーティングを「Buy」→「Neutral」と引き下げた。目標株価を1440円→1470円と引き上げた。
業績の減額予想でバリュエーションでの割安感が乏しくなり、今後の大幅な株価上昇は難しいと判断。新興国需要の低迷が続いており、今19.12期以降の野村の営業利益予想を減額する一方、市場平均バリュエーションが上昇していることから、目標株価は若干引き上げ。ただし、現状株価と目標株価のかい離が乏しくなったとした。新興国向け需要や液晶パネルの在庫調整で足元の業績は厳しいものの、世界シェア7割を誇る光学用ポバールフィルムやほぼ世界シェアを独占している水溶性ポバールフィルム(Monosol)の競争力や成長性を考慮。
★11:07 ギフティ-大幅安 3Q累計営業益4億円も通期予想据え置きで失望
ギフティ<4449.T>が大幅安。同社は14日、19.12期3Q累計(1-9月)の営業利益が4.3億円だったと発表した。通期の会社計画5.4億円に対する進ちょくは80.3%。なお、同社は前年同四半期の財務諸表を作成していないため、対前年同四半期増減率については記載していない。
決算説明資料によると、売上高は単体ベースの前年同期と比較して98%増、営業利益は同2.8倍と大幅に伸長している。なお、同社の業績はギフト需要の高い1Q(1-3月)と4Q(10-12月)の比率が高くなる傾向にある。
株価は通期の業績予想を据え置いたことから失望売りに押されている。
ギフティ<4449.T>が大幅安。同社は14日、19.12期3Q累計(1-9月)の営業利益が4.3億円だったと発表した。通期の会社計画5.4億円に対する進ちょくは80.3%。なお、同社は前年同四半期の財務諸表を作成していないため、対前年同四半期増減率については記載していない。
決算説明資料によると、売上高は単体ベースの前年同期と比較して98%増、営業利益は同2.8倍と大幅に伸長している。なお、同社の業績はギフト需要の高い1Q(1-3月)と4Q(10-12月)の比率が高くなる傾向にある。
株価は通期の業績予想を据え置いたことから失望売りに押されている。
★11:10 要興業-急落 通期営業益を下方修正 上期は2%減で着地
要興業<6566.T>が急落。同社は14日に、20.3期通期の連結営業利益予想を従来の9.9億円から8.2億円(前期比19.8%減)に引き下げると発表した。リサイクル事業の売上高が、想定以上に資源相場が軟調であり大幅に減少することが予想されることが響く。
20.3期上期(4-9月)の連結営業利益は4.6億円(前年同期比1.8%減)だった。リサイクル事業が減収となったことが響いた。
併せて、20.3期の期末配当予想を13円→11円(前期は13円)に修正することも発表した。年間配当も同額となる。
要興業<6566.T>が急落。同社は14日に、20.3期通期の連結営業利益予想を従来の9.9億円から8.2億円(前期比19.8%減)に引き下げると発表した。リサイクル事業の売上高が、想定以上に資源相場が軟調であり大幅に減少することが予想されることが響く。
20.3期上期(4-9月)の連結営業利益は4.6億円(前年同期比1.8%減)だった。リサイクル事業が減収となったことが響いた。
併せて、20.3期の期末配当予想を13円→11円(前期は13円)に修正することも発表した。年間配当も同額となる。
★11:10 高砂熱学工業-野村が目標株価引き上げ 完成物件での利益が安定している
高砂熱学工業<1969.T>が続伸。野村証券では、完成物件での利益が安定していると判断。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は1830円→2060円と引き上げた。
7~9月期の単体の粗利率は13.7%と高水準で前年同期比、前四半期比で改善した。前年同期では完成物件の影響で粗利率の低下が見られたが、今四半期では受注時利益率の上昇によるベースアップに加えて、各支店で現場の支援を行う組織作りなどを実施し、タイトな工期に対応したことが採算性の改善の要因として説明された。業績の進ちょくを考慮して野村予想の粗利率の見通しを引き上げて、利益予想を上方修正。
高砂熱学工業<1969.T>が続伸。野村証券では、完成物件での利益が安定していると判断。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は1830円→2060円と引き上げた。
7~9月期の単体の粗利率は13.7%と高水準で前年同期比、前四半期比で改善した。前年同期では完成物件の影響で粗利率の低下が見られたが、今四半期では受注時利益率の上昇によるベースアップに加えて、各支店で現場の支援を行う組織作りなどを実施し、タイトな工期に対応したことが採算性の改善の要因として説明された。業績の進ちょくを考慮して野村予想の粗利率の見通しを引き上げて、利益予想を上方修正。
★11:17 オークファン-大幅高 今期営業益20%増 前期は65%増で着地
オークファン<3674.T>が大幅高。同社は14日、20.9期通期の連結営業利益予想を8.2億円(前期比20.0%増)だと発表した。
データを活用した在庫ソリューションの提供を本格的に展開開始することにより新たな事業の柱とし、継続的な事業成長を一層加速させるとしている。
19.9期通期の連結営業利益は6.8億円(前の期比65.4%増)だった。オークション・ショッピングの比較検索サイト「オークファン」など既存事業が堅調に推移したことが寄与した。
オークファン<3674.T>が大幅高。同社は14日、20.9期通期の連結営業利益予想を8.2億円(前期比20.0%増)だと発表した。
データを活用した在庫ソリューションの提供を本格的に展開開始することにより新たな事業の柱とし、継続的な事業成長を一層加速させるとしている。
19.9期通期の連結営業利益は6.8億円(前の期比65.4%増)だった。オークション・ショッピングの比較検索サイト「オークファン」など既存事業が堅調に推移したことが寄与した。
日本株の最新ニュース
関連コンテンツ