〔Market Flash〕高配当利回り運用者の災難~大和

2020/07/14(火) 13:40
【13:40】高配当利回り運用者の災難~大和  大和証券では、4月以降、高配当利回り株のアンダーパフォームが際立っている点に注目している。背景として、景気回復基調で高ベータ株が上昇する中、低ベータの高配当利回り株が大きくアンダーパフォームした面が大きいと指摘。その後の相場上昇一服局面ではモメンタム・グロースが強く、苦戦が続く。大和では、足元の資金繰りはリーマン・ショック後ほどには窮していないとみている。次の決算発表で決算発表が出そろう段階で減配を表明しない場合には先行きの減配リスクが低減する可能性があり、このことが高配当利回り株を見直すきっかけになるのではないかと考えている。 【12:40】7月のECB理事会では新たな決定はないと予想~野村  野村証券では、16日のECB理事会では新たな決定はないと予想している。このところ大規模な緩和策が相次ぎ打ち出されていることから、いったん立ち止まって経済情勢や金融市場動向を見極める余裕はあるとみている。ただし、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の枠については、現在の枠では足りなくなるリスクは残るとコメント。仮にPEPPでの購入ペースを開始当初から変えなければ、21年3月末には購入枠を使い果たすと野村では試算しており、ある程度購入ペースを落とす予定であることが示唆される、もしくは、購入枠の再拡大が必要になると考えている。またこの点において、PEPPの毎週の購入ペースを注視していくことが重要と指摘している。 【10:40】精密機器では利益成長を重視するスタンスを継続~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では精密機器セクターの年後半の戦略として、利益成長を重視するスタンスを継続している。FA関連は株価上昇で割安感はないとみており、サブセクターでは、個別に成長要因があり業績に安心感がある企業が多いとみる計測機器を推奨している。時計は中価格帯のアジア・パシフィック市場での安定成長に注目しており、カシオ<6952.T>がメリットを享受できると考えている。事務機は収益構造改革が一巡して変化も見られるが、リモートワーク拡大によるペーパーレス前倒しの影響で、事業環境は厳しいと指摘。サービス事業の成長の余地に差があるとみており、リコー<7752.T>は相対的に成長余地が大きいと考えている。 【9:40】負け越しから脱することが出来ない商社株~SMBC日興  SMBC日興証券では商社株に対して、4月以降は対TOPIXでの負け越しから脱することが出来ていないと指摘。1Q業績がいったんの底となり得る他セクターの業績期待値と比べると、商社はコングロマリットがゆえに四半期での業績改善がクリアには見えづらい点が影響している可能性があると考えている。高配当利回りを支えに商社株の大崩れは想定しづらいとしながらも、マネー流入には業績確信度の高まりが必要とみており、1Q決算では、今後の業績ビジビリティを占う材料・リスクチェックが重要と考えている。 【8:45】寄り前気配はOSG、ダイセキ、ネクソン、博報堂DYが高い気配値  主力株の寄り前気配では、OSG<6136>+30.69%、ダイセキ<9793>+23.35%、ネクソン<3659>+20.32%、博報堂DY<2433>+14.74%、ブラザー<6448>+14.24%、アイシン精<7259>+13.83%、日梱包<9072>+13.64%、いすゞ<7202>+13.56%などが高い気配値。  一方、日揮<1963>-8.41%、安川電<6506>-3.77%、カシオ<6952>-2.90%、東エレク<8035>-2.90%、アドバンテ<6857>-2.87%、島忠<8184>-2.83%、良品計画<7453>-2.33%、中外薬<4519>-2.13%、エーザイ<4523>-2.11%、ホトニクス<6965>-1.46%などが安い気配値となっている。
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