後場コメント No.1 日揮、リクルート、東宝、大王製紙、関東電化工業など

2019/08/22(木) 15:00
★12:30  日揮-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 株価は下落も本格上昇のカタリストに乏しい
 日揮<1963.T>が続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、株価は下落したが、本格上昇のカタリストに乏しいと判断。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は1550円→1500円と引き下げた。
 「受注およびマージンのモメンタム鈍化が株価の上値を抑える」との見方に変更はなし。直近時価総額は現預金相当(ネット現預金+JV資産)まで低下し、割安圏にある。個別プロジェクトでの採算悪化リスク後退では短期リバウンドの可能性はある。しかし、当面の受注は大型LNG案件の端境期からピークアウトするとの見方を維持。加えて、石油ガス投資は循環的に今後の減速を想定。世界経済減速懸念による顧客の慎重姿勢から、新規開発投資のスライドリスクがある。そのため、株価の本格的な上昇は見込み難いと考えるとした。

★12:39  リクルート-反発 自律走行型配達ロボットの「スターシップテクノロジーズ」へ出資
 リクルートホールディングス<6098.T>が反発。同社は8月21日午前、傘下のリクルート(東京都千代田区)が投資子会社である合同会社RSPファンド6号を通じ、自律走行型配達ロボットを提供するスターシップテクノロジーズ(米国カリフォルニア州)へ出資したと発表した。
 スターシップが開発した自律走行型配達ロボットはレストランやスーパー、荷物の配達に活用でき、これまでに世界中の100都市以上に展開されており、総走行距離50万km、総配達回数10万回以上の実績を有する。自律走行が可能である一方、オペレーターによるモニタリング・コントロールもでき、状況に応じて柔軟に操作方法を調整できる。現在、大学や都市近郊、工場敷地内などでの実運用も開始したとしている。

★12:45  リクルート-反発 分散コンピューティングネットワークの「ブロックスタック」へ出資
 リクルートホールディングス<6098.T>が反発。同社は8月21日午前、傘下のリクルート(東京都千代田区)が投資子会社であるRSP Blockchain Tech Fundを通じ、ブロックチェーン技術を利用した分散コンピューティングネットワークを提供するブロックスタック(米国)へ出資したと発表した。
 ブロックスタックは従来のクライアントサーバーシステムやクラウドコンピューティングに代わる、ユーザーデータを保護するセキュアなアプリケーションの開発環境を提供している企業。具体的には、個人情報など機密性の高い情報を安全に保管できるユーザー専用のストレージや汎用認証システムを提供することで、ユーザーは自身のデータを直接所有し、制御できるとした。

★12:51  東宝-3日続伸 「天気の子」興行収入が100億円突破 公開から約1カ月で
 東宝<9602.T>が3日続伸。同社は8月22日、新海誠監督のアニメ映画最新作「天気の子」の興行収入が100億円を超えたと発表した。公開から約1カ月での大台突破。7月19日に公開され、異常気象で雨が降り続く東京を舞台に、離島から家出してきた高1の少年・帆高とアルバイトをしながら小学生の弟とアパート暮らしをする少女・陽菜の物語。

★12:55  大王製紙-底堅い CNFをスポーツ用品や自動車部材などへ応用 日経報道
 大王製紙<3880.T>が底堅い。同社が植物由来の素材、セルロースナノファイバー(CNF)のスポーツ用品や自動車部材、塗料への配合素材などへの応用に取り組むと、日本経済新聞が8月22日付けで伝えている。
 軽量で強度に優れた特性を生かした用途開拓へ愛媛県との共同研究にも着手。CNF応用製品の量産化に道を開き、新たな収益源を育てるとともに、木材資源を有効活用して環境負荷の小さい経営を推進すると報じられている。

★13:07  関東電化工業-大幅反発 エフィッシモの保有割合5.76%→7.06%を材料視か
 関東電化工業<4047.T>が3日ぶり大幅反発。エフィッシモ キャピタルが同社株の保有割合を5.76%→7.06%と高めたことが材料視されているもよう。保有株数は406万2500株。8月21日15時50分公表の大量保有報告書(5%ルール)で判明したもの。


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