後場コメント No.2 環境管理、住友商、大東銀、エージーピー、LIXILG、スパークスGなど

2020/05/29(金) 15:17
★12:50  環境管理センター-一時ストップ高 アスベスト対策強化の改正法成立=共同
 環境管理センター<4657.T>が一時ストップ高。共同通信は29日11時47分、アスベスト(石綿)の飛散防止対策を強化する改正大気汚染防止法が同日、参院本会議で賛成多数により可決、成立したと報じた。
 
 記事によれば、原則として全ての建物について解体・改修の前に業者が石綿の有無を調べ、都道府県などに報告することを2年以内に義務化するとしている。
 
 報道を受け、環境総合コンサルタント事業を手がけ、石綿対策なども行っている同社に買いが入っている。
 

★12:56  住友商事-5日ぶり反落 フィリピン鉄道運営企業に出資 鉄道事業に参画
 住友商事<8053.T>が5日ぶり反落。同社は29日、マニラ首都圏の都市旅客鉄道「LRT1号線」を運営するLight Rail Manila(フィリピン・パサイ市)の株式約19.2%を間接取得し、鉄道事業に参画すると発表した。

 同社はこれまでに国内外で数多くの鉄道建設案件・車両輸出案件を手掛けてきた。マニラ首都圏においても「LRT1号線」を含めて複数の既存路線で受注実績がある。今回の参画を機に、マニラ首都圏の交通ネットワーク強化に取り組み、フィリピン経済の発展に寄与するとしている。

 なお、株価は前日までに4日上昇していたこともあり、利益確定の売りが優勢の展開となっている。

★12:56  大東銀行-後場急騰 SBIが同社株17%超取得 資本提携に発展との思惑
 大東銀行<8563.T>が後場急騰。SBIホールディングス<8473.T>が29日12時20分、同日付で同社株を株式215万9300株(議決権総数に対する比率は17.14%)を同日に取得すると発表したことが材料。
 
 既存株主から譲渡を受けるもので、SBI証券を通じて純投資の目的で取得するとしている。
 
 地銀連合構想を進めるSBIによる同社株取得発表を機に、今後、資本提携などに発展する可能性を意識した思惑的な買いが向かっている。
 

★13:14  エージーピー-反発 未定だった今期予想を開示 営業赤字8億円見込む
 エージーピー<9377.T>が反発。同社は29日13時、新型コロナの影響により未定としていた21.3期通期の連結営業損益予想を8.2億円の赤字(前期は14.2億円の黒字)にすると発表した。なお、株価は未定だった業績予想が開示されたことで、先行き不透明感が和らいだことから、悪材料出尽くしによる買いが入っている。
 

★13:22  LIXILG-後場急落 前期営業益20%減 減損計上や一時金が影響
 LIXILグループ<5938.T>が後場急落。同社は29日13時、20.3期通期の連結営業利益(IFRS)は391億円(前の期比20.2%減)だったと発表した。一部事業の収益性低下に伴う減損損失の計上や新型コロナウイルス対応目的で全世界の従業員に支給した一時金などが響いた
 
 21.3期通期の業績予想は、新型コロナウイルス感染症による影響が精査でき、開示が可能となった段階で、公表するとしている。
 

★13:24  スパークス-後場上げ幅拡大 未来創生2号ファンドよりシンクサイトへ投資実行
 スパークス・グループ<8739.T>が後場上げ幅拡大。同社は29日13時、2018年7月に設立した「未来創生2号ファンドが、経済産業省よりJ-Startupの1社に認定されているシンクサイト(東京都文京区)に投資を実行したと発表した。

 シンクサイトは、AIが駆動する次世代型の超高速・高精度な光イメージ認識型のリアルタイム細胞分離システムの研究開発を行う。今回の出資により、シンクサイトは高速イメージングセルソーティング技術を利用した各領域における共同研究をさらに推し進め、革新的な治療や検査診断の実現を目指すとしている。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,722.83 +94.35
TOPIX 2,663.58 +0.05
グロース250 641.03 +0.91
NYダウ 38,085.80 -375.12
ナスダック総合 15,611.76 -100.99
ドル/円 155.59 -0.05
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ