前場コメント No.11 JALCO、JBR、日本製鉄、三洋化、オープンハウス、ザイン

2021/05/10(月) 11:38
★11:03  JALCO-急落 今期最終益10%増見込む 前期は計画下回る
 JALCOホールディングス<6625.T>が急落。同社は7日、22.3期通期の連結純利益予想は11.7億円(前期比10.2%増)、年間配当予想は2円(前期は2円)と発表した。

 連結子会社SUNTACの事業計画を大幅にディスカウントして業績予想に織り込んだ。中期経営計画策定時における大型物流施設販売用不動産の売上高を業績予想に含めていないこともあり、22.3期の連結純利益目標値26億円~28億円から差異が発生したとしている。

 21.3期通期の連結純利益は10.6億円(前の期比87.9%増)だった。会社計画12.6億円を下回る着地となった。昨年10月に連結子会社化したSUNTACについて、製品販売の遅れや管理遊技機の導入時期の延期などにより大幅な計画未達となったことが響いた。

★11:05  JBR-大幅高 上期最終益2.1倍 投資有価証券売却益など寄与
 ジャパンベストレスキューシステム<2453.T>が大幅高。同社は7日、21.9期上期(10-3月)の連結純利益が5.4億円(前年同期比2.1倍)だったと発表した。

 投資有価証券売却益を計上したほか、前年同期に投資有価証券評価損を計上した反動が寄与した。

★11:11  日本製鉄-野村が目標株価引き上げ 自助努力の上に外部環境改善
 日本製鉄<5401.T>が堅調。野村証券では、自助努力の上に外部環境改善と指摘。投資評価は「Buy」を継続、目標株価は2400円→2870円に引き上げた。

鋼材スプレッドやグループ会社損益について会社計画は保守的であるとコメント。野村では22.3期の事業利益予想を4000億円から5400億円に上方修正。税前利益では同コンセンサス3172億円を上回る4350億円と予想している。世界的な鋼材需給の逼迫という外部環境に加え、生産構造改革等によるコスト削減効果が野村予想以上に発現している点も評価している。

★11:13  三洋化成工業-上げ幅拡大 今期営業益13%増見込む 前期は4%減
 三洋化成工業<4471.T>が上げ幅拡大。同社は10日11時、22.3期通期の連結営業利益予想は135億円(前期比13.1%増)、年間配当予想は170円(前期は150円)と発表した。

 世界経済の改善が予測されつつも原料価格動向や為替動向など予断を許さない状況が続くと予想。このなかで、高付加価値製品の拡販を進めることで収益確保を図るとしている。

 21.3期通期の連結営業利益は119億円(前の期比4.1%減)だった。生活・健康産業関連分野は高吸水性樹脂の収益性改善により伸びた。一方、そのほかのセグメントが苦戦したことが響いた。

★11:19  オープンハウス-大幅安 上期最終益を上方修正 戸建関連の販売が伸長
 オープンハウス<3288.T>が大幅安。同社は7日、21.9期上期(10-3月)の連結純利益予想を従来の307.0億円から326.0億円(前期79.8%増)に引き上げると発表した。

 戸建関連事業の販売が伸長したことから、前回予想を上回る見通し。通期予想については、14日発表予定の決算と合わせて開示するとしている。

 なお、株価は材料出尽くしから、売りが優勢となっている。

★11:20  ザインエレクトロニクス-大幅安 1Q営業赤字0.6億円 販管費の増加が響く
 ザインエレクトロニクス<6769.T>が大幅安。同社は7日、21.12期1Q(1-3月)の連結営業損益は0.6億円の赤字(前年同期は1.9億円の赤字)だったと発表した。

 主力のLSI事業については国内市場向けの製品出荷が需要の急回復傾向のもとで順調に推移したこともあり、売り上げはおおむね計画通りとなった。一方、積極的な研究開発投資による販管費の増加などが響いた。


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