〔Market Flash〕リオープニング銘柄の戻り余地は大きい~東海東京

2021/06/14(月) 14:10
【14:10】リオープニング銘柄の戻り余地は大きい~東海東京  東海東京調査センターでは、経済正常化を見据えて「リオープニング銘柄」に注目している。コロナ禍が拡大する前の2019年末を起点に、21年6月10日までの東証33業種を見ると、TOPIXが約14%上昇する中で、鉱業、空運業、電気・ガス業、陸運業など12業種が下落しているとのこと。コロナ禍での直接的な影響が大きい空運や陸運では、中核銘柄であるANAやJR各社がワクチン接種進展とともに足元で騰勢を強め、年初来高値をつけ始めている。ただし、コロナ禍前の水準にはまだ届いておらず、経済正常化の期待とともに戻りを試す展開が期待されると東海東京ではコメント。また、主にサービス業や小売業に所属しているイベント関連、飲食、衣料品関連なども同様に、巻き返しの余地があると考えている。 【13:25】6月FOMCではテーパリング議論が開始されるかに注目~大和  大和証券では、今週の注目イベントの一つであるFOMC(15~16日)についてコメントしている。今回のFOMCでは、資産買入政策の段階的な縮小(テーパリング)の議論が開始されるかが注目される。現状のインフレの上振れに対して、当局者の多くは「一時的」とみている。しかし、その一方でクラリダFRB副議長は、消費者物価の上振れを「好ましくない驚き」と述べるなど、にわかにインフレへの警戒を高めている。大和では、テーパリング議論の開始は、長期金利の急上昇などの影響を及ぼす可能性があり要注意と指摘している。 【11:20】米CPIの加速と長期金利の低下~SMBC日興  SMBC日興証券では、5月の米コア消費者物価指数(CPI)が前月から加速して、市場予想も上回ったにもかかわらず、米10年国債利回りが低下した動きについて考察している。当月は、前年5月のCPI水準がコロナ後で最も低かったため、当年5月の前年比上昇率はベース効果が最大となり、伸び率が高く出やすかったとのこと。そのため、来月以降の物価上昇率が鈍化しやすくなったと市場が解釈したのではないかと、SMBC日興では分析している。ただし、インフレ率がピークアウトするかは、前月比上昇率次第と指摘。今後、経済再開によって需要が高まる中で、物価上昇率がじわじわ上昇していくとすれば、インフレ率は3%台後半になっていく可能性もあるとコメントしている。 【9:35】電力ガスのトップピックは中部電力と九州電力~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では電力ガスセクターに関して、22.3期1Q決算発表に向けて、以下の3点をセクター株価指数の主な注目点として挙げている。(1)原油価格は会社前提を上回って推移しており、電力ガス会社のタイムラグ影響は会社計画よりも悪化する(減益要因)リスクがある、(2)新型コロナ影響による電力ガスの販売量への影響を注視、(3)今夏の気温が平年よりも高い場合には、例年よりも電力需給バランスはタイト化する可能性がある点に注意が必要。個別では、財務パフォーマンスの生産性に注目しており、中部電力<9502.T>と九州電力<9508.T>をトップピックに挙げている。 【8:45】寄り前気配は日化薬、日テレHD、長谷工、サンドラッグが高い気配値  主力株の寄り前気配では、日化薬<4272>+7.82%、日テレHD<9404>+5.86%、長谷工<1808>+5.06%、サンドラッグ<9989>+4.72%、リョーサン<8140>+4.27%、第一三共<4568>+4.12%、菱地所<8802>+4.06%、千葉銀<8331>+3.83%、山口FG<8418>+3.28%、大陽日酸<4091>+3.10%などが高い気配値。  一方、リコー<7752>-5.89%、アズビル<6845>-5.57%、野村不HD<3231>-3.62%、バンナムHD<7832>-3.35%、洋缶HD<5901>-3.27%、ネットワン<7518>-3.07%、エーザイ<4523>-2.76%、グリー<3632>-2.22%、アドバンテ<6857>-2.21%、三菱ガス<4182>-2.12%などが安い気配値となっている。
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