後場コメント No.2 住友商、東レ、日水、荒川化学、ALサービスH、トヨタ

2021/08/04(水) 15:01
★12:53  住友商事-後場マイナス転換 通期最終益予想を上方修正も材料出尽くし
 住友商事<8053.T>が後場マイナス転換。同社は4日12時30分、22.3期通期の連結純利益予想(IFRS)を従来の2300億円から2900億円に上方修正すると発表した。

 経済活動の再開に伴う収益機会を着実に業績に取り込んだことに加え、資源価格の上昇など良好な外部環境であることから見通しを引き上げた。

 22.3期1Q(4-6月)の連結純利益は1073億円(前年同期は411億円の赤字)だった。

 なお、株価は決算期待で大きく上昇していたこともあり、材料出尽くしで売りが優勢となっている。

★13:00  東レ-底堅い 通期最終益を上方修正 1Qは3.1倍
 東レ<3402.T>が底堅い。同社は4日12時30分、22.3期通期の連結純利益予想(IFRS)を従来の800.0億円から900.0億円(前期比96.5%増)に引き上げると発表した。樹脂事業において、需要が全般的に好調に推移する見込みであることなどを踏まえた。

 22.3期1Q(4-6月)の連結純利益は297.3億円(前年同期比3.1倍)だった。炭素繊維複合材料事業は低調だったが、繊維事業が衣料向け、自動車向けに好調だった。機能化成品でリチウムイオン2次電池向けセパレータが回復したことも寄与した。

★13:11  日本水産-後場急騰 1Q営業益67%増 養殖事業の改善など寄与
 日本水産<1332.T>が後場急騰。同社は4日13時、22.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は70.5億円(前年同期比66.7%増)だったと発表した。

 水産事業は国内外の養殖事業が改善し、水産物の販売も経済活動の回復に伴い改善傾向が見られた。食品事業において、国内外とも家庭用食品の販売が堅調に推移するなか、人の流れの増加とともに業務用食品の販売が好転したことも寄与した。

★13:15  荒川化学-3日続伸 通期営業益を上方修正 1Qは2.1倍
 荒川化学工業<4968.T>が3日続伸。同社は3日、22.3期通期の連結営業利益予想を従来の22.0億円から26.0億円(前期比20.2%減)に引き上げると発表した。1Qにおいて想定以上に需要環境が好転し、販売が上振れたことなどから、前回予想を修正する。

 22.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は17.0億円(前年同期比2.1倍)だった。新型コロナウイルス感染症の影響による需要環境の悪化から好転し、高付加価値製品の拡販、国内外における需要の回復、収益改善策の推進などにより、大幅な増益となった。

★13:24  アークランドサービス-続落 かつやの7月次既存店売上高7%増も利益確定売り優勢
 アークランドサービスホールディングス<3085.T>が続落。同社は3日、運営するかつやの7月次既存店売上高が前年同月比6.8%増だったと発表した。全店売上高は10.1%増となった。既存店の客数は1.5%増、既存店客単価は5.2%上昇した。

 株価は足もと上昇していた反動から、利益確定売りが優勢となっている。

★13:29  トヨタ-後場急落 1Q営業益9975億円 好進ちょくも上方修正なし
 トヨタ自動車<7203.T>が後場急落。同社は4日13時25分、22.3期1Q(4-6月)の連結営業利益(IFRS)は9975億円(前年同期比71.6倍)だったと発表した。通期計画に対する進ちょく率は39.9%

 コロナ禍で落ち込んだ前年と比べ、各地域での売り上げが大きく増加したことが寄与した。
 
 なお、好進ちょくだったものの、業績の上方修正がなかったこともあり、株価は売りが優勢となっている。


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