AFC-HD-売り気配 前期営業益2.1倍も今期予想未定
AFC-HDアムスライフサイエンス<2927.T>が売り気配。同社は21.8期通期の連結営業利益は22.5億円(前の期比2.1倍)だったと発表した。会社計画21.0億円を上回る着地となった。
ヘルスケア事業において、海外部門が記録的な増収となったほか、通信販売部門・卸販売部門も好調を維持した。医薬品事業の子会社本草製薬が黒字化したことも寄与し、過去最高益となった。
22.8期通期の連結業績予想については未定とした。グループの百貨店さいか屋<8254.T>および飲食店のなすびについて、緊急事態宣言解除後における顧客需要の回復時期が不透明な状況となっている。海外部門においても東南アジアでコロナ拡大によるロックダウンが続いており、販売促進イベントの開催が制限されるなど業績に大きな影響を与える可能性があることから、合理的な見積もりが困難としている。
22.8期の年間配当予想については30.0円(前期は27.5円)にすると発表した。中間配当予想および期末配当予想をそれぞれ15円とする。
なお、株価は今期予想が未定となったことを受け、材料出尽くしで売りが優勢となっている。
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