NY概況-ダウ652ドル安 変異株への警戒感やパウエルFRB議長発言が重し
米株は大幅反落。モデルナのCEOが既存のコロナワクチンは南アフリカで新たに発見された変異株(オミクロン株)に対する有効性が低い可能性があると発言したことなどで、コロナ変異株への警戒感が再び高まったことや、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長がテーパリング(資産購入の段階的縮小)のスピードアップの可能性を示したことが嫌気された。パウエルFRB議長は議会証言で12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)でテーパリングを加速させることを議論するとし、テーパリング終了が数カ月早まるかもしれないとした。先週金曜日に905ドル安となったダウ平均は前日に236ドル高と反発したが、この日は再び652.22ドル安(-1.86%)と大幅反落した。アップルが3%超上昇したものの、セールスフォース、トラベラーズ、アメリカン・エキスプレス、3Mなどが3%超下落し、ダウ平均を押し下げた。S&P500とナスダック総合もそれぞれ1.90%安、1.55%安と反落。3指数はそろって一日の安値圏で終了した。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の22.96ポイントから27.19ポイントに上昇するなど、センチメントは悪化した。
※各種データは取得時の値です。
DOW
34483.72 -652.22 (-1.86%)
NASDAQ
15537.69 -245.14 (-1.55%)
S&P500
4567 -88.27 (-1.9%)
Rusell2000
2198.91 -43.07 (-1.92%)
SOX
3833.22 -77.32 (-1.98%)
CME225(ドル建て)
27675 -655
CME225(円建て)
27675 +205
WTI
66.18 -3.77 (-5.39%)
ドル円
113.14 -0.38
ユーロ円
128.27 +0.14
米10年債利回り(%)
1.4528 -0.049
米2年債利回り(%)
0.5709 +0.075
VIX
27.19 +4.23
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