前場コメント No.13 オリンパス、スターマイカ、日亜鋼業、大同特殊鋼、山陽特殊製鋼など

2019/07/05(金) 11:30
★10:43  オリンパス-野村が目標株価引き下げ 円高と新製品発売遅延で
 オリンパス<7733.T>が小高い。野村証券では、レーティング「Buy」を継続も、円高と新製品発売遅延で、目標株価は1600円→1500円と引き下げた。
 円高・新製品発売遅延を織り込み、業績予想と目標株価を下方修正。会社は今20.3期に前期比約235億円の販売管理費削減を目指している。このうち146億円がR&D費用の削減であり、残り約90億円は経費削減。R&D費用の削減のうち76億円は、新製品発売が具体化することによる開発費の資産化によるものであり、厳密なコスト削減ではない。残る70億円はR&D費用の地道な削減であるとした。
 なお、当初4~6月期の米国外科内視鏡新製品VISERA ELITE II発売を想定していたが、7月初時点で発売されていない。発売時期は10~12月期以降と想定するとした。

★10:43  スターマイカ-三菱UFJMSが目標株価引き下げ リノベマンションは堅調な推移を予想
 スター・マイカ・ホールディングス<2975.T>が5日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、リノベマンションは堅調な推移を予想するとして、投資判断「Buy」を継続した。業績予想を減額、妥当倍率を変更し、目標株価は2300円→2200円と引き下げた。
 リノベマンションの仕入れ拡大に伴う賃料収入・売却益の増加による中期的な利益成長を評価する見方に大きな変更はなく「Buy」を継続。19/5末のリノベマンションの販売用不動産残高は、売却が増加する一方で、拠点新設による地方での仕入強化もあって18/11 末比10%増の621億円に拡大した。中計最終年度の22/11末目標残高1000億円(18/11末比で年率15%増)に対して、仕入れは順調と考えるとした。

★10:43  日亜鋼業-5日ぶり反落 1Qに投資有価証券評価損2億円計上へ
 日亜鋼業<5658.T>が5日ぶり反落。同社は5日10時30分、20.3期1Q(4-6月)において、減損処理による投資有価証券評価損2.3億円を計上すると発表した。
 なお、四半期における投資有価証券の減損処理にあたっては洗い替え方式を採用しており、2Q以降に損失計上額が変動する場合があるとしている。

★10:45  大同特殊鋼-SMBC日興が目標株価引き下げ 高炉ほど悪くないが業績リスクあり
 大同特殊鋼<5471.T>が小高い。SMBC日興証券では、高炉ほど悪くないが、業績リスクありと判断。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は5400円→5000円と引き下げた。
 鉄屑価格は低位で推移しているため、鉄鉱石の値上りに苦しむ高炉ほど状況は悪くないとみられるが、景気全般の減速から構造用鋼、工具鋼、ステンレスなどの出荷数量は会社計画に対して未達になるリスクが高いと見込んでいるとした。長期的には、生産能力の引き上げを行っているステンレスが自動車、半導体向けに伸びると想定。今は雌伏の時との見方を示した。

★10:49  山陽特殊製鋼-SMBC日興が目標株価引き下げ 長期のシナジーに期待も短期業績に不安
 山陽特殊製鋼<5481.T>が反落。SMBC日興証券では、長期のシナジー効果に期待も短期の業績に不安と判断。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は2400円→1560円と引き下げた。
 3月に日本製鉄に対して行った第三者割当増資による、主に発行済み株式数の増加を反映し、目標株価を引き下げ。主力のベアリング鋼は産業機械市場などの落ち込みを反映して、調整局面にあるとみられる。特に欧州市場の需要環境は日本よりも厳しいと想定。前期末に事業統合を果たしたOvakoの業績は会社想定を下回ると予想。
 長期的には、日本製鉄、Ovako、同社の3社によるシナジー効果の浸透で業績を底上げするものと期待。6月19日に公表した自社株買いに関しては好印象だが、今20.3期は発行済み株式数の増加に見合った増益を達成できない見通しであるとした。


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