前場コメント No.8   バイク王、日曹達、レック、NTTデータ、三菱電、ヤマックス

2020/07/06(月) 11:37
★9:43  バイク王-急落 3Q累計営業益30%増も材料出尽くし
 バイク王&カンパニー<3377.T>が急落。同社は3日に、20.11期上期(12-5月)の営業利益は1.5億円(前年同期比30.4%増)だったと発表した。同社は7月1日に上期の業績予想の上方修正を行っており、ほぼ同水準の着地となった。

 平均売上単価(1台当たりの売上高)が前年同期を上回ったことなどにより、増収となった。また、平均粗利額(1台当たりの粗利額)が前年同期を上回ったことも寄与した。なお、株価は事前予想と同水準での着地となったこともあり、材料出尽くしで売りが優勢となっている。

★9:51  日本曹達-続伸 立教大と金属有機構造体の新規物質開発 FCV向けに応用=化学工業
 日本曹達<4041.T>が続伸。6日付の化学工業日報は、同社と立教大学が機能性多孔質材料として注目を集めている金属有機構造体(MOF)で新規物質を開発したと報じた。

 記事によれば、新規物質は二酸化炭素(CO2)を選択的に吸着したり、従来のMOFでは困難とされてきた水素ガスを内部に貯蔵できるという。今後、同社は新規MOFを水素ガス貯蔵材料などに応用展開していく考え。燃料電池自動車(FCV)の普及に合わせて、水素を分子状態で貯蔵するFCV向け「分子ボンベ」として実用化を目指すとしている。

★9:59  レック-大幅安 同社工場で火災発生 消防官や警察官ら4名死亡との報道を嫌気
 レック<7874.T>が大幅安。複数のメディアにおいて5日から6日にかけ、同社レック静岡第二工場の敷地内にある倉庫で火事が発生し、消防官や警察官ら4名が亡くなったと報じられたことが材料。

 同社は6日9時45分に火事が発生した旨を発表。「事実関係の確認、原因究明に向けて警察、消防などの関係機関の調査に全面的に協力してまいります」とコメントしている。

★10:04  NTTデータ-4日ぶり反発 インド医療新興とAI画像で新型コロナ診断を支援=化学工業
 NTTデータ<9613.T>が4日ぶり反発。6日付の化学工業日報は、同社および出資先のインドの医療関連スタートアップ企業ディープテックが共同で、人工知能(AI)を搭載した画像診断支援システムを新型コロナウイルス感染症の診断支援に活用する取り組みを始めたと報じた。

 記事によれば、検査の補助的な手段として利用されるエックス線やコンピューター断層撮影装置(CT)画像をAIで解析し医師の診断を支援する。異常の可能性がある箇所は黄色や白で画像上に強調表示されるという。識別した内容を解説したテキストも出力でき、診断業務の効率化が見込めるとしている。

★10:08  三菱電機-東海東京が投資判断引き上げ FAシステムの堅固な技術力を再評価
三菱電機<6503.T>が続伸。東海東京調査センターでは、FAシステムの堅固な技術力を再評価。レーティングは「Neutra」→「Outperform」に引き上げ、目標株価は1350円から1700円に引き上げた。

 東海東京では、コロナ影響の収束につれて主力の産業メカトロ二クス部門の営業利益が21/3期230憶円、22/3期680億円、23/3期837億円と回復すると予想。同部門のFAシステム事業の底打ちを考慮して全体の営業利益は21/3期1300億円、22/3期2400億円、23/3期2800億円と予想している。また、5年度をターゲットする新中期経営計画や株主還元の積極化に期待している。


★10:14  ヤマックスなど-ストップ高買い気配 熊本県で豪雨被害 土木関連に思惑
 ヤマックス<5285.T>、日本乾溜工業<1771.FK>がストップ高買い気配。4日、九州南部で記録的な豪雨により、熊本県を流れる球磨川の堤防が決壊するなど、大きな被害が出ていることから、九州を地盤とする土木、建設関連企業に買いが集まっている。

 上記のほか、ヤマウ<5284.T>も上昇している。九州以外では技研ホールディングス<1443.T>、若築建設<1888.T>なども高い。


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