前場コメント No.4 日東精、不二越、プライムストラ、アイデミー、北日紡、三協立山

2024/07/12(金) 11:30
★9:05  日東精工-買い気配 米国で医療用生体内溶解性高純度マグネシウム材料の特許取得
 日東精工<5957.T>が買い気配。同社は11日、世界初の「医療用生体内溶解性高純度マグネシウム材料」について、米国で特許を取得したと発表した。
 
 同特許は生体内で溶解吸収される期間を制御できる純マグネシウム素材に関するものであり、このほかに同特許の海外特許出願が各国で審査に係属中だという。今回の特許取得に係る発明品は、不純物を多く含有するマグネシウム合金と異なり、純度99.95%以上の純マグネシウムであることから、生体親和性が極めて高く、生体安全性に優れたインプラント製品への応用と開発を進めているとしている。

★9:06  不二越-4日続落 通期営業益を下方修正 上期は69%減
 不二越<6474.T>が変わらず挟み4日続落。同社は11日に、24.11期通期の連結営業利益予想を従来の100.0億円から60.0億円(前期比46.4%減)に引き下げると発表した。ロボット・油圧機器などでの操業度の悪化が響く。

 併せて発表した、24.11期上期(12-5月)の連結営業利益は23.4億円(前年同期比69.2%減)だった。原材料価格上昇分の販売価格への転嫁や、生産ラインの自動化・合理化、調達コストダウンに取り組み、為替も円安で推移したが、前期から継続する原材料価格の高騰に加え、ロボット・油圧機器などでの操業度の悪化が響いた。

★9:06  プライムストラテジー-買い気配 上期営業益39%減も特許取得の進ちょくを好感
 プライム・ストラテジー<5250.T>が買い気配。同社は11日、24.11期上期(12-5月)の連結営業利益は9700万円(前年同期比38.9%減)だったと発表した。

 前期から取り組んでいる営業力強化のための施策が奏功していないこと、新規受注の獲得のペースの遅れや、大型の解約があったことが響いた。

 併せて、同社が米国において出願中の戦略AI「David」について、米国特許商標庁より特許査定の通知があったと発表した。同特許はwebのコンテンツを自動的に高速表示する制御方法だとし、現在、日本においても特許成立に向けて手続きを行っているという。
 
 なお株価は、特許取得の進ちょくが好感され、買いが優勢となっている。

★9:07  アイデミー-売り気配 今期最終益24%減見込む 法人税増加などが響く
 アイデミー<5577.T>が売り気配。同社は11日、25.5期通期の連結営業利益予想を1.6億円(前期比24.0%減)にすると発表した。

 売上高の拡大を最優先とし、中長期成長を支える組織体制の強化と技術投資を継続するという。繰越欠損金の利用による課税所得の減少がなくなった結果、法人税などが増加し最終減益となる見込みだとしている。
 
 24.5期通期の連結純利益は2.2億円だった。同社は24.5期より連結財務諸表を作成しているため、前の期との比較は出来ない。

★9:07  北日本紡績-急騰 プライヤーズと販売業務提携
 北日本紡績<3409.T>が急騰。同社は11日、プライヤーズ(東京都品川区)と、プライヤーズの防犯防災セキュリティ管理システムの販売業務提携に関し口頭合意し契約書を今月中旬に締結すると発表した。
 
 プライヤーズは全国規模で事業展開を行っているが、北陸地区および中四国地区においては、まだサービスが提供出来ておらず、同社は北陸地区での独占販売権利をプライヤーズより取得し事業を開始するという。

 今後はヘルスケア業界において、在宅介護や一人暮らしの高齢者への防犯防災セキュリティシステムの商品開発も共同で行うことも視野に入れているとしている。

★9:07  三協立山-大幅反落 今期営業益5%増見込むも材料出尽くし
 三協立山<5932.T>が大幅反落。同社は11日に、25.5期通期の連結営業利益予想は40.0億円(前期比5.1%増)と発表した。

 売上高においては、建材事業におけるリフォーム商材の取り込みや、マテリアル事業における自動車および一般機械分野の需要回復を見込み、69億円増収の3600億円を予想。営業利益については、売上高に連動した物量増を見込む一方、アルミ地金や諸資材価格のさらなる上昇を見込み、前期比並みの40億円を予想している。

 24.5期通期の連結営業利益は38.1億円(前の期比42.6%増)だった。市場停滞などの影響を受けた販売物量の減少やエネルギー・諸資材価格の上昇影響が継続しているものの、価格改定やコスト削減効果が寄与した。

 25.5期の年間配当予想については、25円(前期は20円)とした。

 併せて、25.5期~27.5期の中期経営計画を策定したことも発表した。この期間は、VISION2030の実現をめざし、収益基盤再構築と成長投資を優先する投資フェーズと位置づけている。27.5期の数値目標は、売上高3800億円、営業利益110億円、ROE6%以上とした。

 しかし、株価は材料出尽くしで売りが優勢となっている。


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