後場コメント No.3 邦ガス、日立建、村田製、住友商、第一三共、アイシン

2024/07/31(水) 15:00
★12:54  東邦ガス-後場急騰 1Q経常益34%減も進ちょく良好 自社株買い枠の拡大も好感
 東邦ガス<9533.T>が後場急騰。同社は31日11時40分、25.3期1Q(4-6月)の連結経常利益は171億円(前年同期比33.6%減)だったと発表した。業務用のガス販売量減少や、販管費の増加などが響いた。通期計画に対する進ちょく率は63.2%。

 なお、同時に自社株買いの取得枠を拡大することも発表しており、株価はこちらも材料視されている。

★12:54  東邦ガス-後場急騰 自己株取得枠拡大 400万株→1000万株 割合9.5%
 東邦ガス<9533.T>が後場急騰。同社は31日11時40分、自己株式の取得枠を上限400万株・300億円に拡大すると発表した。自己株式を除く発行済み株式総数に対する割合は9.5%となる。従来では400万株・100億円を上限としていた。取得期日も2024年9月30日→25年3月31日までに延長するとしている。

★12:56  日立建機-底堅い 顧客のシステムと接続可能な油圧ショベル「RBT Core Connect」の受注開始
 日立建機<6305.T>が底堅い。同社は31日に、顧客のシステムと接続可能な油圧ショベル「RBT Core Connect」の受注を開始すると発表した。

 同社は、遠隔・自動化ソリューションに対応した「RBTシリーズ」に、顧客のシステムと接続可能な油圧ショベル「RBT Core Connect(コア コネクト)」のラインアップを追加。2024年8月より、日本国内向けに本仕様機のZX200A-7(20トンクラス)とZX330A-7(30トンクラス)の受注を開始するとしている。

★12:56  村田製作所-MSMUFGが目標株価を引き上げ 2Qから中長期で業績拡大と予想
 村田製作所<6981.T>が大幅続落。モルガン・スタンレーMUFG証券では、2Qから中長期で業績拡大と予想。投資判断は「Overweight」を継続、目標株価は3600円から4100円に引き上げた。

 モルガン・スタンレーMUFGでは、1QはMLCCなどコンポーネントは好業績、RF関連、二次電池などデバイス・モジュールは損失計上。2Qは北米スマホ向け、中長期ではAIサーバ、AIエッジ端末向けなど高付加価値品の売上高増加を予想している。業績予想の為替前提を145円/ドルから155円/ドルに変更。営業利益予想をF3/25は3364億円から3509億円、F3/26は4023億円から4128億円に上方修正した。

★13:04  住友商事-後場下げ幅拡大 1Q最終益2%減 人件費の上昇や持分法による投資損益の減少響く
 住友商事<8053.T>が後場下げ幅拡大。同社は31日13時に、25.3期1Q(4-6月)の連結純利益(IFRS)は1263億円(前年同期比2.4%減)だったと発表した。人件費の上昇により販管費が増加した。また、米国タイヤ販売事業の直営小売事業売却に伴う一過性利益の反動減により、持分法による投資損益が減少したことも響いた。

★13:10  第一三共-後場プラス転換 1Q最終益50%増 増収や株式譲渡益の計上が寄与
 第一三共<4568.T>が後場プラス転換。同社は31日13時に、25.3期1Q(4-6月)の連結純利益(IFRS)は853.8億円(前年同期比49.8%増)だったと発表した。グローバル主力品エンハーツ、リクシアナなどの伸長および円安の進行による為替の増収影響などにより、売上収益が増加した。第一三共エスファの株式譲渡益の計上なども寄与した。

★13:11  アイシン-後場プラス転換 1Q営業益2%減 通期計画据え置きで悪材料出尽くし
 アイシン<7259.T>が後場プラス転換。同社は31日13時、25.3期1Q(4-6月)の連結営業利益(IFRS)は337億円(前年同期比2.2%減)だったと発表した。市場コンセンサスは404億円。

 欧州向けパワートレインユニット販売台数の減少、人的投資などの影響により減益となった。なお、通期計画が据え置かれたこともあり、株価は悪材料出尽くし感から買い向かっている。


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