前場コメント No.7 板硝子、住友電、スズキ、伊藤忠、INPEX、ソフトバンクG
★10:05 日本板硝子-SMBC日興が目標株価引き上げ 自助努力で前進へ
日本板硝子<5202.T>が6日続伸。SMBC日興証券では、欧州本格回復には時間を要するが、自助努力で前進すると予想。投資評価は「2(中立)」を継続し、目標株価を330円→400円に引き上げた。
SMBC日興では、欧州の建築用ガラスや新車向けガラス事業の本格的な回復には時間を要しそうだが、欧州では構造改革効果が26.3期に向けて発現すると想定。欧州政治情勢の変化にも注目している。また、米国では25.3期4Qに太陽電池向けガラスのオンラインコーター付きフロート窯の稼働が開始し、26.3期業績への貢献も見込んでいる。
日本板硝子<5202.T>が6日続伸。SMBC日興証券では、欧州本格回復には時間を要するが、自助努力で前進すると予想。投資評価は「2(中立)」を継続し、目標株価を330円→400円に引き上げた。
SMBC日興では、欧州の建築用ガラスや新車向けガラス事業の本格的な回復には時間を要しそうだが、欧州では構造改革効果が26.3期に向けて発現すると想定。欧州政治情勢の変化にも注目している。また、米国では25.3期4Qに太陽電池向けガラスのオンラインコーター付きフロート窯の稼働が開始し、26.3期業績への貢献も見込んでいる。
★10:15 住友電気工業-SMBC日興が目標株価引き上げ 電力、光関連事業がメキシコリスク吸収へ
住友電気工業<5802.T>が続落。SMBC日興証券では、電力、光関連事業が「メキシコリスク」を吸収すると予想。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価を3600円→3680円に引き上げた。
SMBC日興では、SOTP(サム・オブ・ザ・パーツ分析)で求めたPERを13.9倍(従来は13.9倍)とした。利益見通しの引き上げ、製品構成の変化が背景で、26.3期に増益の可能性が高い企業として注目している。トランプ大統領がメキシコからの輸入関税の引き上げに言及して以来、メキシコでハーネスを生産していることが不安視されているが、仮に関税が引き上げられてもメキシコの生産分のうち80%は価格転嫁を行う方針。保有株圧縮など資産効率の改善にも注目している。
住友電気工業<5802.T>が続落。SMBC日興証券では、電力、光関連事業が「メキシコリスク」を吸収すると予想。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価を3600円→3680円に引き上げた。
SMBC日興では、SOTP(サム・オブ・ザ・パーツ分析)で求めたPERを13.9倍(従来は13.9倍)とした。利益見通しの引き上げ、製品構成の変化が背景で、26.3期に増益の可能性が高い企業として注目している。トランプ大統領がメキシコからの輸入関税の引き上げに言及して以来、メキシコでハーネスを生産していることが不安視されているが、仮に関税が引き上げられてもメキシコの生産分のうち80%は価格転嫁を行う方針。保有株圧縮など資産効率の改善にも注目している。
★10:16 スズキ-急騰 新中計を策定 2030年代前半に営業利益率10%以上、ROE15%以上めざす
スズキ<7269.T>が急騰。同社は20日10時、「新中期経営計画(2025~2030年度)」を策定したと発表した。
EV比率の増加や労務費の上昇、取引先基盤強化を含む原材料費の上昇に対して、販売台数の増加や商品価値、ブランド価値の向上などによる収益性の改善を通じて利益成長を継続。2030年代前半にさらなる高い収益体質を実現することを見据えて、必要な投資を遂行するという。
数値目標として、2030年代前半に営業利益率10.0%以上、ROE15.0%以上の実現を、2030年度の売上収益8兆円、営業利益8000億円(営業利益率10.0%)、ROE13.0%の達成をめざすとしている。
スズキ<7269.T>が急騰。同社は20日10時、「新中期経営計画(2025~2030年度)」を策定したと発表した。
EV比率の増加や労務費の上昇、取引先基盤強化を含む原材料費の上昇に対して、販売台数の増加や商品価値、ブランド価値の向上などによる収益性の改善を通じて利益成長を継続。2030年代前半にさらなる高い収益体質を実現することを見据えて、必要な投資を遂行するという。
数値目標として、2030年代前半に営業利益率10.0%以上、ROE15.0%以上の実現を、2030年度の売上収益8兆円、営業利益8000億円(営業利益率10.0%)、ROE13.0%の達成をめざすとしている。
★10:28 伊藤忠商事-5日続落 米システム会社に出資 3割以上か 生成AIなど知見照準=日経
伊藤忠商事<8001.T>が5日続落。20日付の日本経済新聞朝刊は、同社がシステムの設計・構築などを手がける米テクノロジェントに出資すると報じた。
記事によると、出資比率は3割以上とみられ、4月以降の出資完了を見込む。投資額は非開示。生成AIなど最先端のデジタル分野の知見を吸収する。同社グループ企業とも連携し、顧客開拓など営業活動を国内外で強化するとしている。
なお、株価への好影響は限定的となっている。
伊藤忠商事<8001.T>が5日続落。20日付の日本経済新聞朝刊は、同社がシステムの設計・構築などを手がける米テクノロジェントに出資すると報じた。
記事によると、出資比率は3割以上とみられ、4月以降の出資完了を見込む。投資額は非開示。生成AIなど最先端のデジタル分野の知見を吸収する。同社グループ企業とも連携し、顧客開拓など営業活動を国内外で強化するとしている。
なお、株価への好影響は限定的となっている。
★10:28 INPEX-3日続伸 原油価格上昇を材料視 富士石油も高い
INPEX<1605.T>が3日続伸。原油価格の上昇が材料視されている。
19日のニューヨーク原油先物相場は続伸。WTI原油先物は3月限の終値が前営業日比0.40ドル高の1バレル=72.25ドルとなった。18日にロシアとカザフスタンをつなぐパイプラインがドローンによる攻撃を受けたことで、引き続き供給不安を背景とした買いが優勢となった。
原油高を受け、国内の関連銘柄も買われる展開となっている。石油資源開発<1662.T>、富士石油<5017.T>、ENEOSホールディングス<5020.T>なども高い。
INPEX<1605.T>が3日続伸。原油価格の上昇が材料視されている。
19日のニューヨーク原油先物相場は続伸。WTI原油先物は3月限の終値が前営業日比0.40ドル高の1バレル=72.25ドルとなった。18日にロシアとカザフスタンをつなぐパイプラインがドローンによる攻撃を受けたことで、引き続き供給不安を背景とした買いが優勢となった。
原油高を受け、国内の関連銘柄も買われる展開となっている。石油資源開発<1662.T>、富士石油<5017.T>、ENEOSホールディングス<5020.T>なども高い。
★10:38 SBG-野村が目標株価を引き上げ ArmとOpenAIの自社チップ開発にも注目
ソフトバンクグループ<9984.T>が軟調。野村証券では、今後はStargateのデータセンター開発に加えArmとOpenAIの自社チップ開発にも注目。投資評価は「Buy」を継続し、目標株価は16000円→16300円に引き上げた。
野村では、株価には割安感が強いと指摘。上場子会社や上場出資先の株価変動リスクを考慮しNAVに対し20%のディスカウントを付与した。25年1月末の自己株式取得枠は2,901億円であり、今後も自己株式取得が株価上昇をサポートする一因と考えている。AI戦略においてはArmやOpenAIの自社チップ開発動向はAI関連エコシステム構築に重要であり、今後の進捗に期待している。今回、野村では26.3期からStargateに対し年間5000億円の資本供出を続けるとの前提を置いたが、収益影響は考慮していないという。
ソフトバンクグループ<9984.T>が軟調。野村証券では、今後はStargateのデータセンター開発に加えArmとOpenAIの自社チップ開発にも注目。投資評価は「Buy」を継続し、目標株価は16000円→16300円に引き上げた。
野村では、株価には割安感が強いと指摘。上場子会社や上場出資先の株価変動リスクを考慮しNAVに対し20%のディスカウントを付与した。25年1月末の自己株式取得枠は2,901億円であり、今後も自己株式取得が株価上昇をサポートする一因と考えている。AI戦略においてはArmやOpenAIの自社チップ開発動向はAI関連エコシステム構築に重要であり、今後の進捗に期待している。今回、野村では26.3期からStargateに対し年間5000億円の資本供出を続けるとの前提を置いたが、収益影響は考慮していないという。
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