後場コメント No.4 持田薬、キャンドゥ、大林組、洋エンジ、日セラミ、ジーエヌアイ

2025/04/08(火) 15:30
★14:18  持田製薬-後場上げ幅拡大 海綿体神経損傷治療材の検証的治験開始
 持田製薬<4534.T>が後場上げ幅拡大。同社は8日14時、秋田大学との共同研究の成果として生まれた海綿体神経損傷治療材「dMD-002」について、検証的治験において、被験者への使用が開始されたと発表した。
 
 「dMD-002」は、アルギン酸ナトリウムとポリグリコール酸不織布で構成されたシート状の医療機器で、前立腺全摘除術直後の神経損傷部位に留置して使用する。同社は「dMD-002」の医療機器としての製造販売承認を取得することをめざし、引き続き取り組んでいくとしている。

★14:25  キャンドゥ-3日ぶり大幅反発 3月度の既存直営店売上高0.4%増 全店は3.1%増
 キャンドゥ<2698.T>が3日ぶり大幅反発。同社は8日14時、3月度の既存直営店売上高は前年同月比0.4%増だったと発表した。全店は同3.1%増だった。

★14:28  大林組-8日ぶり大幅反発 低炭素型の高性能セメント複合材料を開発
 大林組<1802.T>が8日ぶり大幅反発。同社は8日、太平洋セメント<5233.T>子会社の太平洋マテリアルと共同で、低炭素型の高性能セメント複合材料「ユニバーサルクリートGX」を開発したと発表した。

 この材料は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の来場者移動EV(電気自動車)バスのEMS(エネルギーマネジメントシステム)およびFMS(運行管理システム)技術実証において、走行中ワイヤレス給電システムの道路設備に適用されている。ワイヤレス給電を実現するには、送電コイルの上面を被覆する材料が非磁性であること、通行車両の荷重に耐えられる耐久性などが求められる。この課題に対して、同社らは性能を満たし、製造時のCO2排出量を削減できる材料を開発したとしている。

★14:38  東洋エンジニアリング-9日ぶり反発 ブラジル連邦監察庁による行政審判の決定への対応発表
 東洋エンジニアリング<6330.T>が9日ぶり反発。同社は8日14時20分、ブラジルの連邦監察庁が、同社子会社のPPI社が参加したプロジェクトにおける不正行為に関する行政審判について、4月7日に、同社およびPPI社に対し罰金約5億6千万レアル(約140億円)を科すとの決定を出したと発表した。
 
 同社は2021年6月30日の報告において、PPI社および同社は当該不正行為には関与していないと説明しているが、この立場は不変であり、同決定に対しても異議申し立ての手続きを取り、適切に対応するとしている。

★14:50  日本セラミック-9日ぶり反発 自社サーバーに不正アクセス 情報漏えいのおそれ
 日本セラミック<6929.T>が9日ぶり反発。同社は8日14時45分、自社のサーバーに対し第三者による不正アクセスを受けたことを確認し、保有する情報が一部漏えいした可能性があると発表した。

 現在は外部の専門家の支援を受けながら、原因と影響の範囲等の調査と復旧への対応を進めている。今回の事案における業績予想への影響は現在精査中としている。

 なお、株価は連日で下落していた反動から買いが優勢となっている。

★14:55  ジーエヌアイ-7日ぶり大幅反発 米国関税政策による影響を発表
 ジーエヌアイグループ<2160.T>が7日ぶり大幅反発。同社は8日14時10分、米国政府より発表された関税措置に関する今後の業績への影響を発表した。
 
 製薬、創薬およびその他セグメントについては米中貿易関税摩擦による影響は受けない見込みとしている。メドテックセグメントは米国子会社が中国から一部仕入れており、30%の関税が発動され価格転嫁できないシナリオでは、約900万円(50%の場合は約1500万円)の営業利益押し下げ要因となるが、値上げにより対応できる見込みとしている。


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