前場コメント No.9 マツダ、Zenmu、JVCKW、note、双葉電、FJネクストHD、住友ファーマ

2025/04/21(月) 11:32
★10:51  マツダ-5日ぶり大幅反落 円高が一段と進行 トランプ氏SNS発言も嫌気か 自動車株が軟調
 マツダ<7261.T>が5日ぶり大幅反落。円高進行などが嫌気されている。

 東証の取引開始以降も円高進行が続いており、10時台に一時141.00円をつけた。また、トランプ米大統領が21日に自身のSNSアカウントで、「非関税措置の不正」と題した投稿の中で、保護技術基準(日本のボウリングボールテスト)を挙げている。

 一段と円高が進行しているに加え、トランプ氏による日本の名指し批判も嫌気されたとみられ、自動車関連が寄り付きから下げ幅を広げている。トヨタ自動車<7203.T>やSUBARU<7270.T>、三菱自動車<7211.T>なども安い。

★10:55  ゼンムテック-一時ストップ高 次世代ドローン・セキュリティの実証試験に成功 ネクストウェアも高い
 ZenmuTech<338A.T>が一時ストップ高。同社は21日、ネクストウェア<4814.T>、アイ・ロボティクス(東京都渋谷区)と共同で、ドローンに秘密分散技術を搭載して飛行中のリアルタイムデータを高度に保護することを前提とした実証試験に成功したと発表した。

 これにより、ドローンが送受信する映像や制御信号、機体内に記録されるデータをリアルタイムに「無意味化」することで、サイバー攻撃や機体の紛失時にも情報漏えいを防ぐシステム構築への目途が立ったとしている。

 発表を受け、ネクストウェアも急騰しており、10時50分時点で前日比20%高、プライム市場値上がり率トップとなっている。

★11:00  JVCケンウッド-3日続落 佐賀大学とダイヤモンド半導体の社会実装に向けた共同研究開始
 JVCケンウッド<6632.T>が3日続落。同社は21日10時07分、佐賀大学と次世代の高周波パワー半導体として注目されるダイヤモンド半導体の社会実装に向けた共同研究を開始すると発表した。
 
 ダイヤモンド半導体は、マイクロ波帯、ミリ波帯無線の高性能通信機器、電気自動車や量子コンピュータなどへの活用が期待されているという。両者は、ダイヤモンド半導体の社会実装化を推進し、将来のデジタル社会の実現に向けた社会課題の解決をめざすとしている。
 
 なお、株価への好影響は限定的となっている。
 

★11:07  note-続落 第2回目のAI学習への対価還元に関する実証実験を開始
 note<5243.T>が続落。同社は21日11時、生成AI事業者がクリエイターのコンテンツを学習データとして利用する際の対価還元に関する実証実験の第2回目を開始すると発表した。
 
 第1回実証実験では、参加クリエイターのコンテンツを対象とし、独自の基準に基づいて対価を還元する仕組みの有効性を検証したという。今回の実証実験では、第1回の結果を踏まえ、還元ロジックのブラッシュアップを行うための検証を進めるとしている。
 
 なお、株価への好影響は限定的となっている。

★11:08  双葉電子工業-3日続伸 ベトナムで利用可能な「工作機械IoTモニタリングシステム」の販売開始
 双葉電子工業<6986.T>が3日続伸。同社は21日、ベトナムにおいて利用可能な「工作機械IoTモニタリングシステム」の販売を開始すると発表した。

 多様な設備の稼働データを分析し、生産性向上を含む経営判断を行う重要性が高まっていることから、こうした課題やニーズに対応するため2020年より国内で同システムを展開してきた。今回、ベトナムの法的基準を満たす形で再設計を行い、ベトナム仕様として一般販売する。システムの導入によりベトナム拠点の稼働状況をリアルタイムで監視でき、日本拠点からの遠隔管理も可能になるとしている。

★11:19  FJネクスト-上げ幅拡大 前期営業益を上方修正 増配も発表
 FJネクストホールディングス<8935.T>が上げ幅拡大。同社は21日11時15分、25.3期通期の連結営業利益予想を従来の75億円から94億円(前期比0.3%減)に、期末配当予想を26円から30円(前期末は26円)に上方修正すると発表した。

 主に不動産開発事業において、資産運用型マンションの販売が計画を上回って推移したことなどが寄与する。期末配当については、従来予想に加えて特別配当4円を実施する。年間配当予想は54円(前の期は50円)となる。

★11:19  住友ファーマ-急落 前週末は連日ストップ高で値幅制限拡大も利益確定の売り
 住友ファーマ<4506.T>が急落。前週末比83円安の625円まで下落する場面もあった。
 
 同社については、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)などが、iPS細胞を使ったパーキンソン病の臨床試験(治験)で安全性と有効性を示唆する結果を得たと各紙が報じたことが好感され、前週末は連日でストップ高となっていた。きょうは制限値幅が4倍に拡大されていたが、軟調な地合いもあり、利益確定の売りが優勢となっている。


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