前場コメント No.4 ルネサス、ミライロ、ストライク、ケイブ、ファンペップ、ワコム

2025/04/24(木) 11:32
★9:16  ルネサス-売り買い交錯 1Q営業益72%減 市場軟化や在庫調整など影響
 ルネサスエレクトロニクス<6723.T>が売り買い交錯。同社は24日9時、25.12期1Q(1-3月)の連結営業利益(IFRS)は215億円(前年同期比72.3%減)だったと発表した。市場コンセンサスは317億円。
 
 市場の軟化、流通在庫の調整があったことにより、自動車向け事業、産業・インフラ・IoT向け事業の売上収益が減少した。営業費用の増加なども響いた。
 
 未定としていた25.12期上期(1-6月)のNon-GAAP売上収益予想は6032億円~6183億円(前年同期比15.1%減~13.0%減)とした。Non-GAAP業績値は、財務会計上の数値(IFRS)から非経常的な項目やその他特定の調整項目を一定のル―ルに基づいて控除もしくは調整した指標。上期の想定為替レートは、1米ドル148円、1ユーロ158円となる。

★9:17  ミライロ-買い気配 京阪電鉄が「ユニバーサルマナー検定(鉄道)」導入
 ミライロ<335A.T>が買い気配。同社は23日に、運営する「ユニバーサルマナー検定(鉄道)」が京阪ホールディングス<9045.T>傘下の京阪電気鉄道(以下、京阪電鉄)の駅係員・乗務員対象に導入されていたことを発表した。

 同社は、京阪電鉄に向けて「ユニバーサルマナー検定(鉄道)」を提供しており、京阪電鉄では2023年9月よりこの検定を導入しているという。2025年3月末時点で、駅係員・乗務員のうち95%以上の社員が受講を完了。今後も、ユニバーサルマナーの普及を通じて、誰もが安心して鉄道を利用できる社会の実現をめざすとしている。

 併せて、4月23日に放送されたテレビ東京・Newsモーニングサテライト「IPO、その次の一歩」にて、同社の取り組みが紹介されたことも発表している。

★9:27  ストライク-急落 上期営業益を下方修正 一転減益へ
 ストライク<6196.T>が急落。同社は23日、25.9期上期(10-3月)の営業利益予想を従来の38.6億円(前年同期比4.1%増)から24.4億円(同34.2%減)に下方修正すると発表した。

 案件の大型化や新ガイドラインに基づく新たな業務対応による影響から当初計画より案件成約までの期間が長期化する傾向にあり、成約組数が当初計画を下回る見込み。コンサルタント数の増加に伴う人件費および営業関連の広告宣伝費が先行したことも響く。通期の見通しは据え置いた。

★9:32  ケイブ-急騰 10万株・1億円を上限に自社株買い 株主優待制度の変更も発表
 ケイブ<3760.T>が急騰。同社は4月23日、10万株・1億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2025年4月24日~2025年6月30日。発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合は1.5%となる。

 併せて、株主優待制度の変更も発表した。毎年5月31日現在の100株以上を保有する株主について、継続保有期間に応じて同社オリジナルデザインのQUOカード(500円分~2000円分)を贈呈する。また、抽選で同社オリジナルの限定グッズも贈呈する。
 従来は、1000株以上を保有する株主に、オリジナルデザインのQUOカード1000円分を贈呈していた。

★9:32  ファンペップ-小動き AI創薬による特殊ペプチド研究開始
 ファンペップ<4881.T>が小動き。同社は4月23日、三井物産<8031.T>子会社のゼウレカとAI創薬支援コンサルティング契約を締結し、AI創薬による特殊ペプチド創薬研究を開始したと発表した。

 同社は、2024年8月からゼウレカとの研究委託契約に基づき、抗体誘導ペプチドのAI創薬研究を実施しているが、特殊ペプチド創薬に関する研究においても、ゼウレカのAI創薬支援サービスを活用して実施する。また、この研究の後半でのゼウレカとの共同研究契約締結を視野に入れて、共同で研究を推進していく予定という。

 また今回、次世代創薬技術として期待されている特殊ペプチドを用いた創薬分野の研究を拡大するため、mRNAディスプレイ法を活用した特殊ペプチドの探索サービスを提供する富士フイルムホールディングス<4901.T>系の富士フイルム和光純薬と特定の標的分子に強く結合する特殊ペプチドを探索する研究委託契約を締結した。

 同社は、AI創薬支援コンサルティングに関してゼウレカへコンサルティング料を、特殊ペプチド創薬研究の研究委託に関して富士フイルム和光純薬へ研究委託費用を、それぞれ支払うが、25.12期の研究開発費予測値に変更はないとしている。

★9:40  ワコム-大幅続伸 通期営業利益予想を上方修正 増配も発表
 ワコム<6727.T>が大幅続伸。同社は23日、25.3期通期の連結営業利益予想を従来の85.0億円から100.0億円(前期比41.7%増)に上方修正すると発表した。販管費の抑制が寄与する。

 併せて、25.3期の期末配当予想を20円→22円(前期は20円)に修正することも発表した。年間配当も同額となる。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 38,791.80 +255.06
TOPIX 2,801.69 +14.74
グロース250 766.27 +5.07
NYダウ 42,215.80 -299.29
ナスダック総合 19,521.09 -180.12
ドル/円 145.12 -0.17
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ