前場コメント No.1 牧野フ、ホットリンク、シンワワイズ、ニデック、ソフトマックス、扶桑薬

2025/05/28(水) 11:30
★9:00  牧野フライス-買い気配 MBK、買収交渉で先行 優先権獲得=日経
 牧野フライス製作所<6135.T>が買い気配。日本経済新聞電子版は27日18時、アジア系投資ファンドのMBKパートナーズが同社の買収交渉で先行していることが分かったと報じた。

 記事によれば、同社に買収を提案している複数の投資ファンドの中で優先交渉権を獲得したもよう。MBKはTOB(株式公開買い付け)による同社の買収をめざしており、買い付け価格は1株当たり1万1000円超のようだ。4~5月に同社にTOBを試みて撤回したニデック<6594.T>の買い付け価格(同1万1000円)を上回るとしている。

 同社は同日19時30分に、報道内容は同社が発表したものではないとコメント。一方、MBKから唯一の法的拘束力を有する買収提案を受領しており、交渉を早期に進め、最終合意に至ることが望ましいとの見解を示した。

★9:00  ホットリンク-買い気配 米グループがスノーフレークと戦略的パートナーシップ締結
 ホットリンク<3680.T>が買い気配。同社は27日、米国グループ会社のエフィウス(サービスブランド名:Socialgist)が、データクラウド企業のスノーフレーク(米国カリフォルニア州)と戦略的パートナーシップを締結したと発表した。

 今回の連携により、SocialgistはSnowflake Marketplaceを通じて世界中の企業に対し自社のデータセットを提供する新たなチャネルを獲得する。これにより、スノーフレークの既存顧客基盤へのアクセスが可能となり、潜在的な新規顧客の獲得が期待されるとしている。

★9:01  シンワワイズ-売り気配 ニューホライズンキャピタルによるTOBは不成立
 Shinwa Wise Holdings<2437.T>が売り気配。ニューホライズンキャピタルは27日、同社に対する公開買い付け(TOB)が終了したと発表した。

 ニューホライズン4号投資事業有限責任組合およびCatalyst Art Investmentsが同社に対してTOBを実施していたが、応募株券などの総数(62万0417株)が買い付け予定数の下限(158万9700株)に満たなかった。このため、応募株券などの全部の買い付けなどを行わないとしている。TOB期間は4月10日~5月26日。TOB価格は1株につき400円だった。

★9:01  ニデック-買い気配 1300万株・350億円を上限に自社株買い 割合は1.13%
 ニデック<6594.T>が買い気配。同社は27日、1300万株・350億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2025年5月28日~2026年5月27日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は1.13%となる。

★9:01  ソフトマックス-買い気配 1株を4株に分割 基準日は6月30日
 ソフトマックス<3671.T>が買い気配。同社は27日、株式分割を行うと発表した。6月30日を基準日として、1株につき4株の割合をもって分割する。

★9:02  扶桑薬品工業-売り気配 東レの特許侵害で後発薬2社に217億円賠償命令と伝わる
 扶桑薬品工業<4538.T>が売り気配。かゆみ改善薬に関する特許(用途特許)を侵害したとして、東レ<3402.T>が後発薬メーカー2社に損害賠償を求めた訴訟で、知財高裁は27日にサワイグループホールディングス<4887.T>傘下の沢井製薬、および同社に計217億円の支払いを命じたと報じられたことが嫌気されている。

 28日付の日本経済新聞朝刊によれば、薬の有効成分の用途に関し、先発薬メーカーが持つ特許の保護範囲を広く認める司法判断となったようだ。賠償額は沢井製薬に対して142億9093万円、扶桑薬品に対して74億7287万円のもよう。知財訴訟における賠償額はこれまで30億円規模が最高だったとみられ大幅に上回ったとしている。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 38,462.16 +373.59
TOPIX 2,800.33 +14.92
グロース250 758.77 +10.01
NYダウ 42,761.76 -1.11
ナスダック総合 19,591.24 +61.28
ドル/円 144.93 +0.32
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ