前場コメント No.7 薬王堂HD、Syns、IIJ、F&LC、キオクシアHD、東映アニメ

2025/06/06(金) 11:32
★9:44  薬王堂HD-6日続伸 5月度の既存店売上高3.6%増 全店は6.9%増
 薬王堂ホールディングス<7679.T>が変わらず挟み6日続伸。同社は5日、5月度の既存店売上高は速報値で前年同月比3.6%増だったと発表した。全店は同6.9%増となった。

★9:55  Synspective-大幅続落 ispaceがミッション2失敗でストップ安 宇宙関連に売り波及
 Synspective<290A.T>が大幅続落。ispace<9348.T>がストップ安売り気配となっていることが嫌気されているもよう。

 ispaceは6日8時55分に、ミッション2において月面着陸機「RESILIENCEランダー」との通信の回復が見込まれないため、ミッション2を終了すると発表した。これが嫌気され、ispaceは足元で1600万株を超える売り越しとなっている。

 小型衛星を開発する同社にも売りが波及しており、下落率が10%を超える場面もみられた。宇宙開発関連ではアストロスケールホールディングス<186A.T>やQPS研究所<5595.T>なども安い。

★10:07  IIJ-反発 OTセキュリティ分野における統合セキュリティ管理ソリューションを提供開始
 インターネットイニシアティブ<3774.T>が反発。同社は5日、NTT<9432.T>系のNTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)と、工場やプラントなどにある設備を制御・運用するOT(Operational Technology)システムのセキュリティ分野において協力し、NTT Comのネットワーク可視化技術を活用したOTシステム向けIDS「OsecT(オーセクト)」と、同社のセキュアリモートアクセスソリューション「IIJ Safous(セーファス)」(以下Safous)を組み合わせて提供する統合セキュリティ管理ソリューションを開発したと発表した。
 
 同ソリューションでは、OTシステム向けIDS機能とセキュアリモートアクセス機能を一体的に提供する専用機器を顧客OT環境に設置する。「Safous」を経由することで、制御装置などにセキュアなアクセスが可能になるという。また、「OsecT」のリモートセンサー機能を利用し、制御装置などのミラートラフィックからセンサーデータを抽出し、IDSで可視化およびセキュリティ脅威を検知できるとしている。
 

★10:08  F&LC-MSMUFGが目標株価を引き上げ 海外スシロー事業成長の加速を更に評価
 FOOD & LIFE COMPANIES<3563.T>が堅調。モルガン・スタンレーMUFG証券では、海外スシロー事業成長の加速を更に評価。投資判断は「Overweight」を継続し、目標株価を5400円から7800円に引き上げた。

 モルガン・スタンレーでは、25/9期予想調整後EBITDAを466億円→491億円に上方修正。国内スシロー事業を299億円→313億円(+13% YoY)に、海外スシロー事業を234億円→242億円(+51% YoY)に上方修正した。国内スシロー事業に関しては既存店売上を+6% YoY→+10% YoYに引き上げ。既存商品の品質改善やプロモーション、更には店舗DXの「デジロー」導入店舗拡大等が奏功してきているという。海外に関しては調整後EBITDAマージンを18.9%→19.6%に引き上げ。特に中国における既存店売上好調等による収益性改善が目立ってきているという。

★10:10  キオクシア-MSMUFGが目標株価引き上げ 経営方針説明会の印象はややポジティブ
 キオクシアホールディングス<285A.T>が大幅高。モルガン・スタンレーMUFG証券では、経営方針説明会の印象はややポジティブと評価。投資判断は「Equal-weight」を継続し、目標株価を1900円→2200円に引き上げた。

 MSMUFGでは、5日に開催した経営方針説明会についてややポジティブな印象を受けたとコメント。二軸のプロセス開発戦略を進める方針は、多様化するストレージ需要を柔軟にアドレスできる可能性が高まること、投資効率改善にもつながりうると指摘した。一方、エンド需要の不確実性やサプライチェーンが関税リスクに対して在庫積み増しを行っている可能性を考慮し、引き続きリスク・リワードはニュートラルとみている。

★10:18  東映アニメ-3日ぶり反落 オリジナル作品ブランド「ETERNA Animation」を始動
 東映アニメーション<4816.T>が3日ぶり反落。同社は5日、2026年に迎える創立70周年を前に、オリジナルアニメーション制作のさらなる推進と国際展開を見据えた、新たなブランド「ETERNA Animation(エターナ・アニメーション)」の設立を発表した。
 
 同ブランドでは、創造性と芸術性にあふれるオリジナル作品を継続的に発信する体制を確立し、若手クリエイターの発掘と育成を軸とした、次世代型のアニメーションプロジェクトを推進するとしている。

 しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。


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