後場コメント No.2 横河電、OKI、FDK、エア・ウォーター、オーハシテクニカ、ラクス

2025/06/10(火) 15:31
★12:53  横河電機-3日続伸 中国の精工集団と包括的な戦略的協業契約を締結
 横河電機<6841.T>が3日続伸。同社は10日11時30分、多様な産業分野で事業を展開する中国の精工集団(浙江省紹興市)と、精工集団の各事業における工場の操業の最適化およびエネルギー管理に関する協業を通じて、新規事業の開発および事業拡大の可能性を共同で探索するため、戦略的協業契約を締結したと発表した。
 
 同協業では、精工集団の繊維リサイクル、高機能繊維製造をはじめとする各工場において、AIなどを活用した自律制御およびその他の同社のソリューションの導入により操業の最適化を図る。また、電力を含むエネルギー供給を最適化するエネルギー・マネジメント・システムの共同開発を進めるという。将来的には、これらの共同開発によって確立された製造技術を両社が中国以外に展開することも視野に入れているとしている。

★12:59  OKI-続伸 NTT系と異種材料接合による高出力テラヘルツデバイスの量産技術を確立
 OKI<6703.T>が続伸。同社は10日に、NTT<9432.T>系のNTTイノベーティブデバイスと共同で、異種材料接合による高出力テラヘルツデバイスの量産技術を確立したと発表した。

 テラヘルツデバイスは、次世代通信規格である6Gにおける大容量・低遅延通信や、安全性向上に貢献する高精度な非破壊検査などの基盤技術として期待されているという。両社は今回の成果をもとに製品開発を進め、2026年の量産化をめざすとしている。

★12:59  FDK-7日ぶり反発 二酸化マンガンリチウム一次電池の新製品量産へ 容量17%向上
 FDK<6955.T>が7日ぶり反発。同社は10日、高容量タイプの高出力円筒形二酸化マンガンリチウム一次電池「CR17500EX」の開発を完了するとともに、量産体制を構築したと発表した。

 2025年度下期から量産を開始する。新製品は、同形状の従来モデルである「CR17500EP」と比較して、17%容量を向上させた。これにより、搭載機器で従来よりも長時間の使用や組電池仕様の使用本数削減が可能としている。

★13:02  エアウォーター-続伸 新中計を策定 28.3期のROE11%めざす
 エア・ウォーター<4088.T>が続伸。同社は10日12時、26.3期から28.3期の中期経営計画を策定したと発表した。

 既存事業を徹底的に見直し、生み出した経営資源を効率的に成長事業へ投資するとともに、低成長・低収益事業を中心に改善・合理化を実践し、事業ポートフォリオを変革するという。
 
 数値目標として、28.3期の営業利益率は8.5%(25.3期は実績値で7.0%)、ROEは11.0%(同9.8%)をめざす。また、中計期間の投資は3200億円(前中計期間では2864億円)、株主還元は800億円(同443億円)をめざすとしている。

★13:09  オーハシテクニカ-3日続伸 日新TOBに応募 売却益は6億9500万円の見込み
 オーハシテクニカ<7628.T>が3日続伸。同社は10日13時、米ベインキャピタル系のBCJ-98(東京都千代田区)が実施している日新<9066.T>に対するTOB(公開買い付け)に応募すると発表した。

 政策保有株式として保有する日新株式を売却することで、26.3期に投資有価証券売却益6億9500万円を特別利益に計上する見込み。売却株式数は9万8200株。業績予想への影響は精査中としている。

★13:11  ラクス-続伸 パンパシHDが「メールディーラー」を導入
 ラクス<3923.T>が続伸。同社は101日11時30分、同社が提供するメール共有・管理システム「メールディーラー」を、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス<7532.T>が導入し、2025年6月より運用を開始したと発表した。
 
 「メールディーラー」は、info@やsupport@などの代表アドレスやメーリングリストでのメール対応の管理をラクにするクラウド型のメール共有・管理システム。誤送信防止などの機能を備えており、対応状況管理の一元化が可能で、問い合わせ対応履歴・データの保管容量の多さが採用の決め手となったとしている。


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