後場コメント No.3 ラクサス、UBE、リコー、アイサンテクノロ、ファーマフーズ、ライト工

2025/06/10(火) 15:31
★13:16  ラクサス-大幅続伸 金融教育のABCash Technologiesと業務提携
 ラクサス・テクノロジーズ<288A.T>が大幅続伸。同社は9日、金融教育サービスを手がけるABCash Technologies(東京都渋谷区)との業務提携を発表した。

 両社は4月にShaaS(Sharing as a Service)を通じた事業連携に関する基本合意を発表しており、今回の業務提携はその構想を具体的なサービス実装へと発展させるものとなる。今回の提携を通じ、両社は「教育×体験」の融合による新しいユーザー価値の創造に取り組むとしている。

★13:21  UBE-みずほが目標株価を引き上げ スペシャリティ化学企業への転換加速を高く評価
 UBE<4208.T>が反発。みずほ証券は、スペシャリティ化学企業への転換加速を高く評価。投資判断は「買い」を継続し、目標株価は3000円→3400円に引き上げた。

 みずほでは、スペシャリティ事業への経営資源集中を推進する現中計に対する高評価を確認したと指摘。国内アンモニア生産設備の停止を含む構造改革を推進、事業ポートフォリオ転換は30/3期に概ね完了と予想し、アセットライト化と業績変動度の抑制が順調に進捗と予想している。業績予想期間を従来の25-29/3期から26-30/3期へ変更、29/3期における機械事業の株式上場及び30/3期におけるセメント合弁会社(MUCC)の株式上場を想定し業績予想を修正した。

★13:27  リコー-大幅続伸 GENIACでマルチモーダルLLMの基本モデルの開発完了 7月に無償公開へ
 リコー<7752.T>が大幅続伸。同社は10日に、経済産業省と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する、国内における生成AIの開発力強化を目的としたプロジェクト「GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)」において、マルチモーダル大規模言語モデル(以下、LMM)の開発に取り組んできたが、今回、日本企業の図表を含むドキュメントの読み取りに対応したLMMの基本モデルの開発を完了したと発表した。

 視覚とテキストの両方の情報を活用する日本語の質問応答データセットであるJDocQAおよび独自ベンチマークツールによる検証の結果、他のモデルと比較しても優れた性能を示すことが確認されたという(2025年4月24日時点)。同社は、7月29日から開催される画像の認識・理解シンポジウム 「MIRU2025」にて論文を発表し、この基本モデルおよび独自に開発したベンチマークツールを無償で公開するとしている。

★13:33  アイサンテクノロジー-底堅い 「ANIST Version1.2.0」を販売開始
 アイサンテクノロジー<4667.T>が底堅い。同社は10日13時、点群データを使って図面・図形作成を1つのアプリで完結する新システムの最新バージョン「ANIST Version1.2.0」の販売開始を決定したと発表した。標準価格は1ライセンス税込み99万円としている。

★13:35  ファーマフーズ-後場急落 3Q累計営業赤字転落 研究開発費や広告宣伝費の増加響く
 ファーマフーズ<2929.T>が後場急落。同社は6月10日13時30分に、25.7期3Q累計(8-4月)の連結営業損益は2.2億円の赤字(前年同期は32.7億円の黒字)だったと発表した。研究開発費や広告宣伝費の増加が響いた。

★13:38  ライト工業-野村が目標株価引き上げ 受注環境は堅調
 ライト工業<1926.T>3日ぶり反落。野村証券では、受注環境は堅調と想定。投資判断は「Neutral」を継続し、目標株価を2830円→3200円に引き上げた。

 野村では、斜面のり面は災害復旧、地盤改良はトンネルや空港関連での中長期的な売上成長ポテンシャルが注目できると考えている。一方、地盤改良では着工遅れが継続しており、26.3期以降も売り上げが伸び悩むリスクには留意が必要と指摘。中長期での増収継続が見込まれる一方、下振れリスクなどを考慮し2割程度のディスカウントは継続している。


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