前場コメント No.1 日野自、ジーエヌアイ、テラドローン、トライト、ミロク、アスカネット

2025/06/11(水) 11:30
★9:00  日野自動車-売り気配 第三者割当増資で約2000億円調達 26年4月に三菱ふそうと統合へ
 日野自動車<7205.T>が売り気配。同社は10日、三菱ふそうトラック・バスとの経営統合に係る経営統合契約を締結すると発表した。

 今後締結する予定の株式交換契約に基づき、同社の普通株式1株に対して、統合会社の普通株式1株を割り当て交付する。経営統合の効力発生日は2026年4月1日の予定。

 併せて、トヨタ自動車<7203.T>を割当先とする第三者割り当てによる普通株式およびA種種類株式の発行、ならびに同社羽村工場をトヨタへ移管することを発表した。

 払込期日はいずれも26年3月27日~9月26日。普通株式の発行数は2億7091万5798株。A種種類株式の発行数は1億7551万2774株。発行価額はいずれも1株につき448円。差引手取概算額として普通株式で1209億3548万1533円、A種種類株式で783億4451万8723円を調達し、トヨタからの借入金の弁済のための資金として充当する。普通株式の発行済み株式総数に対する希薄化率は最大で77.7%。

 羽村工場の移管については同社が100%子会社を設立し、その子会社へ羽村工場を承継する。その後、同社が保有する同子会社の株式の全部をトヨタに譲渡する。譲渡実施日は26年4月1日の予定。譲渡価額は1500億円となる。

★9:00  ジーエヌアイ-買い気配 PAH治療の中国第1相試験で最初の被験者投与開始
 ジーエヌアイグループ<2160.T>が買い気配。同社は11日8時40分、連結子会社のジャイア・セラピューティクスが、肺動脈性肺高血圧症(PAH)の治療を目的とするパイプライン「F230」の第1相臨床試験において、中国で最初の被験者に投与を開始したと発表した。

 第1相臨床試験は、健康な被験者において安全性、忍容性、薬物動態(PK)を評価することを目的としている。PAHは中国において希少疾病に指定されており、調査会社Frost&Sullivanのデータによると、中国におけるPAH治療薬の市場規模は2023年に3.7億米ドルに達し、31年には4.8億米ドルに達すると予想されているとした。

★9:00  テラドローン-買い気配 サウジアラビアでドローン活用した医療物資配送プロジェクト実施
 Terra Drone<278A.T>が買い気配。同社は10日、サウジアラビアに拠点を置く子会社テラドローン・アラビアを通じて、サウジアラビア保健省および医療物資・機器の物流・調達を担う政府系企業のNUPCOと連携し、イスラム教の宗教行事「ハッジ」において、同行事では初となる、ドローンを活用した医療物資配送プロジェクトを実施したと発表した。
 
 同プロジェクトでは、テラドローン・アラビアが、ミナおよびアラファトにおいて、血液や医薬品などの緊急医療物資をドローンで配送する役割を担ったという。使用機体には、医薬品の品質保持に不可欠な温度管理が可能な冷却機能付きペイロードボックスを搭載したドローン(DJI Matrice 350 RTK)を採用。これにより、従来は地上輸送で1時間半以上かかっていた輸送をわずか6分未満で実現し、迅速な医療対応を可能にしたとしている。

★9:01  トライト-買い気配 カーライル系が1株880円でTOB 上場廃止へ
 トライト<9164.T>が買い気配。米投資会社カーライル・グループの傘下であるTCG2505(東京都千代田区)は10日、同社に対して公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。

 TOBの買付価格(普通株式)は1株につき880円。買付期間は6月11日~7月23日。買い付け予定数は4000万株。下限は666万6700株。上限は設けない。TOB成立後、一連の手続きを経て同社株は上場廃止となる見通し。

 同社は同日、TOBについて賛同の意見を表明するとともに、株主に対して応募を推奨するとコメントした。

★9:01  ミロク-買い気配 上期営業益22.6倍 上期計画を超過
 ミロク<7983.T>が買い気配。同社は11日、25.10期上期(11-4月)の連結営業利益は1億1300万円(前年同期比22.6倍)だったと発表した。なお、25.10期通期の営業利益予想は1億円となっており、上期時点で超過している。

 主力の猟銃事業において、付加価値の高い製品が好調に推移したことに加え、前期末の固定資産の減損損失による減価償却費のはく落なども寄与した。

★9:01  アスカネット-買い気配 今期営業益2.5倍見込む 前期は61%減
 アスカネット<2438.T>が買い気配。同社は10日、26.4期通期の連結営業利益予想を4.4億円(前期比2.5倍)に、年間配当予想を7円(前期は7円)にすると発表した。

 フューネラル事業は、新規顧客獲得、tsunagooの利用増加、最新技術を活用した新サービスの提供などで増収増益を見込む。フォトブック事業および空中ディスプレイ事業は新体制での立て直しを進める。

 25.4期通期の連結営業利益は1.7億円(前の期比61.2%減)だった。フォトブック事業が低調だった。空中ディスプレイ事業において棚卸資産評価損を売上原価に計上したことなども響いた。


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