後場コメント No.5 タムラ製、マルハニチロ、ソシオネクスト、フェスタリアHD、全国保証、東京衡機

2025/06/16(月) 15:30
★14:39  タムラ製作所-買い気配 出資先が次世代半導体素子を開発 電力性能3倍に
 タムラ製作所<6768.T>が買い気配。同社が出資するノベルクリスタルテクノロジーは、次世代素材を使う電圧制御用半導体で、電力効率を従来比3.2倍に高めた素子を開発したと発表した。

 16日14時25分に配信された日本経済新聞電子版の記事によれば、耐圧性能では現状普及している炭化ケイ素(SiC)品と同程度に達したもよう。2030年代の実用化をめざすとしている。

 発表を受けて同社や同じく出資する三菱電機<6503.T>、トレックス・セミコンダクター<6616.T>も買われている。

★14:42  マルハニチロ-反発 ペットフード事業の価値創造力を拡大
 マルハニチロ<1333.T>が反発。同社は16日、2025年度より「ペットフード事業推進室」を新設し、伸長するペットフード市場においてさらなる価値創造力の拡大をめざすと発表した。

 同社は欧米向けにペットフードのOEM生産を担うSoutheast Asian Packaging & Canning、国内向けキャットフードを主に販売するアイシアの2社を中心にペットフード事業を拡大してきた。同推進室を中心に2社の共創を加速させ、これまで培ってきた知見を集約しすることでグループ全体のスケールメリットを生かす。安定的に開発、調達、生産、販売体制を構築することで、多様化するマーケットニーズに対応するビジネスモデルの確立をめざすとしている。

★14:56  ソシオネクスト-MSMUFGが目標株価引き上げ 新規自動車商談の量産規模見通しを引き上げ
 ソシオネクスト<6526.T>が反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では、中国顧客を中心とする新規自動車商談の量産規模見通しを幾分引き上げ。投資判断は「Equal-weight」を継続し、目標株価を1700円→2200円に引き上げた。

 MSMUFGでは、同社の自動車、データセンタ分野の長期的な成長ポテンシャルは大きいと考えている。一方、短期的には売上高は回復局面に入るものの、粗利益率(半導体メーカーのマルチプルの主要ドライバーのひとつ)の低下が続くうえ、顧客のセルスルー次第で26年の自動車売上高成長ペースにも不確実性があると想定。これらを踏まえ、目標株価を引き上げるものの、投資判断は据え置いた。

★15:07  フェスタリア-後場急騰 株主優待制度を拡充 分割後100株以上~300株未満の枠新設
 フェスタリアホールディングス<2736.T>が後場急騰。同社は16日15時、株主優待制度を拡充すると発表した。

 2月28日を基準日とする1対3の株式分割に伴い、株式分割後の「100株以上300株未満」の株主に対する優待制度を新たに追加する。優待内容は1万円分の割引クーポンとなる。

★15:09  全国保証-3日ぶり反発 ふくおかFG傘下のiBankマーケティングと協業
 全国保証<7164.T>が3日ぶり反発。同社は16日15時、ふくおかフィナンシャルグループ<8354.T>傘下のiBankマーケティングと、「借入可能額スピード審査」サービスに関する業務連携を開始すると発表した。
 
 iBankが運営するスマートフォンアプリ「Wallet+(ウォレットプラス)」の新機能「住宅ローン計画」より、購入物件が決まっていない状態でも自身の年収や借入状況などから、借入可能額の目安がわかる「借入可能額スピード審査」サービスについて協業するとしている。

★15:13  東京衡機-後場売り買い交錯 通期最終益を下方修正 子会社業績予想を織り込む
 東京衡機<7719.T>が後場売り買い交錯。同社は16日15時、26.2期通期の連結純利益予想を従来の1.4億円から1.1億円(前期比82.3%増)に下方修正すると発表した。

 子会社化した先端力学シミュレーション研究所の業績予想について、期初計画時点では織り込んでいなかった。内部取引の相殺および同子会社に係るのれんなどの償却により、利益が従来予想を下回る見通し。


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