前場コメント No.6 三菱重、UBE、アルトナー、共栄タ、ニトリHD、JX金属
★9:48 三菱重工業-大幅反発 米、日本含むアジア同盟国に国防費GDP比5%必要と表明
三菱重工業<7011.T>が大幅反発。米国防総省が21日に、日本を含むアジアの同盟国は国防費を国内総生産(GDP)比5%まで増額する必要があると表明したことが材料視されている。
22日付の日本経済新聞朝刊によれば、北大西洋条約機構(NATO)は現行基準の国防費をGDP比で3.5%、有事に必要なインフラなど広義の安全保障の費用を1.5%とし、合計5%とする新目標を調整するようだ。米国は声明で「欧州の基準とペースに迅速に追いつくのは当然だ」と述べたとしている。
また、トランプ米大統領が21日にイランの核施設を攻撃したと発表したことも材料視されている。22日にはイランが報復として原油輸送の要となるホルムズ海峡の封鎖を承認したことも伝わっており、中東情勢を巡る地政学リスクの上昇も防衛関連株の買い材料となっている。
同社のほか、川崎重工業<7012.T>、IHI<7013.T>といった重工3社に加え、日本製鋼所<5631.T>、日本アビオニクス<6946.T>、石川製作所<6208.T>なども高い。
三菱重工業<7011.T>が大幅反発。米国防総省が21日に、日本を含むアジアの同盟国は国防費を国内総生産(GDP)比5%まで増額する必要があると表明したことが材料視されている。
22日付の日本経済新聞朝刊によれば、北大西洋条約機構(NATO)は現行基準の国防費をGDP比で3.5%、有事に必要なインフラなど広義の安全保障の費用を1.5%とし、合計5%とする新目標を調整するようだ。米国は声明で「欧州の基準とペースに迅速に追いつくのは当然だ」と述べたとしている。
また、トランプ米大統領が21日にイランの核施設を攻撃したと発表したことも材料視されている。22日にはイランが報復として原油輸送の要となるホルムズ海峡の封鎖を承認したことも伝わっており、中東情勢を巡る地政学リスクの上昇も防衛関連株の買い材料となっている。
同社のほか、川崎重工業<7012.T>、IHI<7013.T>といった重工3社に加え、日本製鋼所<5631.T>、日本アビオニクス<6946.T>、石川製作所<6208.T>なども高い。
★9:56 UBE-MSMUFGが目標株価を引き下げ ファインケミカルの成長と構造改革効果が奏功
UBE<4208.T>が軟調。モルガン・スタンレーMUFG証券では、ファインケミカルの成長と基礎化学品に対する構造改革効果が奏功と指摘。投資判断は「Overweight」を継続し、目標株価を3900円から3400円に引き下げた。
モルガン・スタンレーでは、取材を踏まえ、業績予想の見直しを実施した。26/3期はDMCへの先行費用(後述)が従来想定よりも増える見込みとしながらも、会社計画の営業利益は上回るとみている。一方、中期計画の目標として、27/3期営業利益320億円、28/3期営業利益400億円を掲げている点に言及。ファインケミカルの成長と、基礎化学品に対する構造改革の進展を踏まえ、27/3期営業利益320億円(同19%増)、28/3期営業利益390億円(同22%増)と予想している。
UBE<4208.T>が軟調。モルガン・スタンレーMUFG証券では、ファインケミカルの成長と基礎化学品に対する構造改革効果が奏功と指摘。投資判断は「Overweight」を継続し、目標株価を3900円から3400円に引き下げた。
モルガン・スタンレーでは、取材を踏まえ、業績予想の見直しを実施した。26/3期はDMCへの先行費用(後述)が従来想定よりも増える見込みとしながらも、会社計画の営業利益は上回るとみている。一方、中期計画の目標として、27/3期営業利益320億円、28/3期営業利益400億円を掲げている点に言及。ファインケミカルの成長と、基礎化学品に対する構造改革の進展を踏まえ、27/3期営業利益320億円(同19%増)、28/3期営業利益390億円(同22%増)と予想している。
★10:05 アルトナー-6日続伸 富士テクノHDと業務提携
アルトナー<2163.T>が6日続伸。同社は20日、富士テクノホールディングス(神奈川県厚木市)と、双方の人財活用に関わるパートナーシップを盛り込んだ業務提携契約を締結すると発表した。
主に両社のエンジニアの相互交流を促進し、高い技術力を有する優秀なエンジニアの育成を、より一層加速するという。同提携により、互いの強みを最大限に生かし、持続的な事業成長と中長期的な企業価値の向上をめざすとしている。
アルトナー<2163.T>が6日続伸。同社は20日、富士テクノホールディングス(神奈川県厚木市)と、双方の人財活用に関わるパートナーシップを盛り込んだ業務提携契約を締結すると発表した。
主に両社のエンジニアの相互交流を促進し、高い技術力を有する優秀なエンジニアの育成を、より一層加速するという。同提携により、互いの強みを最大限に生かし、持続的な事業成長と中長期的な企業価値の向上をめざすとしている。
★10:06 共栄タンカー-一時ストップ高 イランによるホルムズ海峡封鎖の承認を材料視
共栄タンカー<9130.T>が一時ストップ高。イランメディアが22日に、イラン国会がホルムズ海峡の封鎖を承認したと報じたことが材料視されている。
イランのアラグチ外相は、米国によるイラン核施設への攻撃の対応について「さまざまな選択肢がある」と述べ、ホルムズ海峡封鎖の可能性を排除しなかったとしている。
同社はホルムズ海峡がルートとなる大型原油タンカーを運航しており、航路の海上運賃上昇の期待、原油保管先としてのタンカー需要の思惑などから買われている。同社のほか、明海グループ<9115.T>や飯野海運<9119.T>などの中小型海運株が高い。
共栄タンカー<9130.T>が一時ストップ高。イランメディアが22日に、イラン国会がホルムズ海峡の封鎖を承認したと報じたことが材料視されている。
イランのアラグチ外相は、米国によるイラン核施設への攻撃の対応について「さまざまな選択肢がある」と述べ、ホルムズ海峡封鎖の可能性を排除しなかったとしている。
同社はホルムズ海峡がルートとなる大型原油タンカーを運航しており、航路の海上運賃上昇の期待、原油保管先としてのタンカー需要の思惑などから買われている。同社のほか、明海グループ<9115.T>や飯野海運<9119.T>などの中小型海運株が高い。
★10:16 ニトリHD-新安値 円安進行を嫌気 有事のドル買いで146円台半ば
ニトリホールディングス<9843.T>が新安値。円安進行が嫌気されている。
トランプ米大統領は21日に、米軍がイランの核施設3カ所を空爆したと発表。為替市場では週明け早朝から「有事のドル買い」が先行しており、ドル円は足元146円台半ば(先週末大引け直後は145円台前半)で推移している。原油価格も上昇しており、株価は今後の輸入コスト上昇による業績への影響を警戒した売りが出ている。
ニトリホールディングス<9843.T>が新安値。円安進行が嫌気されている。
トランプ米大統領は21日に、米軍がイランの核施設3カ所を空爆したと発表。為替市場では週明け早朝から「有事のドル買い」が先行しており、ドル円は足元146円台半ば(先週末大引け直後は145円台前半)で推移している。原油価格も上昇しており、株価は今後の輸入コスト上昇による業績への影響を警戒した売りが出ている。
★10:18 JX金属-3日続落 次世代半導体用材料の生産能力3倍に AI向けに需要増=日経
JX金属<5016.T>が3日続落。日本経済新聞電子版は23日5時、同社がデータセンター向けの次世代半導体に使う新たな薄膜材料の生産能力を引き上げると報じた。
記事によると、2026年度に現在の年数十トンから3倍ほどの規模に増やす計画だという。AIなど向けに半導体が微細化するのに伴いニーズが高まる薄膜材料を、今後の収益源へと育てるとしている。
なお、地合いの悪い中、株価への好影響は限定的となっている。
JX金属<5016.T>が3日続落。日本経済新聞電子版は23日5時、同社がデータセンター向けの次世代半導体に使う新たな薄膜材料の生産能力を引き上げると報じた。
記事によると、2026年度に現在の年数十トンから3倍ほどの規模に増やす計画だという。AIなど向けに半導体が微細化するのに伴いニーズが高まる薄膜材料を、今後の収益源へと育てるとしている。
なお、地合いの悪い中、株価への好影響は限定的となっている。
関連ニュース
日本株の最新ニュース
関連コンテンツ