後場コメント No.3 明治HD、豊通商、東製鉄、JFE、ANAP、三菱ケミG

2025/07/18(金) 15:30
★13:40  明治HD-続伸 常温の「生食感チョコ」 出荷2週間で品薄に=日経
 明治ホールディングス<2269.T>が続伸。日本経済新聞電子版は18日13時26分、同社傘下の明治が発売した柔らかい生食感の菓子「生のときしっとりミルク」が人気だと報じた。

 記事によれば、生チョコは冷蔵が多いが、強い力で練り合わせる「生ねり製法」で常温保存、10カ月の賞味期限の似た菓子を実現したという。関東を中心に5月から数量限定で発売すると品切れが相次ぎ、10月以降の再販売を検討するとしている。

★13:53  豊田通商-3日続伸 グループ会社が製造するASR由来の再生プラスチックがトヨタ車に初採用
 豊田通商<8015.T>が3日続伸。同社は18日、グループ会社のプラニックが製造するASR(自動車破砕残さ)由来の再生プラスチックが、国内のトヨタ自動車<7203.T>の「クラウン(スポーツ)」のフロントフェンダシールに採用されたと発表した。
 
 ASR由来を含む回収されたプラスチックは、材質ごとの選別が困難であるため、高品質が求められるCar to Carリサイクルを行うことは難しく、主に焼却処分(熱回収) されてきたという。こうした状況の中、プラニックでは、欧州で実用化された高度比重選別技術・設備を日本国内で初めて導入し、高品質な再生プラスチックの製造とCar to Carリサイクルが可能となり、プラニックの大きな強みとなっているとした。

★14:09  東京製鉄-後場急落 通期営業益を下方修正 1Qは51%減
 東京製鉄<5423.T>が後場急落。同社は18日14時、26.3期通期の連結営業利益予想を従来の190.0億円から161.0億円(前期比46.5%減)に下方修正すると発表した。
 
 関税政策を発端として厳しい海外市況が継続するとともに、国内においても人手不足での建築案件の工期ずれなどを背景にH形鋼の生産が低迷している。今期も低調な滑り出しであり、需要改善に時間を要すると見込む。また、1Q(4-6月)での製品価格の値下げが今後の出荷価格に反映されるとしている。
 
 26.3期1Q(4-6月)の営業利益は47.7億円(前年同期比50.8%減)だった。

★14:18  JFEHD-後場下げ幅拡大 東京製鉄の下方修正を嫌気 鉄鋼株に業績懸念の売り
 JFEホールディングス<5411.T>が後場下げ幅拡大。独立系電炉大手の東京製鉄<5423.T>が18日14時に、26.3期通期の連結営業利益予想を従来の190億円から161億円(前期比46.5%減)に下方修正すると発表したことが嫌気されている。

 下方修正を受けて東京製鉄の株価は足元9%を超える下落。業績見通しの変更については、関税政策や人手不足などを背景に、H形鋼の需要回復に時間を要することなどを理由にあげた。

 東京製鉄の見通しを受け、鉄鋼関連の一角に業績懸念の売りが出ている。同社のほか、日本製鉄<5401.T>、神戸製鋼所<5406.T>なども下げ幅を広げている。

★14:22  ANAP-後場下げ幅縮小 事業再生ADR手続きが成立 債務超過を解消
 ANAP<3189.T>が後場下げ幅縮小。同社は18日14時、事業再生ADR手続きについて、対象債権者の取引金融機関の同意により、2024年7月31日に成立したと発表した。
 
 2024年10月31日付で全ての取引金融機関に対する残債務の弁済を完了し、これに伴い、債務免除の効力が発生した。さらに、同年11月26日開催の同社第33回定時株主総会において、新株式および新株予約権の発行を行うことを決議し、同年11月27日付で新株式および新株予約権の払込み完了がなされ、2025年2月7日付で新株予約権の全ての行使が完了し、25.8期上期末時点において債務超過を解消したという。
 
 また、同日開催された臨時株主総会において、第三者割当による新株式発行および第7回新株予約権発行について承認され、大幅な資本増強を行うこととなり、事業再生計画を終結するに至ったとしている。
 

★14:25  三菱ケミカルG-続伸 超臨界水を用いた油化技術を有するLicellaに出資
 三菱ケミカルグループ<4188.T>が続伸。同社は18日、CVC子会社のDiamond Edge Ventures(米国)を通じて、使用済みプラスチックやバイオマスの革新的な油化技術を有する豪州Licella Holdingsに出資したと発表した。

 LicellaのCat-HTRプロセスは、高温高圧の超臨界水の中で使用済みプラスチックやバイオマスを油化し、精製して化学品原料やSAF(Sustainable Aviation Fuel)などを製造する革新的な技術だという。
 
 同社は経営ビジョン「KAITEKI Vision 35」において、「グリーン・ケミカルの安定供給基盤」を注力事業領域のひとつに位置づけており、将来的なケミカルリサイクル設備の大型化を視野に入れて、原料多様化に向けた検討を進めているという。今回の出資により、Licellaとの連携を深め、使用済みプラスチックやバイオマスを原料に用いた油化技術の社会実装とリサイクル事業の拡大をめざすとしている。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 39,819.11 -82.08
TOPIX 2,834.48 -5.33
グロース250 738.11 -9.63
NYダウ 44,484.49 +229.71
ナスダック総合 20,885.65 +155.16
ドル/円 148.54 -0.07
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ