後場コメント No.6 中発条、アツギ、カナデン、東海理化、青山商、キッセイ薬

2025/07/30(水) 15:30
★14:25  中央発条-後場急落 1Q最終益37%減 為替差損の計上など響く
 中央発条<5992.T>が後場急落。同社は30日14時20分、26.3期1Q(4-6月)の連結純利益は6.1億円(前年同期比37.4%減)だったと発表した。

 新製品スタビライザの出荷増加による収益構造の改善、前年生じた一部の取引先における生産停止影響の解消などにより営業増益となった。一方、固定資産除売却損や為替差損の計上などにより最終減益となった。

 併せて、26.3期の年間配当予想を従来の40円から60円(前期は40円)に引き上げることも発表した。中間、期末をそれぞれ20円から30円に増額する。

 なお、株価は最終減益を嫌気した売りが優勢となっている。

★14:35  アツギ-後場下げ幅拡大 1Q営業赤字拡大 レッグウェア分野での高単価商品の販売苦戦響く
 アツギ<3529.T>が後場下げ幅拡大。同社は7月30日14時30分に、26.3期1Q(4-6月)の連結営業損益は5.2億円の赤字(前年同期は2.8億円の赤字)だったと発表した。繊維事業が、レッグウェア分野において購入単価の高い商品の販売が苦戦したことなどにより、減収減益となったことが響いた。

★14:38  カナデン-後場急落 1Q最終益13%減 為替差損の計上が響く
 カナデン<8081.T>が後場急落。同社は30日14時30分、26.3期1Q(4-6月)の連結純利益は3.1億円(前年同期比12.9%減)だったと発表した。

 情通・デバイス事業が順調に推移したことで営業増益となった。一方、為替差損の計上により最終減益となった。

★14:44  東海理化-後場上げ幅拡大 1Q営業益10%増 北米セグメントが好調
 東海理化<6995.T>が後場上げ幅拡大。同社は7月30日14時40分に、26.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は78.3億円(前年同期比10.0%増)だったと発表した。北米セグメントが、原材料の価格高騰分の売価への転嫁が進んだことなどにより、大幅な増益となったことが寄与した。

★14:49  青山商事-続伸 ビジネスで着ることを想定したハーフパンツ発売
 青山商事<8219.T>が続伸。同社は30日に、カジュアル化が進むビジネスウエア市場に向けて、「オフィパック」シリーズからビジネスで着ることを想定したハーフパンツを、「スーツスクエア」全店、および公式オンラインストアで発売したと発表した。

 ハーフパンツは、丈が長すぎるとトップスや足元とのバランスが取りにくく、短すぎると清潔さを感じにくいことから、程よく膝が見える丈に設計したという。裾幅は、座った時に窮屈さを感じない程度に絞ったほか、センターに折り目を入れることで、ハーフパンツながらも上品な印象に仕上げている。また生地は、接触冷感素材で肌離れが良く清涼感があるなど、暑い夏でも快適に着用できる仕様にしたとしている。

★14:58  キッセイ薬品工業-野村が目標株価引き上げ 成長に向けた一手は注目に値する
 キッセイ薬品工業<4547.T>が反落。野村証券では、一時金支払いで営業損益は見栄えが悪いが、成長に向けた一手は注目に値すると評価。投資判断は「買い」を継続し、目標株価を4900円→5100円に引き上げた。

 野村では、同社が研究開発投資100億円が追加的に発生したことを主因に会社計画を下方修正したことから、これに伴い26.3期のEBITDA予想を引き下げた。しかし、今回の大規模な投資は中計のアロケーションの範囲内であるとし、27.3期以降の中期的な営業利益の不透明さは軽減されたと想定。一過性損益を除く業績は足元好調であり、依然株価アップサイドはあるとみている。


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