前場コメント No.8 SBI、パルステック、フジミインコ、サイゼリヤ、全国保証、朝日工

2025/08/07(木) 11:30
★9:41  SBIHD-大和が目標株価を引き上げ 事業再構築と投資回収が進む
 SBIホールディングス<8473.T>が堅調。大和証券では、事業再構築と投資回収が進むとコメント。投資判断は「2(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は4500円→6300円に引き上げた。

 大和では、1Q決算及び事業ポートフォリオの入替えを反映させる形で業績予想を見直した。当期利益の見通しについて、25年度:従来予想1300億円→2800億円に増額。従来予想との比較では、(1)1Qの公正価値評価の貢献、(2)住信SBIネット銀行の関連会社売却益、(3)教保生命保険に係る負ののれん発生益等を織り込んだ。デジタル分野の集中投資が回収期を迎えているほか、SBI新生銀行と米Rippleの潜在性などにも注目している。

★9:43  パルステック工業-急落 上期営業赤字拡大 ヘルスケア装置関連がセグメント赤字転落
 パルステック工業<6894.T>が急落。同社は6日、25.12期上期(1-6月)の連結営業損益は2600万円の赤字(前年同期は1200万円の赤字)だったと発表した。

 ヘルスケア装置関連セグメントは、一部の受託開発案件における計画変更や新規の受託開発の開始時期が先送りになったことなどが響き、セグメント赤字転落となったとしている。
  

★9:46  フジミインコ-急落 1Q最終益10%減 台湾ドル高による為替差損計上が響く
 フジミインコーポレーテッド<5384.T>が急落。同社は6日、26.3期1Q(4-6月)の連結純利益は18.6億円(前年同期比10.4%減)だったと発表した。

 先端半導体向けCMP製品およびシリコンウェハー向け製品の販売が好調に推移したことで営業増益となった。一方、台湾ドルが米ドル・日本円などに対して独歩高となったことによる一時的な為替差損を計上したため、経常減益となった。

★9:47  サイゼリヤ-大和が目標株価を引き上げ 26/8期から利益成長は再加速へ
 サイゼリヤ<7581.T>が小幅高。大和証券では、26/8期から利益成長は再加速を予想。投資判断は「1(買い)」を継続し、目標株価は6100円→6300円に引き上げた。

 大和では、予想は小幅減額も業績の基本的見方は変わらないという。中国本土の好立地・好条件の店舗展開は中長期的に利益貢献すると予想。日本は既存店売上高の好調を背景に店舗純増ペースのもう一段のアップに期待している。苦戦している中国本土の既存店売上高は26/8期の上期で底を打つとみている。また、アジア全体の店舗純増は従来の100~110店程度から、26/8期に約70店、27/8期に約80店に減速すると予想。25/8期は営業利益が会社計画並みの小幅増に留まるも、26/8期~27/8期は日本の利益率改善と海外出店の質的拡大により、営業増益率が高まると解説している。

★9:48  全国保証-大和が目標株価を引き上げ 順調な滑り出し、提携金融機関の利用も進む
 全国保証<7164.T>が反発。大和証券では、順調な滑り出し、提携金融機関の利用も進むとコメント。投資判断は「2(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は3300円→3400円に引き上げた。

 大和では、業績予想を継続。営業利益で26/3期が426億円(前期比+1.5%、会社計画416億円)、27/3期が430億円(同+0.9%)と見込む。26/3期は与信コストが低位に推移したことで利益段階では順調な滑り出しとなったと指摘。住宅ローン市場は活況ではないものの、提携金融機関の保証利用が進んだことは好感されるとみている。既存保証残高の獲得は年度後半に向けて増加傾向になると予想している。

★9:54  朝日工業社-急騰 1Q営業益2.1倍 設備工事事業で売上総利益率が改善
 朝日工業社<1975.T>が急騰。同社は5日、26.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は18.9億円(前年同期比2.1倍)だったと発表した。主力の設備工事事業において、売上総利益率が改善したことなどが寄与した。
 

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