後場コメント No.2 FCE、NXHD、ニコン、トレードワクス、イオン、揚羽

2025/08/12(火) 15:30
★12:35  FCE-後場下げ幅縮小 通期営業益を上方修正 期末配当予想を増額
 FCE<9564.T>が後場下げ幅縮小。同社は12日12時、25.9期通期の連結営業利益予想を従来の9.0億円から9.1億円(前期比26.1%増)に上方修正すると発表した。

 積極的な拡販施策の結果、25.9期3Qにおいて、RPA Robo-Pat DXを中心としたDX推進事業の売上高が堅調で、想定以上の導入企業数となり、7月末の時点で期初に立てた9月末の目標である導入企業数1740社を超える水準で着地したこともあり、残りの3か月間においても前回予想対比での増収も見込まれることを踏まえた。

 25.9期3Q累計(10-6月)の連結営業利益は9.2億円(前年同期比26.7%増)だった。

 併せて25.9期の期末配当予想を7円から7.5円に上方修正すると発表した。年間配当予想も同額となる。

★12:39  NXHD-野村が投資判断引き下げ 株価上昇と短期業績を考慮
 NIPPON EXPRESSホールディングス<9147.T>が急落。野村証券では、株価上昇と短期業績を考慮。投資判断を「Buy」→「Neutral」に引き下げ、目標株価は3500円→3700円へ引き上げた。

 野村では、これまでの株価上昇により割安感が薄れたこと、4-6月期決算は米国の関税引き上げの影響もあり海外事業が低迷し下期も回復が進みにくいこと、26年度に営業利益1000億円以上に向けた具体策と実行を今後見極めていく必要があると考えていることなどから、投資判断を引き下げた。また、従来は25.12期予想基準PERで市場平均に対し若干のディスカウントだったが、基準期を変更し、事業環境や収益性改善の取り組みがまだ見えていない点を考慮してディスカウント率を拡大したとしている。

★12:48  ニコン-MSMUFGが目標株価引き下げ 半導体製造装置市場の盛り上がりに乗れない
 ニコン<7731.T>が3日ぶり反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では、半導体製造装置市場の盛り上がりに乗れないと指摘。投資判断は「Underweight」を継続し、目標株価を1100円→1000円に引き下げた。

 MSMUFGでは、8月8日の決算後取材で関税の影響や業績計画の前提を確認。事業環境は厳しさを増しており、映像事業はデジカメの売れ筋が低価格帯にシフト、ヘルスケアは米国政府のアカデミアの補助金停止で需要が減速していると指摘した。また、半導体製造装置の市場環境は若干改善しているが、同社と関係が深い顧客は構造改革を推進中で、大型投資は当座は期待できないと考えている。

★12:54  トレードワークス-ストップ高買い気配 1株を10株に分割 基準日は9月30日
 トレードワークス<3997.T>がストップ高買い気配。同社は8日、株式分割を行うと発表した。9月30日を基準日として、1株につき10株の割合をもって分割する。

★12:54  トレードワークス-ストップ高買い気配 上期営業赤字縮小 株式分割も発表
 トレードワークス<3997.T>がストップ高買い気配。同社は8日、25.12期上期(1-6月)の連結営業損益は4200万円の赤字(前年同期は1億8800万円の赤字)だったと発表した。

 売上高は、検収遅延による期ずれ(3Qへ1.3億円程度のずれ込み)がありながらもおおむね計画通り推移。販売価格の見直しと原価管理強化が寄与し、粗利率30%の案件売り上げが増加したほか、不採算案件が減少したとしている。

 なお、同日発表された株式分割も好感されている。

★12:58  イオン-岡三がレーティングを引き上げ 業績改善は持続性が高い
 イオン<8267.T>が大幅続伸。岡三証券では、業績改善は持続性が高いと指摘。レーティングは「中立」→「強気」に引き上げ、目標株価は4600円→6500円に引き上げた。

 岡三では、構造改革は主力事業である小売事業の収益性改善を進めてきたと指摘。この成果は26/2期1QにGMS事業で顕在化しつつあるとし、業績改善は持続性が高いと判断している。通期では会社計画に含まれないツルハHDの統合効果(のれん償却前で120~130億円を予想)や、イオンモール等の完全子会社化による少数株主利益の減少効果(約100億円と予想)が補完すると予想。2Q以降も小売事業の成長期待は高まるとみている。


★13:00  揚羽-ストップ安売り気配 3Q累計最終赤字転落 株主優待費用や採用強化など響く
 揚羽<9330.T>がストップ安売り気配。同社は8日、25.9期3Q累計(10-6月)の純損益は2100万円の赤字(前年同期は2800万円の黒字)だったと発表した。3Q(4-6月)は7900万円の赤字となった。

 前年同期にはなかった株主優待費用の発生や即戦力社員の採用強化により販管費が増加した。また、前年同期に計上した保険解約返戻金の反動減なども響いた。

 なお、株価は下落スタートから一時ストップ高まで上昇。その後はストップ安まで急落するなど荒い値動きとなっている。


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