前場コメント No.6 PKSHA、グロバルウェ、ジモティー、高砂熱、Speee、ワシントンホテル

2025/08/15(金) 11:30
★9:25  PKSHA-反発 1Q最終益60%増 ソリューション案件獲得などが寄与
 PKSHA Technology<3993.T>が反発。同社は14日、25.9期3Q累計(10-6月)の連結純利益(IFRS)は27.0億円(前年同期比60.4%増)だったと発表した。AI Research & Solution事業におけるソリューション案件の獲得と、AI SaaS事業におけるプロダクトの販売が拡大したことなどが寄与した。市場コンセンサスは27.4億円。
 

★9:32  グローバルウェイ-急落 1Q営業赤字縮小も対年間予算での軟調推移を懸念
 グローバルウェイ<3936.T>が急落。同社は8月14日、26.3期1Q(4-6月)の連結営業損益は5500万円の赤字(前年同期は2億2300万円の赤字)だったと発表した。通期の会社計画1億4200万円の黒字は据え置いた。

 グループ会社の収益増加により、結売上高は大きく増加した。プロジェクトや全社での収益改善が功を奏したこともあり、赤字縮小となった。

 併せて発表した決算説明資料において、「売上高・セグメント利益ともに対年間予算では軟調に推移。下期の案件受注に向けて、AIやデジタル活用に関する営業活動を推進中」と記載されており、通期の未達懸念から株価は売りが優勢となっている。

★9:37  ジモティー-急騰 上期営業益5.2%減もジモティースポットの大幅増収を好感
 ジモティー<7082.T>が急騰。同社は14日、25.12期上期(1-6月)の営業利益は2.8億円(前年同期比5.2%減)だったと発表した。

 増収となったものの、販管費率の上昇が響いた。一方、新規出店と既存店の継続成長が寄与し、自治体との共同リユース拠点「ジモティースポット」の売り上げは前年同期比2.8倍と大幅に成長したとしている。

 なお株価は、ジモティースポットの大幅増収が好感され、買いが優勢となっている。
  

★9:39  高砂熱学工業-東海東京が目標株価を引き上げ 産業設備の好調や生産性向上で収益は一段と拡大
 高砂熱学工業<1969.T>が小幅安。東海東京インテリジェンス・ラボでは、産業設備の好調や生産性向上で収益は一段と拡大と指摘。投資判断は「Outperform」を継続し、目標株価は8600円→9900円に引き上げた。

 東海東京では、産業設備、一般設備ともに需要好調が継続するとみている。また、引き続き、工事利益率の上昇を伴う収益拡大を見込む。ただし、1Q決算の状況などから、従来想定していた以上に利益率向上の取り組み(受注時利益の確保や施工の生産性向上)が奏功していると判断。売上総利益率は、25/3期実績18.8%→26/3期予想20.6%(従来19.9%)→27/3期予想21.6%(同20.8%)とし、営業利益予想は、26/3期480億円(従来420億円)→273期550億円(同480億円)に引き上げた。

★9:43  Speee-急落 通期最終赤字8.8億円見込む 3Q累計は最終赤字4.9億円
 Speee<4499.T>が急落。同社は14日に、25.9期通期の連結純損益予想を従来の6億1400万円の赤字から8億7800万円の赤字(前期は2億4400万円の黒字)に下方修正すると発表した。

 下期はレガシー産業DXのユーザー獲得数、DXコンサルティングの顧客数が計画に対し未達となる見込みであり、両セグメントの売上高が計画を下回る見込み。また、レガシー産業DXにおいては、ユーザーの検索行動の変化に伴う集客効率の悪化により、前年同期比で広告宣伝費率が上昇し、DXコンサルティングは売上高の未達にともない各段階利益も未達となる見込みであることが響く。

 25.9期3Q累計(10-6月)の連結純損益は4億8900万円の赤字(前年同期は2700万円の赤字)だった。

★9:44  ワシントンホテル-急騰 通期営業益を上方修正 増配も発表
 ワシントンホテル<4691.T>が急騰。同社は14日、26.3期通期の営業利益予想を従来の26.4億円から30.5億円(前期比36.1%増)に上方修正すると発表した。

 1Qは、年度始めや春の観光シーズンにより全国的に宿泊需要が高水準で推移したことに加え、同社においては近畿地7ホテルで大阪・関西万博開催による集客効果が想定以上だったことや、名古屋や博多地区においても訪日観光客需要の高まりを受け好調に推移したこともあり、客室稼働率やADR(平均客室単価)が想定を上回って推移。レベニューコントロールによる単価上昇も踏まえた。

 26.3期1Q累計(4-6月)の営業利益は10.4億円(前年同期比3.0倍)だった。

 併せて26.3期の期末配当予想を22円から26円(前期末は20円)に上方修正すると発表した。年間配当予想も同額となる。
  

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