前場コメント No.7  インテM、メタウォーター、AGC、冶金工、東製鉄、日東紡

2025/08/15(金) 11:30
★9:47  インティメートマージャー-急騰 3Q累計営業益2.7倍 通期計画を超過
 インティメート・マージャー<7072.T>が急騰。同社は14日、25.9期3Q累計(10-6月)の連結営業利益は1.8億円(前年同期比2.7倍)だったと発表した。なお、25.9期通期の営業利益予想は1.7億円となっており、3Q累計時点で超過している。

 収益性の高いソリューションの売り上げ比率が増加し、利益率が改善した。業務効率化の進展によりコストの最適化を行い、販管費を抑制したことも寄与した。
 

★9:52  メタウォーター-大和が投資判断を引き下げ 好調な業績は続こうがPERに割安感は小さい
メタウォーター<9551.T>が軟調。大和証券では、好調な業績は続こうがPERに割安感は小さいと指摘。投資判断は「2(アウトパフォーム)」→「3(中立)」に引き下げ、目標株価は2500円→2720円に引き上げた。

 大和では、2025年度の営業利益を前期比13%増の120億円、2026年度を同13%増の135億円と予想している。米国におけるクロスメディアフィルタ(CMF)の拡販を中心に海外事業が利益を牽引すると想定。また、環境エンジニアリング事業(EE)やシステムソリューション事業(SS)を中心とした国内ビジネスも増益基調で推移することに期待している。高水準の受注高に加え、人件費や資機材費の高騰を一定程度は売価に反映できる環境になっている模様である点も追い風とコメントした。

★9:53  AGC-大和が投資判断を引き下げ 構造改革に加えて各種市況の改善が必要な局面
 AGC<5201.T>が軟調。大和証券では、構造改革に加えて各種市況の改善が必要な局面と指摘。投資判断は「2(アウトパフォーム)」→「3(中立)」に引き下げ、目標株価は5000円で据え置いた。

 大和では、25/12期連結業績予想を売上高2兆700億円(前期比微増)、営業利益1150億円(同9%減)と前回予想から下方修正した。2Qまでの決算状況や化学品市況低迷などの影響を考慮することが主な要因という。ライフサイエンス事業は米国拠点からの撤退で今後の業績改善が見込まれるが、化学品市況の回復には時間を要するとみるほか、電子事業ではEUVマスクブランクスの伸び率が期初想定よりも鈍化するリスクが台頭しており、これらを考慮すると当面は厳しい事業環境が継続すると考えている。

★9:53  日本冶金工業-大和が投資判断を引き下げ 利回りが株価を下支え、成長シナリオに課題
 日本冶金工業<5480.T>が軟調。大和証券では、利回りが株価を下支え、成長シナリオに課題と指摘。投資判断は「2(アウトパフォーム)」→「3(中立)」に引き下げ、目標株価は5600円→4700円に引き下げた。

 大和では、営業利益で25年度:151億円(従来230億円)、26年度:165億円(同237億円)へ減額。従来比では、高機能材に関する中国太陽光パネル向け販売減速、一般材の内需低迷等を考慮し、販売数量前提を下方修正した。配当利回り等が株価を下支えするものの、株価の本格的上昇には販売数量拡大等による成長シナリオが明確に示される必要があると判断している。

★9:54  東京製鐵-大和が投資判断を引き下げ 内需低迷が成長シナリオの足枷になっている
 東京製鐵<5423.T>が軟調。大和証券では、内需低迷が成長シナリオの足枷になっていると指摘。投資判断は「2(アウトパフォーム)」→「3(中立)」に引き下げ、目標株価は1700円で据え置いた。

 大和では、営業利益で25年度:157億円(従来192億円)、26年度:162億円(同198億円)へ減額。従来比では、建設向けの鋼材内需低迷等を考慮して販売数量前提を引き下げた。下期計画は1Q決算発表時に見直されなかったが、販売数量面では下振れリスクが高まっており、今回の業績計画下方修正で悪材料出尽くしとは言い切れないと考えている。他方、2Q決算以降で自己株式取得が発表される可能性には引き続き期待している。

★9:55  日東紡-大和が投資判断を引き下げ 競争力に変化はないが生産能力がボトルネック
日東紡<3110.T>が軟調。大和証券では、競争力に変化はないが、生産能力がボトルネックと指摘。投資判断は「2(アウトパフォーム)」→「3(中立)」に引き下げ、目標株価は6000円で据え置いた。

 大和では、26/3期連結業績予想を売上高1210億円(前期比11%増)、営業利益180億円(同9%増)と前回予想を据え置いた。スペシャルガラスの販売が、AI向けを中心に2Q以降も堅調に推移すると見込むため据え置いたという。スペシャルガラスの中でもNERガラスはAIサーバー向けの需要が堅調な模様で、今後の収益寄与に期待。また、需要が一段と高まれば、現状の想定を上回る業績ドライバーとなる可能性もあり、今後の展開に期待している。


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